ANAの手荷物ルール2026|国内線の預け入れと機内持ち込みを整理

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「前に使っていたスーツケース、今のルールでもそのまま持ち込めるのかな……」

2026年に入ってから、ANAの手荷物まわりのルールが、いくつか変わりました。国内線では、2026年5月19日から運賃体系が「シンプル」「スタンダード」「フレックス」の3種類になり、無料で預けられる荷物の数が運賃によって違うようになりました。さらに、機内持ち込み手荷物についても、2026年4月1日と7月1日に、段階的にルールが変わっています。

私は、旅行の準備の中で、手荷物のルールがいちばん「うっかり」が起きやすい部分だと感じています。運賃や宿の予約は、何度も確認します。でも、荷物のサイズや重さは、前回の旅で問題なかったから大丈夫、と思ってしまいがちなんですよね。そして空港のカウンターで、「あれ、これ追加料金がかかるの?」と気づく。そんな場面を想像するだけで、ちょっと冷や汗が出ます。

この記事では、ANAの手荷物ルール(機内持ち込み・預け入れ)を、2026年10月時点で整理します。さらに、荷物の数や重さによって追加料金がどのくらいかかるのか、運賃の選び方とどう関係してくるのかも、簡単な試算で確認していきます。ルールや料金は変更される可能性があるので、実際に利用する前には、必ずANA公式サイトの最新の案内を確認してください。

国内線の預け入れ手荷物|運賃と荷物の新しい関係

まずは、国内線の預け入れ手荷物から整理します。2026年5月19日以降、運賃の種類によって無料で預けられる荷物の数が変わりました。ここは、運賃選びにも直結するポイントです。

シンプルは1個、スタンダードとフレックスは2個

2026年5月19日以降の国内線では、運賃の種類ごとに、無料で預けられる荷物の数が違います。

運賃無料の預け入れ個数備考(執筆時点の目安)
シンプル1個変更不可、マイル積算率は低め
スタンダード2個有料で変更可、マイル積算率は中間
フレックス2個変更無料、マイル積算率は最大

シンプル運賃は、運賃が安い代わりに、無料で預けられる荷物が1個になりました。これまでは、運賃を問わず2個まで無料という感覚の人も多かったと思います。私もその一人で、「荷物は2個まで大丈夫」と思い込んでいた時期がありました。

つまり、荷物が多めの旅行では、シンプルを選んだつもりが、追加料金で結局高くついた、ということが起こり得ます。この「運賃の安さ」と「荷物の追加料金」の関係は、あとで試算します。

また、預け入れ手荷物の基本的な条件として、1個あたりの重さは23kgまで、3辺の合計は158cm以内、とされています。この基準を超えると、追加料金がかかる可能性があります。

超過した場合の追加料金の目安

預け入れ手荷物が、個数・重さ・サイズの基準を超えた場合、追加料金がかかります。執筆時点で確認できた目安は、次のとおりです。

超過の内容追加料金の目安
無料の個数を超えた(1個につき)5,500円
重さが23kgを超え32kgまで1,100円
重さが32kgを超え45kgまで5,500円
サイズが基準を超えた(3辺の合計が158cm超など)5,500円

こうして見ると、個数の超過とサイズの超過は、どちらも5,500円と、わりと高めです。シンプル運賃で2個目を預けると、5,500円の追加です。逆に、重さが少し超えただけなら、1,100円で済みます。

ここで私が気づいたのは、「個数を減らす工夫」のほうが、重さを気にするより効果が大きい、ということです。たとえば、2個に分けるより、1個の大きめのスーツケースにまとめたほうが、追加料金は避けられます。ただし、1個にまとめて重くしすぎると、23kgを超えて1,100円かかります。このバランスが、手荷物のコスト管理のポイントです。

もう少し具体的に、重さの超過がどのくらいの負担なのかを、仮の例で見てみます。往復で、行きは22kg、帰りはお土産で26kgになったとします。行きは基準内なので0円、帰りは23kg超32kgまでの区分なので、1,100円の目安です。往復合計でも1,100円。それなら、無理に中身を捨てるより、払って持ち帰るという判断もありだと思います。

一方、帰りにもう1個、お土産用のバッグを預けるとなると、シンプル運賃の場合は5,500円です。同じ荷物でも、「重くする」か「個数を増やす」かで、負担が5倍も違います。お土産が増えそうなときは、あらかじめ大きめのスーツケースを選ぶほうが、結果的に安くなることが多いのではないかと思います。

つまり、追加料金の考え方は、次のようにまとめられます。

  • 個数の超過とサイズの超過は高い(目安5,500円)
  • 重さの超過は、23〜32kgなら比較的安い(目安1,100円)
  • 32kgを超えると、一気に高くなる(目安5,500円)

この3つを頭に入れておけば、荷造りで迷ったときの判断軸になります。

なお、料金や条件は変更される場合があるので、実際に預けるときは、公式サイトの最新の案内を確認してください。

運賃の安さと荷物の追加料金を試算してみる

では、実際に試算してみます。以下は、私が仮に置いた条件での計算で、実際の体験談ではありません。運賃の金額も、一例として羽田〜那覇の例(執筆時点の目安)を使います。

シンプル運賃が23,790円、スタンダード運賃が28,410円という例で考えてみます。

荷物が1個だけの場合は、シンプルのほうが4,620円安いので、当然シンプルがお得です。

荷物が2個の場合はどうでしょうか。シンプルは、1個目が無料、2個目が5,500円。合計で、23,790円+5,500円=29,290円です。スタンダードは28,410円のままです。つまり、荷物が2個になると、スタンダードのほうが880円安くなります。

さらに、往復で考えるとどうでしょう。往路・復路それぞれで荷物が2個の場合、シンプルは追加料金が往復で11,000円。スタンダードのほうが、往復で大きく安くなる可能性があります。

もちろん、これは仮の数字ですし、運賃は日によって変わります。でも、「荷物が2個になるなら、スタンダードも比べてみる」という考え方は、役に立つと思います。

このブログの別の記事でも、国内線の新運賃の選び方を詳しく整理しています。運賃選びの全体像が気になる方は、あわせて見てみてください。

さらに、家族旅行だと、1人が1個ではなく、家族でスーツケースを共有する場合もあります。その場合は、運賃ごとの無料個数と、家族の人数を掛け合わせて考えると、整理しやすいです。たとえば、3人家族でスーツケース2個の旅なら、1人1個の無料枠が使える運賃で、1人あたりの荷物は少なくて済みます。

家族旅行・出張・ゴルフなど、シーン別の考え方

ここでは、シーン別に、預け入れ荷物の考え方を整理してみます。以下は、私が想定したパターンで、実際の体験談ではありません。

まず、1泊2日の出張です。着替えは1セット、パソコンと書類があるくらいなら、機内持ち込みだけで済むことが多いと思います。預け入れなしなら、到着後に荷物を待つ時間も省けます。この場合は、シンプル運賃で十分だと考えられます。

次に、夫婦2人で3泊4日の旅行。スーツケースを1人1個持つなら、シンプルでも、1人1個ずつの無料枠で収まる計算です。ただし、お土産で荷物が増えそうなら、帰りだけ運賃を変えるなど、往復で分けて考える手もあります。

3つ目は、小さな子どもがいる家族旅行です。ベビーカーやチャイルドシートなど、特別な荷物がある場合は、通常の手荷物と扱いが違うことがあります。こうした荷物の扱いは、ANAの公式サイトで個別に案内されていることが多いので、必ず確認してください。

4つ目は、ゴルフやスキー、サーフィンなど、スポーツ用品を持っていく旅です。スポーツ用品は、サイズや重さが基準を超えやすく、専用の取り扱いルールがあるケースもあります。これも、公式の案内で個別に確認するのが安心です。私自身、この分野の細かいルールまでは確認しきれていないので、断定的なことは書かないでおきます。

どのシーンでも共通しているのは、「出発の1週間前までに、荷物の数・重さ・サイズを確認しておく」ことです。直前になって慌てると、判断を誤りやすいんですよね。

機内持ち込み手荷物|2026年の2段階の変更

次は、機内持ち込み手荷物です。こちらは、2026年4月1日と7月1日に、段階的にルールが整理されました。

2026年4月1日から|持ち込みの考え方が整理された

2026年4月1日から、航空業界のガイドラインとして、機内持ち込み手荷物の考え方が整理されました。大きく言うと、次のような内容です。

  • 持ち込めるのは、基本的に2個まで
  • 自分で持ち上げられる重さであること
  • 合計の重さは10kgまでを目安にする

この内容は、「自分で頭上の荷物入れに上げられるか」という点を重視しているのが特徴です。重い荷物を、周りの乗客に手伝ってもらうのは、本人にも周囲にも負担になりますよね。そうした安全面やマナーの面から、整理されたルールだと感じました。

私が気になっているのは、「10kgまで」という基準です。ノートパソコンや、カメラ、お土産など、機内に持ち込みたい荷物は意外と重くなりがちです。出発前に、一度荷物を量ってみることをおすすめします。

なお、各航空会社が、このガイドラインにどう対応するかは、会社ごとに異なる場合があります。ANAの具体的な運用は、公式サイトで確認してください。

ここで、機内持ち込みの「10kg」について、もう少し考えてみます。ノートパソコン(約1.5kg)、タブレット(約0.5kg)、カメラ(約1kg)、充電器やケーブル類(約1kg)、財布や小物(約1kg)、飲み物や食べ物(約1kg)を合計すると、それだけで約6kgです。ここに上着や本などが加わると、10kgは意外とすぐに近づきます。上の数字は、私が目安として置いた重さで、実際の重さは持ち物によって違います。

そして、機内持ち込みは、2個までという考え方です。小型のスーツケースとリュックの2個にして、その合計が10kg以内。これを守るには、重いものを預け入れ荷物に回し、機内にはすぐ使うものだけを持ち込むのが現実的です。

反対に、預け入れを使わない「機内持ち込みのみ」の旅をしたい人にとっては、10kg以内というのは、かなり厳しい制約になります。2泊3日でも、工夫がいります。無理をせず、必要なら預け入れ荷物を使うのも、ひとつの選択です。快適に旅するための工夫であって、荷物を減らすこと自体が目的ではありませんから。

2026年7月1日から|身の回り品のサイズが明確に

2026年7月1日から、ANAでは、機内持ち込み手荷物のうち、「身の回り品」のサイズが明確になりました。具体的には、身の回り品は、40cm×30cm×20cm以内とされています。

身の回り品というのは、ハンドバッグや小型のリュック、ノートパソコンのバッグなど、座席の下に置ける小さな荷物のことです。「身の回り品は、荷物の数に含めなくていいのでは?」と思っていた人もいるかもしれません。でも、サイズが決まったことで、大きめのトートバッグなどが、身の回り品として認められない可能性が出てきます。

また、機内に持ち込める「手荷物」本体のサイズも、機体の座席数によって違うとされています。

機材(座席数)3辺の目安3辺の合計
座席数が100席以上の機材55cm×40cm×25cm以内115cm以内
座席数が100席未満の機材45cm×35cm×20cm以内100cm以内

つまり、同じANAでも、小型機に乗る路線では、より小さな荷物しか持ち込めない可能性があります。地方路線では、小型機を使うことも多いので、注意が必要です。私も、これまで機材を意識して荷物を選んだことがなかったので、少し驚きました。

予約した便の機材は、ANA公式サイトの予約確認画面などで確認できる場合があります。機材は変更されることもあるので、搭乗の直前にも、念のため確認しておくとよいと思います。

持ち込みサイズを測るときの、ちょっとしたコツ

実際にスーツケースを測るとき、気をつけたいポイントがあります。それは、「ハンドルやキャスターも含めて測る」ということです。

スーツケースの仕様に書かれているサイズは、本体だけのことが多く、キャスターやハンドルを含めると、数センチ大きくなる場合があります。55cm×40cm×25cmの基準ギリギリのスーツケースは、実際に測ると超えてしまう、ということも考えられます。

測り方は簡単です。

  • メジャーで、高さ(キャスターを含む)、幅、奥行き(ポケットなどの出っ張りを含む)を測る
  • 3辺の合計も計算して、基準以内かを確認する
  • 荷物を詰めた状態で、もう一度測る(膨らんで大きくなることがあります)
  • 重さも、荷物を詰めた状態で量る

特に、荷物を詰めた状態での測り直しは、意外と見落とされがちです。パンパンに詰めたスーツケースは、側面が膨らんで、奥行きが基準を超えることがあります。私も、旅行の荷造りをしたあとに、改めて測り直すようにしたいと思っています。

こうした「測る手間」を省くために、荷物の重さを量れる小型のスケールや、ベルトで荷物をまとめるアイテムは、便利なものだと思います。無理に何かを買う必要はありませんが、荷物の管理が不安な人には、ひとつ持っておくと安心です(価格や仕様は購入時にご確認ください)。

空港で荷物を手放す前に、確認したいこと

ルールを知っていても、いざ空港に着くと、慌ててしまうことがあります。そこで、チェックイン前に確認しておきたいことを、リストにしました。

  • 預けるスーツケースの鍵やTSAロックが、きちんとかかっているか
  • モバイルバッテリーやリチウム電池を、預け入れ荷物に入れていないか(機内持ち込みにする必要があるとされています)
  • 液体物が、機内持ち込みの規定を超えていないか(国際線は特に注意)
  • 貴重品、パスポート、薬、パソコンなどを、預け荷物に入れていないか
  • 荷物にタグをつけて、外から見ても自分のものだとわかるようにしているか

特に、モバイルバッテリーは、近年ルールが厳しくなっている分野です。預け入れ荷物に入れてはいけない、というのは、もう広く知られていることだと思います。ただ、細かい容量や個数の規定は変更されることがあるので、持っていく前に、最新の案内を確認してください。

また、荷物の見た目も、地味に大事です。黒いスーツケースは、ターンテーブルで他の人のものと見分けがつきにくいですよね。目印のストラップやタグをつけておくと、取り違えを防げます。ベルトを巻いておけば、スーツケースが開くトラブルも予防できます。こうした小物は、手頃な価格で売られているので、気になる方は検討してみてください(価格や仕様は購入時にご確認ください)。

最後に、万が一荷物が届かなかった場合の備えです。着替えや薬など、最低限のものは機内持ち込みにしておくと、安心感が違います。1泊分の着替えを手荷物に入れておくのは、国際線の旅では特にいい習慣だと思います。

荷物で損をしないための、旅の準備術

ここまでの内容を踏まえて、実際の旅の準備にどう活かすかを書きます。荷物のルールは、知っているだけでは意味がなく、準備に落とし込んでこそ役に立ちます。

荷物を減らす工夫と、現地調達の考え方

手荷物の追加料金を避ける、いちばんシンプルな方法は、荷物を減らすことです。ただ、「減らす」といっても、何を減らすかは悩みどころですよね。

私が意識しているのは、次の3つです。

  • 現地で買えるもの(洗面用品、日焼け止めなど)は、持っていかない
  • 着替えは、洗濯する前提で、枚数を減らす
  • 重いもの(本、靴、ドライヤーなど)は、本当に必要かを見直す

特に、ホテルにドライヤーやタオル、アメニティがあることが多いので、これらを持っていかないだけで、荷物はかなり軽くなります。ホテルの設備は、予約時の案内ページで確認できます。

また、お土産の存在も忘れてはいけません。帰りの荷物は、お土産で重くなりがちです。行きは余裕のある荷物にしておいて、帰りに増えた分を吸収できるようにしておくのが理想です。

荷物を減らすコツを、もう少しだけ具体的に書いておきます。

  • 服は「着回せる色」を2〜3色に絞ると、枚数が減る
  • 靴は、履いていくものを含めて2足まで
  • 化粧水やシャンプーは、小さな容器に詰め替える(詰め替え容器は軽く、液漏れ防止のものを選ぶと安心)
  • 充電ケーブルは、1本で複数の機器に対応できるものにまとめる
  • 紙のガイドブックは、必要なページだけ写真に撮って持っていく

こうした工夫で、荷物はかなり軽くなります。私は、荷造りのたびに「これ、本当に使うかな?」と自問するようにしています。結果として、旅行中に一度も使わなかったものは、次回から持っていかないリストに入れておく。その積み重ねで、荷造りは少しずつ上手になっていくと感じます。

もうひとつ、洗濯の前提で枚数を減らすなら、速乾性の高い衣類が便利です。ホテルで洗って、一晩で乾くものなら、3日分の着替えで1週間でも回せます。ただし、洗濯の時間が旅の楽しみを減らしてしまうなら、本末転倒です。自分にとって無理のない範囲で、バランスを取ってください。

「お金をかけるところと節約するところのバランスが大切」。これは、このブログで大事にしている考え方です。荷物についても同じで、追加料金を払ってでも持っていきたいものと、手放していいものを、自分なりに決めておく。それが、納得できる旅につながると思います。

運賃・荷物・マイルを合わせて考える

荷物の話は、運賃の選び方やマイルとも、つながっています。たとえば、スタンダードやフレックスは、荷物の無料枠が大きいだけでなく、マイルの積算率も高めに設定されています。

つまり、シンプルとスタンダードの差額は、「荷物の無料枠」と「マイルの積算」と「変更できるかどうか」の3つの違いを買っている、とも言えます。この3つにどのくらい価値を感じるかで、運賃の選び方が変わります。

状況向いている運賃の目安
日帰り・1泊で荷物が少ないシンプル
2泊以上で荷物が多い、家族連れスタンダード
予定が変わりやすい、直前まで確定しないフレックス

この表は、あくまで私の考え方の目安です。実際は、運賃の差額や、荷物の量を見て、自分で判断してください。

また、マイルを貯めている人は、積算率の違いも考えに入れたいところです。シンプル運賃のマイル積算率は70%、スタンダードは80%、フレックスは100%とされています(執筆時点の目安)。ただし、マイルの価値は人によって違うので、「積算率が高いほど必ず得」とは限りません。

この記事で書いたような、運賃・荷物・マイルを合わせて考える視点は、国内線の新運賃について書いた記事でも詳しく取り上げています。あわせて読んでみてください。

ここで、仮の例でマイルの差も見てみます。羽田〜那覇の片道を、運賃23,790円のシンプルと、28,410円のスタンダードで比べます。マイルの積算率が70%と80%という違いで、区間マイルが仮に984マイルだとすると、積算マイルは、シンプルで約689マイル、スタンダードで約787マイルです(運賃ごとの積算の細かい計算式は、公式の案内を確認してください)。差は約100マイルですから、金額に換算すれば、数十円〜数百円の世界です。

運賃の差額は4,620円なので、マイルの差だけで運賃の差を取り戻すことはできません。つまり、スタンダードを選ぶ理由は、マイルよりも、荷物の無料枠や、変更できる柔軟さにあると考えるのが、現実的だと思います。「マイルを貯めたいからスタンダード」というよりは、「荷物が多いから、ついでにマイルもちょっと貯まる」くらいの感覚です。

荷造りの流れ|1週間前から当日まで

最後に、荷造りの流れを、1週間前から当日までのスケジュールにしてみます。これは私の考えるモデルケースです。

タイミングやること
1週間前使うスーツケースのサイズと重さを確認。運賃の無料枠を確認
3日前荷物を仮詰めして、重さを量る。多ければ減らす
前日本詰め。モバイルバッテリー、貴重品、薬を手荷物へ分ける
当日の朝最終の重さを確認。機材と搭乗口の案内をチェック
空港預け入れの手続き。タグや控えを受け取り、なくさない

このスケジュールのいいところは、「3日前に仮詰めして量る」ステップが入っていることです。前日に初めて量ると、超過していても減らす時間がなく、焦ります。3日前なら、足りないものを買い足したり、荷物を宅配で送ったりする余裕もあります。

ちなみに、荷物を宅配便で先に送る、という手もあります。空港や駅への手荷物配送サービスは、多くの地域にあります。送料はかかりますが、航空会社の追加料金より安く済む場合もあるので、比較してみる価値はあります。料金や条件はサービスによって違うので、利用前に確認してください。

「荷物は少ないほど身軽」。当たり前ですが、これが旅の満足度にも直結すると、私は思っています。

よくある質問

Q. 身の回り品も、手荷物の個数に入りますか?
身の回り品のサイズは、40cm×30cm×20cm以内と案内されています。手荷物の個数の数え方は、変更される場合があるので、最新の案内を確認してください。

Q. 預け入れ手荷物が、23kgを少し超えそうです。
23kgを超え32kgまでは、1,100円の追加料金の目安です。ただし、料金は変更される場合があります。事前に量って、超えそうなら荷物を分けるか、手荷物に移すことを検討してください。

Q. 小型機に乗るときは、荷物を小さくしたほうがいいですか?
100席未満の機材では、持ち込みサイズが小さく設定されています。地方路線では特に、予約した便の機材を確認しておくと安心です。

Q. 国際線も、同じルールですか?
この記事で書いた預け入れの個数や料金は、主に国内線の内容です。国際線は、路線や運賃、搭乗クラスによって条件が違うので、必ず公式の案内を確認してください。

Q. 乳幼児連れの場合は?
2026年5月19日以降の国内線では、幼児の扱いが変わり、2歳未満が対象になっています。荷物の取り扱いも含め、詳しくは公式の案内で確認してください。

まとめ|荷物は「知っているだけで」損を避けられる

2026年に入ってから、ANAの手荷物ルールは、預け入れの無料枠と、機内持ち込みのサイズ基準の両方で整理されました。国内線では運賃によって無料で預けられる個数が違うこと、機内持ち込みの身の回り品は40cm×30cm×20cm以内であること、機材によって持ち込みサイズが違うこと。この3つを押さえておけば、追加料金のリスクはかなり減らせます。

私がこの記事を書きながら、あらためて感じたのは、「ルールは変わる」という当たり前の事実です。昔のルールで覚えていたことが、いつの間にか古くなっている。特に手荷物は、年に数回しか旅行しない人ほど、前回の記憶が頼りになりがちです。だからこそ、旅行の予約を入れたタイミングで、一度公式の案内を読み直す習慣をつけておくと、安心です。

また、荷物の不安がなくなると、旅の準備そのものが楽しくなります。何を持っていこうか、どんな服を着ようか。そんなワクワクする時間を、追加料金の心配で曇らせたくないですよね。

荷物のルールは、地味な話ですよね。でも、旅の最初と最後に、気持ちよく過ごせるかどうかは、意外とここで決まると思います。空港のカウンターで慌てるより、家で荷物を量っておくほうが、ずっと楽です。

なお、この記事の内容は2026年10月時点の目安です。ルールや料金は、予告なく変更されることがあります。実際に利用する前に、必ずANA公式サイトで最新の案内を確認してください。

まずは、次の旅行で使うスーツケースを、メジャーとスケールで測ってみてください。それだけで、旅の準備が、ぐっと安心できるものになると思います!