ANAアップグレードポイント終了前にやること|マイルアップグレードの使い方

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「アップグレードポイント、まだ残っているんだけど、どうしよう……」

ANAのアップグレードポイントが、2027年3月31日でサービス終了になります。このニュースを見て、手元にポイントが残っている方は、ちょっと焦っているのではないでしょうか。私も、最初に終了の案内を見たときは、「期限までに使い切れるかな」と、真っ先に考えてしまいました。

一方で、これまでアップグレードポイントとは縁がなかった方もいると思います。上級会員ではないし、ポイントを持っていない。でも実は、2026年5月19日搭乗分からは、国内線でもマイルを使ったアップグレードができるようになっています。つまり、アップグレードポイントの終了は、「上級会員だけの話」から「マイルを持っている人みんなの話」へ、少しずつ切り替わっていく過程でもあるんですよね。

この記事では、アップグレードポイントの終了までに何をしておけばいいのか、そして終了後はマイルでのアップグレードをどう使えばいいのかを、整理します。「まだポイントがある人」と「これからマイルで使いたい人」の両方に向けて、考え方を書いていきます。なお、内容は執筆時点(2026年10月)のものです。ポイント数、必要マイル、対象路線などは変更される可能性があるので、実際に使う前に、必ずANA公式サイトで最新の案内を確認してください。

アップグレードポイント終了で、何が変わるのか

まずは、何が終わって、何が残るのかを整理します。ここがあいまいなままだと、「失効してしまった」「使えると思っていたのに使えなかった」ということになりかねません。

2027年3月31日のサービス終了と、これまでの流れ

ANAは2025年10月に、アップグレードポイントの提供を2026年度で終了し、2027年3月31日にサービスを終了すると発表しました。アップグレードポイントは、プレミアムメンバー(ダイヤモンド・プラチナ・ブロンズ)が、国際線などで座席をアップグレードするときに使ってきた仕組みです。

流れを時系列で整理すると、次のようになります。

時期出来事(執筆時点で確認できた内容)
2025年10月アップグレードポイントの終了が発表される
2026年5月19日搭乗分から、国内線でもマイルでのアップグレードが利用可能に
2027年3月31日アップグレードポイントのサービス終了
2027年4月頃2027年4月1日時点でダイヤモンドの会員に、50,000マイルを進呈する案内

最後の項目は、ダイヤモンドサービスの資格を持つ会員向けの移行措置です。ダイヤモンド以外のメンバーについての扱いは、公式の案内を確認してください。

私がこの流れを見ていて感じたのは、「ポイント」という専用の通貨をなくして、「マイル」という共通の通貨にまとめていこうとしている、という方向性です。専用通貨は、持っている人にとっては便利でも、持っていない人には縁遠いものでした。マイルに統合されれば、より多くの人がアップグレードを検討できるようになる可能性があります。

もちろん、これは「改悪」と感じる人もいると思います。長年コツコツ貯めてきたポイントの使い道が、なくなっていくわけですから。気持ちはよくわかります。ただ、制度の変化を受け止めて、残された期間でどう動くかを考えるほうが、前向きかなと私は思っています。

手元のポイントは、期限までにどうするのか

では、手元にアップグレードポイントが残っている人は、どうすればいいのでしょうか。ここは、一番気になるところだと思います。

大切なのは、「何ポイント持っているか」「いつまでに使えるか」「どの便に使えるか」の3つを、まず確認することです。ポイントの有効期限は、保有している分によって違う場合があります。マイページで確認できるはずなので、まずはそこを見てください。

そのうえで、使い道を考えます。

  • 期限までに乗る予定の国際線がある場合は、その便のアップグレードに使う
  • 予定がない場合は、アップグレードのために旅の計画を立てる(手元のポイントを活かすため)
  • どうしても使えない場合は、他の使い道がないかを公式の案内で確認する

こうして見ると、「使う予定を作る」ことが、いちばん現実的な対応です。ポイントがもったいないから無理に旅に出る、というのは本末転倒です。でも、もともと行きたかった旅を、ポイントの期限に合わせて少し前倒しにする、くらいなら自然だと思います。

なお、アップグレードポイントの具体的な取り扱いや、失効の条件は、利用条件ページで確認するのが確実です。この記事では、細かい条件までは断定しません。

マイルへの一本化で、何がうれしくて何が不安か

アップグレードがマイルに一本化されることで、うれしい点と、不安な点があります。私なりに整理してみます。

うれしい点は、まず、上級会員でなくてもマイルがあれば挑戦できる可能性があることです。これまで、アップグレードポイントは、一定の搭乗実績がある人にしか貯まらない仕組みでした。マイルなら、カードの利用や提携サービスで貯められるので、裾野が広がります。

次に、国内線でも使えるようになったことです。2026年5月19日搭乗分から、国内線でもマイルアップグレードが利用できるようになりました。出張や帰省で国内線を使う機会が多い人には、身近な選択肢になるかもしれません。

一方で、不安な点もあります。マイルで払うということは、特典航空券に使えるマイルを減らす、ということです。アップグレードにマイルを使うか、特典航空券に使うか。この選択は、ある意味では悩ましいです。

また、アップグレードの空席は限られています。希望の便に、必ず空きがあるとは限りません。マイルを払う準備ができていても、席がなければ使えない。この点は、ポイントのときと同じです。

それから、ポイントと違って、マイルは「特典航空券」「アップグレード」「提携サービスへの交換」など、使い道が複数あります。選択肢が多いのは自由度が高い反面、迷いやすいというデメリットもあります。迷ったときは、「いちばん叶えたい体験は何か」を基準にすると、決めやすくなります。

たとえば、「家族で海外に行きたい」なら特典航空券、「出張を少しでも楽にしたい」ならアップグレード、というように、目的から逆算するわけです。マイルの総量は限られているので、全部を叶えようとせず、優先順位をつけることが、結局は満足度を高めてくれると思います。

私は、「マイルは、どこに使っても価値がある」と考えるようにしています。特典航空券で旅に出るのも、アップグレードで快適に過ごすのも、どちらもマイルの正しい使い方。大事なのは、使ったあとに「納得できた」と思えるかどうかです。

立場別に見る、影響の大きさ

アップグレードポイントの終了は、立場によって影響の大きさが違います。ここでは、3つのタイプに分けて考えてみます。

タイプ影響の大きさ考え方
ポイントを持っている上級会員大きい期限までに使い道を決める。ダイヤモンドは移行措置を確認
上級会員だが、ポイントはあまり使っていない小さいマイルでの代替手段を知っておけば十分
上級会員ではないほとんどないむしろ、マイルで挑戦できるチャンスが広がる

こうして見ると、いちばん影響が大きいのは、ポイントを持っている人です。逆に、これまでアップグレードポイントを使う機会がなかった人にとっては、終了の影響はほとんどありません。

私のまわりにも、「アップグレードポイントは、そもそも貯まらなかったから、関係ない」という人がいます。そういう人にとっては、マイルでアップグレードできるようになったことは、むしろ新しい選択肢です。制度の変更は、誰にとっても悪い話とは限らないと、あらためて感じます。

もうひとつ、考えておきたいのが「ポイントを使って得られていた価値」を、今後どうやって代替するか、です。アップグレードポイントは、ビジネスクラスなど上位クラスの快適さを、手頃なコストで体験する手段でした。その代わりをマイルで賄うなら、マイルの貯め方も、少し見直したほうがいいかもしれません。

たとえば、カードの決済でマイルを貯めている人は、固定費をカードに集約して、貯まる量を増やす。提携ポイントからのマイル移行を使っている人は、移行のタイミングや条件を、事前に確認しておく。こうした地道な工夫が、将来のアップグレードの選択肢を広げてくれると思います。

最後に、ポイントを失効させてしまうことへの備えです。ポイントがいくつか残っていて、どうしても使い切れない場合は、何もせずに期限を迎えるより、一度公式の窓口で相談してみるのも手です。電話やチャットで、取り扱いを聞いてみると、思わぬ解決策が見つかる場合もあります。ただし、必ず救済措置があるとは限らないので、期待しすぎず、早めに動くのがおすすめです。

マイルでアップグレードする、基本の考え方

次は、マイルでアップグレードするときの基本です。ここでは、国内線を中心に、考え方を整理します。

国内線のマイルアップグレード|条件と目安

国内線のマイルアップグレードについて、執筆時点で確認できた情報を整理します。

2026年5月19日搭乗分から、国内線でもマイルを使ったアップグレードが利用できるようになりました。必要なマイルは4,000マイルからとされ、予約の受付は搭乗の27日前から、という案内がありました。

ただし、これらの条件は、路線や運賃によって違う可能性があります。また、アップグレードの対象となる運賃の種類や、座席の空き状況も影響します。一般的には、安い運賃(シンプルなど)では、アップグレードの対象外になる場合があります。国内線の新運賃について書いた記事でも触れたように、シンプルは「アップグレード不可」とされているので、アップグレードを考えるなら、運賃選びの段階から意識する必要があります。

「アップグレードしたい」と思ったら、次のような順番で考えるのがよいと思います。

  • アップグレード対象の運賃で、航空券を予約する
  • 搭乗の27日前から、アップグレードの受付が始まる
  • 空席があれば、マイルで申し込む
  • 申し込んだ結果は、公式サイトやアプリで確認する

運賃の差額に比べて、必要マイルが妥当かを、ここで考えるのがポイントです。たとえば、プレミアムクラスとの運賃の差が数千円〜1万円程度なら、アップグレードに数千マイルを使うのは、割高かもしれません。逆に、差が大きいなら、マイルで埋める価値が出てきます。

具体的な運賃や必要マイルは、日によって変わります。予約画面で確認して、1マイルあたりの価値を計算してみてください。

1マイルの価値で比べる|アップグレードと特典航空券

ここで、少し計算してみます。以下は、私が仮の数字で置いた例で、実際の体験談ではありません。

仮に、国内線のアップグレードに4,000マイルが必要で、そのアップグレードによって、本来なら追加で8,000円かかる座席が手に入るとします。この場合、1マイルあたりの価値は、8,000円÷4,000マイル=2円です。

一方、同じ区間の特典航空券が、片道8,500マイルで、同じ日の有償運賃が17,000円だとします。この場合、1マイルあたりの価値は、17,000円÷8,500マイル=2円。

このケースでは、どちらも1マイルあたり2円なので、同じくらいの価値です。でも、現実には、運賃やシーズンによって、この数字は大きく変わります。

使い方必要マイル(仮)得られる価値(仮)1マイルあたり(仮)
アップグレード4,0008,000円相当2円
特典航空券(国内線)8,50017,000円相当2円

大事なのは、使う前に必ず計算してみることです。ちなみに、マイルの価値は、一般的に1マイル=1〜2円程度と言われることが多いですが、使い方によって変わるのは、先ほど書いたとおりです。「マイルは、1円以上の価値で使えたら合格」くらいの目安を持っておくと、判断がしやすくなると思います。

特に、国際線のビジネスクラスや、混雑する時期の便では、1マイルあたりの価値が大きくなりやすい傾向があります。逆に、閑散期の国内線では、価値が下がりやすいです。だからこそ、「いつ使うか」が大事になります。

空席が限られるなかで、狙い目を考える

アップグレードの席は、限られています。人気のある便は、早い者勝ちになる可能性が高いです。そこで、狙い目を考えてみます。

  • 平日の便:週末や連休に比べて、空席が出やすい傾向がある
  • 早朝や深夜の便:人気が低めの時間帯は、空きが出やすいことがある
  • 閑散期:旅行シーズンを外すと、空席が増える傾向がある
  • 直前の確認:搭乗の数日前にも、キャンセルで空席が出ることがある

これらは、あくまで一般的な傾向であり、必ずそうなるとは限りません。私は、「1回で決めようとしない」ことが大切だと思っています。申し込みが通らなくても、またチャレンジできる場合があります。

また、アップグレードの結果は、搭乗直前にならないとわからない場合もあります。そのため、アップグレードが実現しなかった場合でも、旅が成り立つように計画しておくのが安心です。たとえば、「アップグレードできたらラッキー、できなくても通常の席で十分」くらいの気持ちで構えておくと、気持ちが楽です。

アップグレードを使うシーンを、もう少し具体的に考えてみます。

  • 早朝や深夜の移動で、少しでも体を休めたいとき
  • 出張で、移動中に資料を整理したいとき
  • 記念日の旅行で、ちょっとだけ特別感を足したいとき
  • 荷物が多く、ラウンジや優先搭乗を使って楽に動きたいとき

どのシーンでも、「何のために使うのか」がはっきりしているほど、納得感は高くなります。逆に、「マイルが余っているから、とりあえず使う」というのは、あとで後悔しやすいです。私は、マイルを使う前に「これで何が楽になる?」と一度自問するようにしています。

また、国内線のプレミアムクラスは、座席が広く、サービスも手厚いとされています。ただ、短距離の路線だと、搭乗時間が短いので、その価値を実感しにくいこともあります。路線の長さと、アップグレードの必要マイルを見比べて、バランスを考えてみてください。

ちなみに、国際線でも、マイルでのアップグレードが利用できます。国際線のアップグレードは、国内線に比べて必要マイルが大きくなることが多く、運賃の種類によって条件が違います。詳しくは、ANA公式サイトでご確認ください。

申し込みから搭乗までの流れ|モデルケースで確認

ここで、国内線でマイルアップグレードを使う場合のモデルケースを、時系列で並べてみます。これは私が想定した流れで、実際の体験談ではありません。細かい手順や名称は変わる可能性があるので、実際の画面で確認してください。

時期やること
搭乗の1〜2か月前アップグレード対象の運賃で航空券を予約する
搭乗の27日前アップグレードの申し込み受付が始まる。マイル残高を確認し、申し込む
搭乗の数日前結果を確認する。空席待ちの場合は、状況をチェック
搭乗当日空港で、座席や搭乗口の案内を確認

この流れで大事なのは、「航空券を買う段階で、アップグレード対象の運賃を選んでおく」ことです。あとから「アップグレードしたい」と思っても、対象外の運賃だと、申し込めない場合があります。

たとえば、シンプル運賃は、アップグレードが不可とされています。運賃が安くても、アップグレードの可能性を捨てることになります。アップグレードを狙うなら、スタンダードやフレックスを選ぶ、という発想が必要です。この点は、国内線の運賃の選び方の記事でも詳しく書いています。

次に、マイル残高の確認です。申し込みの時点で、必要なマイルが足りないと、チャンスを逃します。特典航空券とアップグレードの両方を使いたい場合は、マイルが足りなくなりやすいので、優先順位をつけておくと安心です。

試しに、仮の数字で計算してみます。手持ちのマイルが12,000マイルで、国内線のアップグレードに4,000マイルかかるとします。往復でアップグレードするなら、8,000マイルが必要です。残りは4,000マイル。それなら、特典航空券に使うほうが、価値が高いかもしれません。このように、手持ちのマイルを何に使うか、全体で考えることが大切です。

もうひとつ、アップグレードを申し込んだあと、結果が出るまでのドキドキ感も、楽しみのひとつです。「通るかな」と待つ時間も、旅の一部だと思えば、気持ちが軽くなります。もちろん、通らなかったときのがっかり感はありますが、それでも旅は旅。気持ちを切り替えて、通常の席で楽しむのがいちばんです。

また、機内の快適さは、アップグレードだけで決まるわけではありません。通路側や窓側の席を選ぶ、出発前に十分休息を取る、機内で使うアイテムを用意する。こうした小さな工夫でも、体験はずいぶん変わります。

終了前後に、慌てないための準備

ここからは、実際の行動に落とし込むための準備です。終了を控えて、何をすればいいのかを整理します。

ポイントを持っている人のチェックリスト

まず、アップグレードポイントを持っている人向けの、チェックリストです。

  • マイページで、保有しているポイント数と有効期限を確認する
  • 2027年3月31日までに乗る予定の国際線がないか、スケジュールを見直す
  • 対象となる運賃や路線の条件を、公式の案内で確認する
  • 使えない場合に備えて、代わりの使い道(マイルへの移行措置など)を確認する
  • 公式からのお知らせメールや、マイページの通知を見逃さない

特に、最後の「お知らせを見逃さない」は、地味ですが重要です。制度の変更は、メールやマイページで案内されることが多いです。迷惑メールのフォルダに入っていないか、確認しておくと安心です。

チェックリストのうち、特に早めにやっておきたいのは、最初の2つです。ポイントの残高と有効期限は、2分もあれば確認できます。「あとで見よう」と思っているうちに、時間はあっという間に過ぎます。カレンダーに「アップグレードポイント確認」と入れて、期限の3か月前、1か月前にリマインドが鳴るようにしておくと、うっかり防止になります。

もうひとつ、同行者がいる旅の予定があるなら、ポイントの使い方が同行者にも適用できるかどうかを、公式の案内で確認してみてください。私はこの点の細かい条件を確認しきれていないので、ここでは断定しません。ただ、期限が近いポイントを活かせるかどうかは、旅の計画を左右する大事な情報です。

私自身も、公式からのメールを、うっかり見逃したことがあります。重要なお知らせは、スマホの通知設定を確認して、気づきやすい状態にしておくのがおすすめです。

これからマイルで使いたい人の準備

次に、これからマイルでアップグレードを使いたい人向けの準備です。

  • 国内線・国際線のアップグレード条件を、公式サイトで確認する
  • アップグレード対象の運賃で、航空券を予約する(シンプルなど対象外の運賃に注意)
  • 必要なマイルを貯めておく(足りなければ、カード決済や提携ポイントの交換も検討)
  • 受付開始日(搭乗の27日前など)をカレンダーに入れておく

マイルを貯める方法は、航空会社の搭乗だけでなく、クレジットカードの利用、提携サービスのポイント交換など、いくつもあります。このブログでも、ポイントやマイルの移行について、失敗しやすい点を別の記事で整理しています。マイルを貯めるときの注意点が気になる方は、あわせて見てみてください。

また、旅行の持ち物や、フライト中の快適さを高めるグッズも、気になるところです。アップグレードしなくても、ネックピローやアイマスク、耳栓などで、機内の快適さはかなり改善します。必須ではありませんが、気になる方は検討してみてください(価格や仕様は購入時にご確認ください)。

制度が変わっても、旅の楽しみ方は変わらない

制度が変わるたびに、「改悪」と感じて、がっかりすることがあります。私も、何度もその気持ちを味わってきました。でも、少し時間が経つと、新しいルールの中でできることが見えてきます。

アップグレードポイントがなくなっても、マイルがあれば、アップグレードに挑戦できます。マイルを貯める方法も、いくつもあります。制度が変わるたびに、自分に合った使い方を探し直す。それも、旅の楽しみのひとつだと、最近は思うようになりました。

少し視点を変えて、「アップグレードに使うはずだったお金やマイルを、別の体験に回す」という考え方もあります。たとえば、座席は通常のまま、現地でちょっといいレストランに行く。ホテルの部屋を一段上のカテゴリーにする。帰りの日に1泊延ばして、ゆっくり過ごす。旅の満足度は、機内の座席だけで決まるわけではありません。

私は、旅のお金を「移動」「宿」「食事」「体験」の4つに分けて考えるのが好きです。そのうち、どこにお金やマイルをかけると、自分がいちばん満足するか。それは、人によって違いますし、旅によっても違います。「お金をかけるところと節約するところのバランス」は、マイルの使い方にも当てはまると思います。

「完璧な旅」ではなく「納得できる旅」。座席がアップグレードできなくても、通常の席で、行きたい場所に行ける。それだけで、すでに十分価値のある体験です。アップグレードは、あくまで「おまけ」くらいの気持ちでいると、気持ちが楽になります。

よくある質問

Q. アップグレードポイントは、2027年3月31日を過ぎたら使えなくなりますか?
サービスは2027年3月31日に終了すると案内されています。失効の扱いなど、細かい条件は、ANA公式の利用条件ページで確認してください。

Q. マイルでのアップグレードは、国内線でも使えますか?
2026年5月19日搭乗分から、国内線でもマイルによるアップグレードが利用できるようになったと案内されています。対象路線や条件は、公式サイトで確認してください。

Q. ダイヤモンドの会員に、50,000マイルが進呈されるのは本当ですか?
2027年4月1日時点でダイヤモンドサービスの資格を持つ会員に、2027年4月頃をめどに50,000マイルを進呈すると案内されています。対象や条件は、公式の案内で確認してください。

Q. シンプル運賃でもアップグレードできますか?
国内線のシンプル運賃は、アップグレード不可とされています。アップグレードを検討するなら、運賃選びの段階から注意してください。

Q. マイルでアップグレードするか、特典航空券に使うか迷っています。
どちらが正解ということはありません。この記事で書いたように、1マイルあたりの価値を計算して、より納得できるほうを選ぶのがおすすめです。

Q. 空席がない場合は、マイルは戻りますか?
申し込みが成立しなかった場合の扱いは、条件によって異なります。申し込み前に、公式の案内を確認してください。

まとめ|ポイントの終了は、マイルの使い方を見直すきっかけに

アップグレードポイントは、2027年3月31日でサービス終了となります。手元にポイントが残っている方は、期限までに使い道を決めておくことが大切です。そして、終了後は、マイルでのアップグレードが主役になっていきます。

マイルでのアップグレードは、1マイルあたりの価値を計算してから使うと、納得のいく選択ができます。空席は限られているので、「できたらラッキー」くらいの気持ちで挑戦するのがおすすめです。

なお、この記事の内容は2026年10月時点の目安です。制度やマイル数、条件は、変更される可能性があります。実際に利用する前に、必ずANA公式サイトで最新の案内を確認してください。

この記事で書いたことを、最後にもう一度だけ、短くまとめておきます。

  • アップグレードポイントは2027年3月31日でサービス終了
  • 国内線でも、2026年5月19日搭乗分からマイルでのアップグレードが可能に
  • 使う前に、1マイルあたりの価値を計算してみる
  • 運賃選びの段階で、アップグレード対象かどうかを確認する
  • 期限や条件は変わるので、公式サイトで最新情報を確認する

制度が変わると、不安になりますよね。でも、一つずつ整理すれば、思っているより道は開けていると思います。まずは、マイページを開いて、ご自分のポイントとマイルの残高を確認してみてください!