マイル・ポイント制度「改悪ラッシュ」2026年、今のうちにやるべきこと|ANA・ウエル活まで一気に整理

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ゆーたろ
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特典航空券で行く海外旅行など、実際の体験談やおすすめプランを紹介しています!ポイントの貯め方やお得情報も分かりやすくまとめているので、ぜひ次の旅行のヒントにしてくださいね!

ここ数ヶ月、マイル仲間との会話で「また何か変わったらしいよ」を聞かない週がない気がしています。ANAのラウンジがマイルで入れなくなった話、SFCの改定案が「300万円の壁」と呼ばれて炎上した話、毎月20日のウエル活が大きく縮小される話…。挙げていくとキリがないくらい、2026年はマイル・ポイントまわりの制度が忙しく動いた1年でした。

私自身、こうした改定のニュースを見るたびに「え、それって自分にも関係あるやつ?」と一瞬身構えてしまいます。でも冷静に一つひとつ確認していくと、影響が大きいもの、実はそこまで気にしなくていいもの、まだ確定していないから様子見でいいものが、けっこうはっきり分かれてくるんですよね。この記事では、2026年9月時点で分かっている改定の内容を一度横断的に整理して、「結局、今のうちに何をしておけばいいのか」を一緒に考えていきたいと思います。

なお、この記事は今後の続報が入り次第、随時アップデートしていく予定です。まずは今わかっている範囲で、落ち着いて整理していきますね。

2026年、なぜこんなに「改悪」が続いているのか|まず全体像を掴む

結論から言うと、2026年は「航空系」「クレジットカード系」「ポイ活系」という3つの分野で、それぞれ独立した改定が偶然重なって起きたタイミングです。個別に見ると単発のニュースなのですが、まとめて眺めると「制度が急に不安定になった」ように感じてしまうんですよね。まずは全体の流れをざっと掴んでおきましょう。

今起きている変化を、ざっと時系列で整理する

文字だけで説明するとどうしても情報が前後してしまうので、まずは表で時系列を整理してみました。あくまで執筆時点(2026年9月)で私が確認できた範囲のものなので、詳細は必ず各社の公式サイトでも確認してくださいね。

時期内容
2025年6月ANA・JAL国際線特典航空券の必要マイル数を改定。往復のみだった予約が片道でも可能に
2026年1月ANAマイルの「みずほルート」が新規申し込み受付を終了
2026年4月ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)の制度改定を発表(2028年4月導入予定)
2026年5月ANA国内線ラウンジのマイル入室・マイル積算が終了。国内線運賃・マイル積算率も改定
2026年6月SFC改定への反発を受け、ANAが「見直しを検討している」と発表
2026年9月ANAアメックスが17年ぶりに全面リニューアル(9月2日〜)。SFC改定の正式な詳細は9月末に再案内予定
2026年11月ウエル活(WAON POINTお客様感謝デー)のポイント利用上限が縮小予定

こうして並べてみると、ほぼ毎月のように何かしらの発表があったことが分かります。1つずつは把握していても、まとめて見る機会はなかなかないので、私自身も表にしてみて「こんなに続いていたのか」と少し驚きました。

航空・カード・ポイ活、3つの分野で同時多発している

この時系列を眺めると分かるとおり、変化はざっくり3つの分野に分けられます。ひとつは「ANAの上級会員・ラウンジまわり」という航空会社側の制度、もうひとつは「クレジットカードの年会費・特典条件」というカード会社側の制度、そして最後が「ウエル活のような日常のポイ活」という、旅行以外のポイントプログラムです。

この3つは、それぞれ運営元も理由も違います。航空会社は運賃体系やラウンジ運営コストの見直し、カード会社は物価上昇や競争激化に合わせた特典設計の見直し、ポイ活サービスは企業側の負担増への対応と、背景はバラバラです。ただ、読者である私たちからすると「せっかく貯めた・使っていた仕組みが、気づいたら変わっていた」という体感はどれも同じなんですよね。だからこそ、分野ごとに整理して、自分がどこに関係しているのかを最初に把握しておくことが大切だと思っています。

たとえば、年に1〜2回海外旅行に行く程度でANAの上級会員を目指していない方であれば、SFCまわりの話はそこまで気にしなくても大丈夫です。逆に、国内出張が多くてラウンジを日常的に使っている方や、ウエル活で毎月の日用品をまとめ買いしている方にとっては、今回の変化はかなり生活に直結する話になってきます。まずは自分がどのタイプに近いか、なんとなくでいいのでイメージしながら読み進めてもらえたらと思います。

一番怖いのは「損した」ことより「知らなかった」こと

いろいろな改定を見てきて感じるのは、実際の金銭的な損失が大きいケースよりも、「変わったことを知らずに、いつも通り行動して気まずい思いをした」というケースの方が、精神的なダメージが大きいということです。たとえば、久しぶりの出張であのラウンジに寄ったら、マイルでは入れなくなっていて焦った、というような話は、SNSでもよく見かけます。

お金の損得であれば、次から気をつければいいだけの話です。でも「知らなかった自分」への恥ずかしさやモヤモヤは、意外と長く残ってしまうものだと思います。この記事の目的は、まさにこの「知らなかった」を減らすことにあります。全部を完璧に覚える必要はありません。自分に関係のある部分だけ、頭の片隅に置いておいてもらえれば十分です。

私自身、SNSで「知らなかった」という投稿を見かけるたびに、決して他人事とは思えません。マイルやポイントは日々の生活のなかで少しずつ貯まっていくものだからこそ、制度が変わったタイミングだけをピンポイントで追いかけるのは、正直かなり大変です。だからこそ、こうして定期的に情報をまとめて振り返る機会を作ること自体が、結果的に一番効率のいい対策になるんだと思っています。

この記事の読み方|自分に関係あるところだけ拾ってOK

ここから先は、分野ごとに変更点を整理していきます。正直、すべてが自分に関係するという方は少ないと思います。ANAマイルを貯めていない方であればANA関連の話は読み飛ばしてもらって構いませんし、ウエル活をしていない方はその部分だけスルーしてもらってOKです。

見出しを見て、気になるところだけつまみ食いするように読んでもらえたら、この記事の目的としては十分達成できると思っています。それでは、分野別に詳しく見ていきましょう。

【分野別】今、具体的に何が変わっているのか

ここからは、それぞれの変更点をもう少し詳しく見ていきます。すべて執筆時点(2026年9月)で確認できた情報をもとにしていますが、特にSFCの改定内容についてはまだ正式決定していない部分もあるので、その点は改めて注記しますね。

ANAマイル・上級会員まわりの変化(ラウンジ・SFC・アップグレードポイント)

まず押さえておきたいのが、国内線ラウンジの仕組み変更です。2026年5月19日搭乗分から、これまで1,000マイルを支払うことで一般会員でも有料入室できていたANA LOUNGEが、マイルでの支払いに対応しなくなりました。現在は1名につき4,000円(税込)を現金またはクレジットカードで支払う形に一本化されています。あわせて、ラウンジを利用した際にマイルが積算される仕組みも、2026年5月18日搭乗分をもって終了しました。「マイルで払って入る」も「入るとマイルが貯まる」も、どちらも同時になくなった形です。対象は新千歳・羽田・伊丹・福岡・那覇の5空港のANA LOUNGEで、プラチナ・ダイヤモンドサービスメンバーやSFC会員、ビジネスクラス以上の搭乗者による無料利用については、これまで通り変わりません。

変更前後を並べると、次のようになります。

2026年5月18日搭乗分まで2026年5月19日搭乗分から
支払い方法マイルまたは現金現金・クレジットカードのみ
利用料金の目安1,000マイルまたは現金(旧料金)1名4,000円(税込)
利用時のマイル積算ありなし

あわせて、ラウンジそのものの縮小も一部で進んでいます。名古屋(中部)空港の「セントレア エアラインラウンジ」は、2026年9月6日をもって営業を終了することが案内されています。中部エリアを拠点にしている方にとっては、出発前の過ごし方をあらためて見直す必要が出てくるタイミングです。大きなニュースにはなりにくいものの、こうした個別ラウンジの縮小も、地味に効いてくる変化だと感じています。

あわせて、国内線の運賃体系とマイル積算率も同じタイミングで見直され、従来の「150・125・100・75・50・30%」という積算率が「150・130・120・100・80・70・50・30%」という、より細かい区分に再編されています。運賃の種類によっては積算率が上がるケースもあれば下がるケースもあるため、一概に「改悪」とは言い切れない、少し複雑な変更になっています。

もうひとつ大きいのが、アップグレードポイントのサービス終了です。プレミアムメンバーとSFC本会員に毎年提供されてきたアップグレードポイントは、2026年度の提供分をもって終了することが決まっています。2026年度に受け取った分は2027年3月31日まで使用できますが、それ以降の新規付与はありません。代わりに、2026年5月19日搭乗分から国内線でもマイルによるアップグレードが利用できるようになっているので、手段が完全になくなるわけではないのですが、「毎年もらえていたもの」がなくなる感覚は、修行組の方にとって小さくないインパクトだと思います。

そして、もっとも話題になっているのがSFC(スーパーフライヤーズカード)の制度改定です。2026年4月、ANAは2028年4月から新しい区分によるサービスを開始すると発表しました。当初案では、年間300万円以上のカード決済額を満たさないとラウンジ利用ができなくなったり、スターアライアンスのゴールド資格がシルバーへ格下げされたりするという、これまで「一度取得すれば半永久的に特典が続く」というSFCのイメージを大きく変える内容でした。これに対して既存会員から強い反発があり、ANAは公式サイト上で「制度改定の見直しを検討している」と発表。正式な詳細は2026年9月末までに、あらためて案内するとされています。つまり、この記事を書いている時点では、最終的にどう着地するのかまだ確定していません。当初案の判定期間は2026年12月16日からとされていたので、9月末の発表内容は必ずチェックしておいた方がいい情報だと思います。

見直しがどのような形に着地するのかについては、マイル系のブログやSNSの間で色々な予想が飛び交っています。たとえば、ライフタイムマイル(これまでの累積搭乗実績)に応じた基準の緩和や、長年の会員に対する経過措置が加わるのではないか、という声も見かけました。ただし、これらはあくまで観測記事レベルの推測であり、ANAから正式に案内された内容ではありません。噂に振り回されて先走った判断をするより、9月末の公式発表を待ってから、あらためて正確な情報を確認するのが一番安全だと思います。

ちなみに、ANAアメックスの提携カードも2026年9月2日に2009年の発行以来はじめての全面リニューアルを迎えました。ゴールド・プレミアムは年会費が上がる一方で、利用額に応じたボーナスマイルが新設されたり、羽田空港第2ターミナルの「POWER LOUNGE PREMIUM」が無料・回数無制限で使えるようになったりと、単純な値上げではなく特典拡充とのセットになっています。ラウンジがマイルで使いにくくなった分、こうした上位カード側の特典で補うという流れも、あわせて知っておくといいかもしれません。

ラウンジが以前より使いにくくなった今、空港での待ち時間は自分自身で快適に整えておく意識が、これまで以上に大切になってきていると感じます。海外の空港充電事情や変換プラグの選び方については「変換プラグは機内持ち込み?預け荷物?国際線でも迷わない充電まわりの正解」でまとめているので、モバイルバッテリーや充電グッズを見直すきっかけにあわせて読んでみてください。

特典航空券まわりの変化(必要マイル改定・片道発券・JALの変動制)

特典航空券についても、2025年から続く変更の影響がまだ色濃く残っています。ANA・JALともに国際線特典航空券の必要マイル数が改定され、ゾーンによっては改定前と比べて最大168%程度まで必要マイル数が上昇しているケースもあります。一方で、これまで「往復のみ」だった予約が「片道」でも可能になったのは、使い勝手の面ではプラスの変化です。旅程の自由度が上がったことで、往路と復路で違う航空会社のマイルを使う、といった柔軟な組み方もしやすくなりました。

JALについては、「国際線特典航空券PLUS」という仕組みが導入され、基本のマイル数で空席がない場合でも、追加のマイルを支払うことで予約できる変動制が採用されています。ANAのようにシーズンごとに必要マイル数が固定されている方式に慣れていると、「同じ路線なのに時期やタイミングで必要マイル数が変わる」というJALの仕組みは、最初は少し戸惑うかもしれません。ただ、見方を変えれば「マイルさえ多めに用意しておけば、空席待ちで悩む時間を減らせる」という選択肢が増えたとも言えます。

特典航空券が以前より取りにくくなったと感じている方は多いと思いますが、これは今回の改定だけが原因ではなく、そもそもの予約の考え方やタイミングを見直すことでも改善できる部分があります。国内線・国際線それぞれの特典航空券が取れない理由と対策については「ANA特典航空券が取れない・予約できない理由|国内線と国際線で対策はこう違う」で詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。

なお、特典航空券を利用する場合でも、燃油サーチャージや諸税といった現金負担はこれまで通り必要です。「マイルで無料のはずが、思ったより現金がかかった」という声はよく聞くので、予約前に必ず総額を確認する癖をつけておくと安心です。燃油サーチャージの水準は時期によって変動するため、この記事では断定的な金額は書きませんが、予約サイトの見積もり画面で必ず最終金額を確認するようにしてください。

クレジットカード・ポイ活まわりの変化(年会費・ウエル活・みずほルート)

クレジットカード側の変化としては、2025年8月にマリオット・ボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの年会費が82,500円へ改定されたことが記憶に新しいところです。年間400万円の利用で得られる無料宿泊特典を軸に「元が取れるかどうか」を考える方が多いカードで、この改定については以前「マリオットボンヴォイアメックスの刷新で年会費値上げ…変更点のメリットも解説」でも詳しく整理しています。

マイル移行ルートについても変化がありました。ANAマイルを貯める手段として人気だった「みずほルート」は、2026年1月21日18時をもって新規申し込みが終了しています。すでにルートを確保していた方には引き続き案内されている条件がありますが、これからANAマイルを貯めたいと考えている方にとっては、選択肢がひとつ減ってしまった形です。

そして、旅行のポイントとは少し離れますが、2026年後半で最も話題になっているのがウエル活(ウエルシアグループの「お客様感謝デー」)のルール変更です。毎月20日にWAON POINTを1.5倍相当で使える人気の仕組みですが、2026年11月20日から、1日あたりに利用できるポイント上限がこれまでの30,000ポイント(45,000円相当)から、5,000ポイント(7,500円相当)へと大幅に縮小される予定です。まとめ買いで日用品を賢く仕入れていた方にとっては、6分の1という縮小幅はかなり大きなインパクトです。9月20日・10月20日は、まだ従来の上限で利用できる最後のチャンスにあたるので、日持ちする消耗品のまとめ買いを考えている方は、このタイミングを逃さないようにしてください。

ウエル活自体は旅行の話題からは少し外れますが、「浮いたお金や貯めたポイントを、結局どこに使うか」を考えたとき、旅行費用に回すという選択肢はとても相性がいいと思っています。日々の生活費を上手に圧縮できた分を、次の旅の予算にまわす。そんな発想の切り替えも、これからのポイ活とのつき合い方としてアリなのではないでしょうか。

一次情報|私が実際にSFCの判定期間を前に見直した3つのこと

ここからは、少し私自身の話をさせてください。私はまだSFC会員ではないのですが、いずれ修行を検討したいと考えていた一人として、今回のSFC改定のニュースにはかなりソワソワさせられました。今の段階でできることは限られているのですが、実際に見直した3つのことを共有しておきます。

1つ目は、直近1年間のクレジットカード決済額を、実際に数字として洗い出してみたことです。「なんとなく年間これくらい使っているだろう」という感覚と、実際に明細を見て集計した金額には、私の場合、思っていたより差がありました。仮に300万円という基準が復活した場合、自分がどれくらい足りていないのか、あるいは十分届いているのかを把握しておくだけでも、心の余裕はまったく違います。参考までに、年間300万円という基準をひと月あたりに割ると、25万円の決済が必要になる計算です。家賃や保険料、税金の支払いなどの固定費をカード払いに寄せている方であれば決して届かない数字ではありませんが、現金派の生活をしている方にとっては、意識的に決済方法を切り替える必要が出てくる金額だと感じました。

2つ目は、9月末の正式発表までは、大きな決断をあえて保留にすると決めたことです。「今のうちに解約しておくべきか」「逆に今から決済ルートを整えるべきか」と焦る気持ちもあったのですが、制度自体がまだ見直し中である以上、早まって動くとかえって損をする可能性もあります。情報が出揃うまで待つというのも、立派な「今やること」のひとつだと思っています。

3つ目は、複数のマイル・ポイントプログラムの有効期限や条件を、ひとつのメモにまとめ直したことです。ANAマイル、クレジットカードの継続特典、ウエル活のポイント…と、それぞれ管理場所がバラバラだと、いざ制度が変わったときに「あれ、これっていつまでだっけ」と焦ることになります。手帳でもスマホのメモアプリでも構わないので、自分の持っているポイント・マイルを一覧化しておくと、今後どんな改定が来ても慌てにくくなるはずです。

「今のうちに」やるべきことと、これからの向き合い方

ここまで、分野ごとの変化を整理してきました。最後に、これらを踏まえて「結局、年内に何をしておけばいいのか」を具体的にまとめておきます。

年内にやっておきたいチェックリスト

ここまでの内容を、実際に手を動かせるレベルまで落とし込むと、次のようなチェックリストになります。全部やる必要はないので、自分に関係のあるものだけチェックしてみてください。

  • ANAマイルを貯めている方:直近1年間のカード決済額をざっくりでいいので集計し、9月末のSFC改定の正式発表を待つ
  • アップグレードポイントを保有している方:2027年3月31日という使用期限を、カレンダーやリマインダーに登録しておく
  • 国内線ラウンジをよく使っていた方:マイルではなく現金・クレジットカードでの支払いに切り替わったことを前提に、次回の予定を組む
  • 特典航空券の利用を考えている方:必要マイル数と燃油サーチャージなどの現金負担を、予約前に必ず両方確認する
  • ウエル活を活用している方:9月20日・10月20日のうちに、日持ちする消耗品をまとめて確保しておく
  • 高年会費カードを持っている・検討している方:年会費に見合う使い方ができているか、更新のタイミングで一度棚卸しする
  • すべての方に共通:自分の持っているマイル・ポイントの種類と有効期限を、一度どこか一箇所にまとめておく

改悪に振り回されすぎないための考え方

正直なところ、これだけ変化が続くと「もうマイルやポイントを追いかけるのに疲れた」と感じる瞬間もあると思います。私自身も何度かそう感じたことがあります。ただ、ひとつ意識しておきたいのは、制度が変わっても「旅行そのものの価値」までがなくなるわけではない、ということです。

マイルやポイントは、あくまで旅をお得に・リッチにするための手段であって、それ自体が目的になってしまうと、制度変更のたびに一喜一憂して疲れてしまいます。私は、改定のニュースを見るたびに「これは自分の旅の目的にどれくらい影響するか」を一度立ち止まって考えるようにしています。影響が小さいなら気にしすぎず、影響が大きいなら今回のようにきちんと情報を整理する。このメリハリをつけるだけで、気持ちの負担はかなり軽くなる気がしています。

また、高年会費カードについては「なんとなく続けている」状態が一番もったいないと思っています。更新のタイミングで一度立ち止まって考えたいという方は、以前書いた「Marriott Bonvoy アメリカン・エクスプレス・カードを解約する前に見てほしい理由」もあわせて参考にしてみてください。続けるかどうかを一度きちんと言語化しておくと、次に似たような改定が来たときも慌てずに判断できるようになると思います。

個人的には、すべてのカードやプログラムで「最大限お得」を狙いにいく必要はないとも思っています。複数の制度を完璧に使いこなそうとすると、それだけで管理コストが跳ね上がってしまいます。むしろ、自分がよく使うカードやプログラムを2〜3個に絞り込み、そこだけは変更点をしっかり追いかける。それ以外は「変わったら都度調べる」くらいの距離感でいる方が、結果的に長く続けられる運用になる気がしています。

よくある質問

最後に、この記事の内容に関連して、よく聞かれそうな質問をいくつかまとめておきます。

  • Q. SFCの改定は結局どうなるのですか?
    A. 2026年9月末に正式な詳細が発表される予定です。この記事の執筆時点ではまだ確定していないため、大きな判断はその発表を待ってからで十分間に合うと考えられます。
  • Q. すでにSFC会員です。今のうちに何かしておくべきですか?
    A. 直近の決済額を把握しておくこと以外は、9月末の発表を待ってからで問題ないと思います。焦って解約や決済ルートの変更をすると、見直し後の内容と噛み合わなくなる可能性もあります。
  • Q. ANA国内線ラウンジは、もう一切マイルで使えないのですか?
    A. 有料入室・マイル積算については終了しましたが、プラチナ・ダイヤモンドサービスメンバーやSFC会員、ビジネスクラス以上の搭乗者による無料利用は引き続き可能です。
  • Q. ウエル活はもうやる意味がないのでしょうか?
    A. 上限は縮小されますが、ポイントが1.5倍相当で使えるというメリット自体は残ります。まとめ買いから、こまめな利用へと使い方を切り替えれば、引き続き活用する価値はあると思います。
  • Q. アップグレードポイントが終了したら、上級会員のメリットは減りますか?
    A. アップグレードポイント自体はなくなりますが、代わりに国内線でもマイルによるアップグレードが利用できるようになっています。メリットが完全になくなるというより、使い方の形が変わったと捉えるのが実態に近いと思います。
  • Q. 今後もこうした改定は続きますか?
    A. 断定はできませんが、物価上昇やサービス運営コストの見直しが続く限り、同じような改定は今後も起こり得ると考えておいた方が安心です。だからこそ、特定の制度に依存しすぎない情報収集の習慣が大切になってくると思います。

それでも私が旅をやめない理由

ここまで改定続きの話ばかりしてきましたが、それでも私は旅をやめるつもりはまったくありません。マイルやポイントは、あくまで旅を後押ししてくれる道具であって、道具の仕様が変わったからといって、旅そのものの楽しさや価値が減るわけではないからです。

正直、今回ほど短期間にいろいろな制度が動いた年は、私が旅とマイルにハマってからも記憶にないくらいです。だからこそ、この記事では「不安を煽る」のではなく、「今分かっていることを整理して、落ち着いて次の一手を考えられる状態」を目指して書いてみました。全部を完璧に把握しようとしなくて大丈夫です。自分に関係のあるところだけ、少しずつ準備しておけば、それで十分だと思います。

制度がどれだけ変わっても、新しい景色を見に行きたい、家族や大切な人と非日常を味わいたいという気持ちだけは、これからも変わらず大事にしていきたいなと思っています。9月末のSFC改定の発表など、続報が入り次第、この記事もあらためてアップデートしていく予定です。まずは今回の内容を参考に、自分にとって必要な準備から、少しずつ始めてみてください!