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「300万円使えなかったら、ラウンジに入れなくなるの?」
4月にANAがSFC(スーパーフライヤーズカード)の新制度を発表してから、この話題がずっと気になっていた方は多いんじゃないかと思います。私もその一人でした。そして2026年9月29日、ANAから見直し後の制度が正式に発表されました。
ただ、この発表を読んで「ほっとした」という声と、「結局そんなに変わってないじゃん」という声の両方が出ているんですよね。どちらも間違いではないと思っていて、変わった部分と変わらなかった部分がはっきり分かれているんです。
実は私自身、この記事を書きながら何度も公式の案内を読み返しました。条件が細かく、読み間違えると判断を誤りそうな部分が多かったからです。だからこそ、できるだけ噛み砕いて、ひとつずつ確認していくスタイルで書いていきます。
この記事では、9月29日の発表内容を整理したうえで、特に「海外旅行で使う人」にとって何が変わるのかを中心に考えてみます。国内線のラウンジが使えるかどうかは確かに大事ですが、旅行好きの30代・40代にとっては、むしろスターアライアンスの資格がゴールドからシルバーになる点のほうが、じわじわ効いてくる可能性があると感じています。
なお、内容は2026年10月4日時点で確認できた情報にもとづいています。ラウンジの事前予約制度など、詳細が2027年度以降に案内される部分もあるため、判断する前には必ずANA公式サイトの最新情報をご確認ください。
まず押さえておきたいのは、制度の骨格はほぼ4月の当初案のままだということです。変わったのは「SFC LITEのラウンジ」だけ、と言ってしまってもいいくらいなんですよね。順番に整理していきます。
ここでいったん、4月の当初案と9月29日の見直し後を表で並べてみます。数字や条件はANAの案内をもとにした整理ですが、執筆時点の情報なので、実際の判断では公式の最新情報も確認してください。
| 項目 | 4月の当初案 | 9月の見直し後 |
|---|---|---|
| 判定基準 | 年間決済額300万円以上でPLUS、未満でLITE | 変更なし |
| スターアライアンス資格 | PLUSはゴールド、LITEはシルバー | 変更なし |
| ANAラウンジ | PLUSは利用可、LITEは利用不可 | LITEも条件付きで利用可 |
| 新制度の開始 | 2028年4月1日 | 変更なし |
| 初回の判定期間 | 2026年12月16日〜2027年12月15日 | 変更なし |
| 既存会員への経過措置 | なし | なし(100万LTマイル到達者は決済額に関係なくPLUS) |
こうして見ると、「見直し」とは言いつつ、変わったのはラウンジの部分だけです。ANAは、年間の利用額の基準を下げることや、搭乗実績(プレミアムポイント)との併用、既存会員に適用しないことなども検討したと説明しているそうですが、結果としては300万円という基準は維持されました。
私の正直な感想は、「期待していた人にとっては、やっぱり厳しい結果だな」というものです。ただ一方で、一番大きな反発を受けていたラウンジの部分には手が入った。そのこと自体は、利用者の声が全く届かなかったわけではない、という意味で少し安心した部分もあります。
ここまでの流れを時系列で振り返ると、2026年4月23日に新制度が発表され、6月25日に見直しの検討が表明され、そして9月29日に最終的な内容が出た、という3段階です。約5か月、制度の行方が宙ぶらりんだったわけで、その間ずっとモヤモヤしていた方も多いと思います。
ANAが基準を維持した背景として挙げている理由も、気になるところです。報じられている内容によると、ラウンジの混雑などで一部のサービスの快適性を保つのが難しくなっていることや、SFC会員のうち約4割が年間のカード利用100万円未満、約3割が50万円未満で、利用額が年々減少傾向にあることが挙げられているそうです。会社側の事情としては理解できる面もあります。ただ、ラウンジをLITEにも開放した結果、「混雑対策」という当初の目的は少し見えにくくなったようにも感じます。このあたりは、今後の予約制度の中身を見て判断するしかなさそうです。
ラウンジが使えるようになったと聞くと、「これまでどおりでしょ?」と思ってしまいがちなんですが、条件はけっこう細かいです。ここは誤解しやすいので、丁寧にいきます。
国内線については、LITEは「混雑時を除いて」ANAラウンジと対象の共用ラウンジを使えるとされています。つまり、混んでいる時間帯には入れないことがある、ということですね。さらに、LITE向けに国内線ラウンジの事前予約制度が新しく作られる予定です。予約枠には上限があり、詳しい内容は2027年度中に案内される予定とのことなので、現時点では細部が見えていません。
予約なしでも、当日に空席があれば入れるそうです。ただし、空き状況を電話やANAのウェブサイトで確認することはできず、受付まで出向いて聞くしかない、という案内になっています。これは地味に困りそうだなと思いました。搭乗前の限られた時間で、受付で断られる可能性があるわけですから。
なお、事前予約の対象外になるラウンジもあります。成田空港のANA ARRIVAL LOUNGE、名古屋(中部)・関西・熊本・宮崎の共用ラウンジなどです。ANAグループ運航便でも、ANA便名以外のコードシェア便は事前予約の対象外になるという点も、見落としやすいところだと思います。
国際線については、ANAグループ運航便に搭乗する場合に、羽田・成田・ホノルルのANAラウンジを使えるとされています。海外の空港でのラウンジは、また別の話になってきます。これは次の章で詳しく書きます。
実際に使う場面を想像すると、準備しておきたいことがいくつか浮かびます。たとえば、朝一番や夕方の混み合う時間帯の便に乗るときは、ラウンジが混雑扱いになって入れない可能性を、あらかじめ見込んでおいたほうがよさそうです。早めに空港へ着いて、受付で状況を聞いてみる。入れなかったときのために、空港内のカフェで過ごす予算と気持ちの余裕も用意しておく。そのくらいのゆるい構えが、ちょうどいいと思っています。「入れて当たり前」ではなく「入れたらラッキー」くらいで考えておくと、がっかりしにくいんですよね。
また、事前予約の枠が上限つきである以上、連休や年末年始のような繁忙期は予約が埋まりやすいことも想像できます。予約の開始時期や取り方は、2027年度中に案内されるとのことなので、発表されたらすぐ確認できるように、ANA公式サイトのお知らせはときどきチェックしておくのがおすすめです。
次に、300万円の「数え方」です。ここを間違えると、気づいたときには届いていなかった、ということになりかねません。
対象になるのは、ANAカードとANA Payでの決済額です。家族カードの利用額は、本会員の分に合算されます。複数のANAカードを持っている場合も、マイル口座が統合されていれば、利用金額は合算される扱いです。
注意したいのは法人カードです。ANAカード〈法人用〉の利用額は、年間300万円の判定には含まれないとされています。ただし、ダイナースクラブ ビジネス・アカウントカードの利用額は、本会員の利用額に合算されます。個人事業主や会社経営の方は、どのカードで経費を払うかで大きく結果が変わる可能性があります。
また、ANAカードからANA Payへのチャージや電子マネーチャージ、年会費などは対象外になる、という案内も出ています。細かい除外条件は変わる可能性もあるので、「カードで払ったから全部カウントされる」と思い込まず、公式の対象条件を一度は読んでおくことをおすすめします。
見直しと同時に発表されたもうひとつのポイントが、4月の発表を受けてSFCを退会した人への救済です。
2026年4月23日から9月29日までの間にSFCを退会していて、4月に発表された制度改定が退会の理由だった場合は、特例で再入会できる、とされています。申請は専用のフォームから、2027年3月31日の送信分までです。ただし、再入会にはカード会社の審査と年会費の支払いがあります。
また、新制度の開始後に新しくSFCに入会する人は、100万ライフタイムマイル到達者を除いて、一律でSFC LITEからのスタートになります。プラチナなどのプレミアムステータスの有効期間中は、そのステータスに基づくサービスも使えます。
この救済措置は、「勢いで退会してしまったけれど、見直しを見て気持ちが変わった」という方にとっては、ありがたい話だと思います。ただ、再入会には審査があるので、必ず通るとは限りません。迷っている方は、申請期限の2027年3月31日まで時間があるうちに、ご自身の決済額の見込みと、LITEとPLUSのどちらになりそうかを整理してから動くのが安心です。急いで決める必要はありません。
入会そのものの条件、つまりダイヤモンドサービスまたはプラチナサービスの獲得、あるいは100万ライフタイムマイル到達は、今回も変わっていません。修行そのものの道が閉ざされたわけではない、という点は、これから挑戦する人にとって大事なところだと思います。
ラウンジの話題が大きいので隠れがちなんですが、海外旅行をよくする人にとっては、スターアライアンスの資格がゴールドからシルバーになるほうが、日々の旅の快適さに響いてくる可能性があります。ここからは、そこを掘り下げます。
ANAの案内を整理した情報によると、SFC LITEがANA以外のスターアライアンス加盟航空会社を利用する場合、ゴールド向けのサービスは原則として対象外になるとされています。具体的には、ラウンジの利用、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物の優先受け取りといったものです。
たとえば、ヨーロッパへ行くときに、乗り継ぎでスターアライアンス加盟社の便を使うことはよくありますよね。そのときに、これまでゴールドのおかげで入れていたラウンジに入れなくなる、ということがあり得ます。ゴールドの優先チェックインのカウンターも使えなくなる、ということですね。
私が思うのは、この差は「旅の疲れ方」に出てくるということです。長時間のフライトの前後に、静かな場所で休めるかどうか。チェックインの行列に並ぶかどうか。数字には出にくいですが、年に1〜2回の海外旅行を楽しみにしている人にとっては、地味に大きい違いだと感じています。
一方で、ANA便を中心に使う人、つまり羽田や成田からANAの直行便で行く人は、この影響が小さく済む可能性があります。羽田・成田・ホノルルのANAラウンジはLITEでも使える条件になっているからです。自分の旅のパターンがどちらに近いかで、受ける影響がかなり変わります。
ここで気になるのは、LITEになってスターアライアンスのラウンジに入れなくなったときの代替手段です。私なりに考えられる選択肢を整理してみます。
ひとつは、プライオリティ・パスのような、航空会社に関係なく空港ラウンジを使えるサービスです。クレジットカードの特典として付いてくるものもあります。このブログでも、プライオリティ・パスの入門的な記事を以前から書いているので、そちらも参考にしてもらえるとうれしいです。ただ、空港によっては混雑して入場制限がかかることもあるので、「入れるはず」と決めつけず、予備のプランも考えておくのが安心です。
もうひとつは、ラウンジに入れないこと自体を「織り込む」考え方です。空港のカフェやレストランで過ごす予算を、最初から旅行費用に入れておく。ラウンジがあるから食事代が浮く、という前提を外してしまうわけです。これは少し気持ちを切り替える必要がありますが、「ないものをあるつもりで計画して、がっかりする」よりは、ずっと気持ちが楽になると思います。
もちろん、変動しやすい情報なので、航空会社やカードの特典内容は、それぞれの公式サイトで最新のものを確認してください。
ここで、空港での過ごし方にかかる費用を、仮の数字で試算してみます。たとえば、ヨーロッパ旅行で乗り継ぎが片道1回、往復で合計2回あるとして、1回の乗り継ぎで空港のカフェやレストランに1人3,000円使うと仮定します。往復で6,000円、夫婦2人なら12,000円です。ラウンジで食事やドリンクをまかなえていた場合と比べて、この分が追加の出費になる計算ですね。もちろん実際の金額は空港や滞在時間によって変わりますが、「数千円〜1万円台の違い」と見ておくと、気持ちの準備がしやすくなります。
この金額を高いと感じるか、旅の快適さへの投資だと感じるかは、人それぞれです。大事なのは、事前に見積もっておくことだと思います。
少し地味ですが、おすすめなのが「自分の過去1〜2年の旅行を書き出してみる」ことです。判断材料として、これが一番確実だと私は思っています。
書き出す項目は、シンプルで大丈夫です。行き先、使った航空会社、乗り継ぎの有無、ラウンジを使ったかどうか。たったこれだけでも、「自分はANAの直行便が中心だから、LITEでもあまり困らなそう」とか、「乗り継ぎでスターアライアンスの他社をよく使うから、シルバーだと厳しいかも」といった見え方が出てきます。
たとえば、年に2回の旅行のうち、1回がANAの羽田発ホノルル行き、もう1回がヨーロッパ方面でスターアライアンス加盟社経由だったとします。そうすると、ホノルル線ではLITEでも大きな不便は出にくい一方で、ヨーロッパ線ではゴールド特典を失う影響を受けやすい、と整理できますよね。
こういう「自分ごと」にしておくと、制度のニュースを見るたびに感情が揺れ動くのが、だいぶ落ち着きます。不安の正体が漠然としているときほど、書き出して分解するのが効くんですよね。
もうひとつ、別のパターンも考えてみます。国内の出張や帰省でANAを頻繁に使い、海外旅行は年に1回、アジア方面にANA直行便で行くという方です。この場合は、国内線のラウンジが条件付きで使えて、国際線も羽田・成田のANAラウンジを使える形なので、LITEでも影響は比較的小さく済みそうです。
逆に、海外ではスターアライアンス加盟社の便ばかり使うという方は、シルバーになることで影響を受けやすいタイプです。こうして並べてみると、「ANAをどのくらい、どう使っているか」が、新制度との相性を決めるんだなとあらためて感じます。
もうひとつ見逃せないのが、ANAグループ運航便で100万ライフタイムマイルに到達している人の扱いです。この人たちは、決済額にかかわらずSFC PLUSになります。
ただし、SFCマイル特典の5,000マイルは、年間決済額が300万円以上の場合だけ進呈される、という条件が付いています。ゴールドの資格は維持できても、毎年のボーナスマイルは変わる可能性がある、ということですね。
もし自分が100万マイルに近いところにいるなら、あと何マイル必要なのかを一度調べてみる価値はあります。到達の目安がわかると、今後の飛び方の計画も立てやすくなります。ただ、そのためだけに無理をして飛ぶのは本末転倒なので、あくまで「旅したい気持ち」を優先してほしいです。
ここまで制度の中身を見てきましたが、最後は「で、自分はどうするの?」というところです。私なりに、タイプ別に考えてみます。もちろん、これはあくまで判断材料のひとつなので、最終的には自分の生活に照らして決めてください。
ここまで読んで、気持ちが重くなっている方もいるかもしれません。でも、制度の話は、感情で受け止めるより、数字と自分の旅のパターンで受け止めるほうが、ずっと楽になります。ここからは、手を動かすパートです。紙とペンか、スマホのメモを用意してもらえると進めやすいと思います!
最初にやることは、とてもシンプルで、年間のカード決済額を計算することです。感覚で「300万円は無理」と思っていても、実際に積み上げてみると意外な数字が出てくることがあります。
ここでは、あくまで仮の例として、3つのパターンで試算してみます。数字は私が置いた例なので、ご自身の状況に置き換えてみてください。
| タイプ | 月の生活費のカード決済 | 年の旅行費用 | 年間合計 |
|---|---|---|---|
| 独身の会社員 | 12万円 | 40万円 | 184万円(12万円×12か月+40万円) |
| 共働き夫婦(家族カード合算) | 20万円 | 60万円 | 300万円(20万円×12か月+60万円) |
| 個人事業主(経費も含む) | 45万円 | なし | 540万円(45万円×12か月) |
このように、独身の会社員だと旅行を含めても184万円で、300万円には届きません。一方、家族カードの利用額が合算される共働き夫婦なら、旅行を含めて300万円に届くケースもあります。個人事業主は、経費をどのカードで払うかによって大きく変わりますが、先ほどお伝えしたとおり、法人カードは対象外になる場合があるので注意が必要です。
同じSFCホルダーでも、生活スタイルによって、300万円の遠さが全然違うことがわかりますよね。このばらつきこそが、今回の制度への賛否が分かれる理由なんじゃないかなと思います。
試算してみて、300万円が現実的に見える人は、PLUSを目指すのもひとつの選択肢です。ただし、無理に支出を増やすのは本末転倒です。日常の固定費や、もともと発生する支出をANAカードに集約する、というくらいの範囲で達成できるかどうかが、ひとつの目安になると思います。
仮に、300万円を還元率1%のカードで決済したとすれば、3万マイル相当が貯まる計算です。ただ、これはカードの種類やマイルの付与方法によって大きく変わるので、あくまで目安として、実際の還元率はご自身のカードで確認してください。
一方、300万円が現実的でない人は、LITEを受け入れて、その中で最大限楽しむ道もあります。LITEでも、国内線では条件付きでラウンジを使えますし、優先チェックインなどの基本的なサービスは維持される見込みです。ラウンジのためだけに無理をしてまで、決済額を増やすのはおすすめしません。
旅をする目的は、ラウンジに入ることではなく、新しい景色や体験に出会うことのはずです。その原点に立ち返ると、どこまで制度に付き合うかが、少し見えやすくなるような気がします。
判定期間の開始は2026年12月16日で、今日から数えると、あと約2か月半です。「まだ先」と思っていると、あっという間に来てしまう時期でもあります。PLUSを狙うかどうかにかかわらず、今のうちにやっておくと安心なことを、リストにしてみます。
- 直近12か月のANAカード・ANA Payの決済額を、ざっくり把握する
- 家族カードの利用状況を確認し、誰のカードでどれだけ使っているかを見える化する
- 毎月の固定費(通信費、光熱費、保険料など)のうち、カード払いに寄せられるものを洗い出す
- 複数のANAカードを持っている場合は、マイル口座が統合されているかを確認する
- 法人カードや個人事業の経費を使っている場合は、どのカードの利用額が対象になるかを確認する
どれも、お金や生活を大きく変えるものではなく、「今の状態を知る」ためのステップです。知ったうえで、PLUSを目指すのか、LITEを受け入れるのかを決めれば、後悔が少なくなるはずです。
制度が変わるたびに気持ちが揺れるのは、ひとつの仕組みに頼りすぎているからかもしれません。このブログでは、航空会社の上級会員だけでなく、ホテルのステータスやクレジットカードの特典を組み合わせて、旅の満足度を上げていく方法をたくさん紹介してきました。
たとえば、「家族カードの決済額を合算してマリオットボンヴォイのプラチナエリートを目指す」のように、ホテル側のステータスを育てる方法もあります。また、「ANA特典航空券が取れない・予約できない理由|国内線と国際線で対策はこう違う」で書いたように、マイルの使い方を工夫するだけでも、旅の選択肢は広がります。
私自身、ポイントやマイルの記事を書いていて強く感じるのは、「制度は変わるもの」という前提を持っておくことの大切さです。変わった瞬間に慌てるより、変わる前提で複数のルートを用意しておく。たとえばカードの特典、ホテルのステータス、マイルの使い道。それぞれが少しずつ支え合っていれば、どれか一つが弱くなっても、旅そのものは続けられます。
どれかひとつの制度に旅の質を預けてしまうと、制度が変わったときに大きく影響を受けます。いくつかの手段を持っておくことは、旅を「完璧な旅」ではなく「納得できる旅」にしていくための、大切な準備だと私は考えています。
Q. すでにSFCを持っていますが、何もしないとLITEになりますか?
初回の判定期間は2026年12月16日から2027年12月15日で、その間の決済額が300万円に届かなければ、2028年4月1日から始まる新制度でSFC LITEの扱いになる予定です。ただし、100万ライフタイムマイル到達者は決済額に関係なくPLUSです。最終的な扱いは、公式の最新情報で確認してください。
Q. LITEになっても、SFCとしての会員資格は残りますか?
はい、300万円に届かなかったからといって退会になるわけではなく、区分がLITEになるという扱いです。優先チェックインなどの基本サービスは維持される見込みと案内されています。
Q. LITEでも、羽田や成田のANAラウンジは使えますか?
国際線では、ANAグループ運航便に搭乗する場合に羽田・成田・ホノルルのANAラウンジを使える、と案内されています。国内線は混雑時を除いて使える形で、事前予約制度の詳細は2027年度中に案内される予定です。
Q. 家族カードの利用額は、本当に合算されますか?
ANAの案内を整理した情報では、家族カードの利用額は本会員の分に合算されるとされています。夫婦で決済を分けている場合は、合算できるかどうかが大きな差になるので、ご自身のカードの種類と会員の登録状況を、公式サイトで確認してください。
Q. ラウンジの事前予約はいつから始まりますか?
国内線ラウンジの事前予約制度の詳細は、2027年度中に案内される予定とされています。現時点では開始時期も取り方も確定していないため、ANAのお知らせを定期的に確認するのがおすすめです。
Q. 修行をこれから始めるのは遅いですか?
入会の条件そのものは今回も変わっていないので、修行の道が閉ざされたわけではありません。ただし、新制度の開始後に入会した場合は、100万ライフタイムマイル到達者を除いて一律LITEからのスタートになるため、費用対効果を計算してから判断するのが安心です。
まとめ|制度に振り回されず、自分の旅を中心に考える
9月29日の見直しで、SFC LITEでも条件付きでANAラウンジが使えるようになりました。でも、300万円の基準も、スターアライアンス・シルバーの扱いも、変わりませんでした。
大事なのは、ニュースの見出しに一喜一憂するのではなく、自分の旅のパターンに照らして「何が変わって、何が変わらないのか」を見極めることだと思います。まずは、過去1〜2年の旅行と年間の決済額を、書き出してみてください!
そして、旅の目的を思い出してみてください。ラウンジも、ステータスも、新しい景色に出会うための手段のひとつです。制度が変わっても、旅に出たいという気持ちは変わらない。その気持ちを大切に、納得できる旅を計画していきましょう!

