記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

「トク旅Blog」を運営しているゆーたろです。
ANAマイルやマリオットのポイントを使って”ちょっと贅沢だけどお得な旅”を楽しむのが大好きです!
特典航空券で行く海外旅行など、実際の体験談やおすすめプランを紹介しています!ポイントの貯め方やお得情報も分かりやすくまとめているので、ぜひ次の旅行のヒントにしてくださいね!
メインカード:Marriott Bonvoy アメックスプレミアム
メイン航空会社:ANA
メインポイ活サイト:ハピタス←紹介特典付き
ヒースロー空港は24時間オープン。長い乗り継ぎの待ち時間でも、工夫次第で安全に仮眠ができます。本記事では空港内の無料&有料仮眠スポット、女性の一人利用の体験談から防犯対策まで、詳しく紹介します。ラウンジのナップルーム活用術も解説し、空港で快適に仮眠を取る方法を伝授します!

ヒースロー空港は全ターミナルが24時間体制で運営されており、夜間も閉鎖されません。実際、多くの旅行者が早朝便や長い乗り継ぎのためにターミナル内で夜を明かしています。「ヒースロー空港では女子1人でも空港泊は可能」といった声もあり、基本的に治安は良く警備も巡回しているため、ある程度、安全に仮眠できます。深夜の空港は人通りが減り静かになりますが、完全に無人にはならず定期的にスタッフや清掃員の目もあります。そのため、必要な注意を払えばヒースロー空港内で仮眠を取ること自体は十分可能と言えるでしょう!
ただし、ターミナルによっては夜間に仮眠者を特定エリアに集める運用が行われています。例えば第3ターミナルでは、夜間の仮眠者は午前4時頃まで指定エリアに移動させられると報告されています。係員の指示があれば従い、安全に過ごしましょう。また、EU圏外からの乗客で出国審査前の場合、夜間は第3ターミナルに誘導されるケースもあるようです。いずれにせよ、空港側も旅行者が仮眠する状況を想定しており、適切に対応してくれます。
ヒースロー空港は全ターミナルが24時間体制で運営されており、夜間も閉鎖されません。実際、多くの旅行者が早朝便や長い乗り継ぎのためにターミナル内で夜を明かしています。深夜の空港は人通りが減り静かになりますが、完全に無人にはならず定期的にスタッフや清掃員の目もあります。そのため、必要な注意を払えばヒースロー空港内で仮眠を取ること自体は十分可能です。
ただし、ターミナルによっては夜間に仮眠者を特定エリアに集める運用が行われています。例えば第3ターミナルでは、夜間の仮眠者は午前4時頃まで指定エリアに移動させられると報告されています。係員の指示があれば従い、安全に過ごしましょう。また、EU圏外からの乗客で出国審査前の場合、夜間は第3ターミナルに誘導されるケースもあるようです。いずれにせよ、空港側も旅行者が仮眠する状況を想定しており、適切に対応してくれます。
空港で仮眠する方法には大きく分けて、「無料」でベンチなどに横になる方法と、「有料」の施設やサービスを利用する方法があります。それぞれメリット・デメリットがあるため、状況に応じて選びましょう。
無料で仮眠を済ませる最大の利点は費用がかからないことです。空港内のベンチや椅子を使えば、もちろん宿泊費はゼロ。ただしその分、照明やアナウンス音、硬い椅子など快適性に欠ける点は否めません。ヒースロー空港では夜間も放送が流れ続け、照明も安全のため一晩中点灯しています。そのため、耳栓やアイマスクなしで寝ようとすると眠りが浅くなるでしょう。また椅子の肘掛けが邪魔で横になれない場所も多く、冷え込みで体が冷えることもあります。
一方、有料サービスを利用すれば静かでリクライニング可能な座席やベッド、シャワー完備の環境で仮眠できます。ラウンジなら食事やドリンクも楽しめ、ホテルなら完全なプライベート空間で横になれます。「お金はかかるが確実に休める」のが有料オプションの強みで、疲労具合や予算と相談して検討すると良いでしょう。なお、有料ラウンジ利用料は一般的に1回あたり約40~60ポンド(約7,000~10,000円)とそれなりの出費です。ホテル宿泊ともなればさらに高額になります。費用を抑えるか快適さを取るか、自身の優先事項に応じて選択してください。
ヒースロー空港は第2~第5ターミナルまであり、それぞれ雰囲気や設備が少しずつ異なります。仮眠のしやすさもターミナルごとに差があるので、利用ターミナルの特徴を押さえておきましょう。
- 第3ターミナル:ヒースローでもっとも仮眠スポットが充実しているとの声があります。出発フロアの一角には無料の休憩ラウンジ(後述「レスト&リラックスルーム」)もあり、仮眠向きの長椅子も比較的多めです。実際に「幸いにも長椅子が沢山あり、野宿泊民にとっては良い環境」という口コミもあります。出発階のカフェ「Pret A Manger」付近にはクッション付きでひじ掛けのないベンチがあり、電源も利用できる穴場スポットです。また、第3ターミナルには後述する短時間滞在ホテル「Aerotel」が到着階にオープンし、カプセルホテル的な需要にも応えています。
- 第4ターミナル:やや仮眠スポットが限られる印象です。空港直結の「ヒルトン」ホテルがあるものの、一般エリアでは横になれるベンチが少なめです。ただし、到着フロアからヒルトンへの連絡通路付近には肘掛けなしベンチがあり実際に仮眠に利用された例があります。第4ターミナルには深夜営業の店舗が少ないですが、到着階の「COSTA COFFEE」は24時間営業なので、夜通し開いている貴重な場所です。深夜に暖を取ったり軽食を取るには便利で、この付近で休めば人目もあり安心感があります。
- 第5ターミナル:最新かつ利用者の多いターミナルですが、仮眠に適した椅子はやや少なめです。多くの座席に肘掛けが付いていて横になりづらく、清掃も頻繁に入ります。ただ、出発フロアの上階(チェックイン階)のGゲート付近には数少ない長椅子があり、ここで横になれたという報告があります。また到着ホールにはクッション性のある長椅子が設置されており、夜間は出発エリアより静かで狙い目です。第5には直結の「ソフィテル」ホテル(高級ホテル)があるので、予算に余裕があれば利用すると格段に快適です。
- 第2ターミナル:キーワードにはありませんが補足しますと、第2も24時間開いています。ただし深夜帯は保安検査場が一時クローズするため、乗り継ぎの場合は一旦ランドサイド(一般エリア)に留まる必要があります。仮眠スポットとしては、AゲートからBゲートへ向かう連絡通路途中にある静かなスペースが知られています。エスカレーターを使わずエレベーターで下に降りると辿り着く場所で、リクライニングチェアが並び比較的穴場です。
このように、各ターミナルで仮眠環境に差があります。一般的には第2・第3ターミナルの方が仮眠しやすく、第4・第5ターミナルは無料で横になれる場所がやや限られると言われています。もしターミナル間を移動できる状況であれば、より環境の良いターミナルを利用する手もあります(空港内の無料シャトル列車やバスで移動可能)。ただし早朝のフライトに備える場合は、やはり出発ターミナル内で仮眠するのが安心です。
ヒースローで仮眠を取る際に注意したいのが、「入国前(エアサイド)か入国後(ランドサイド)か」で利用できる施設が変わる点です。乗り継ぎで英国に入国しない(入国審査を通過しない)場合、基本的に利用できるのは制限エリア内(エアサイド)の施設やサービスに限られます。一方、一度入国審査を通過してランドサイド(一般エリア)に出れば、空港内ホテルや到着ロビーの施設も利用可能ですが、再度出国審査と保安検査を受けて搭乗エリアに戻る必要があります。
例えば、後述するAerotelはランドサイドに位置しているため、乗り継ぎで利用するには一旦入国しなければなりません。入国審査・税関を経てターミナル間を移動し、仮眠後にまた保安検査を受けて出発ゲートへ向かう流れとなります。そのため、乗り継ぎ時間に余裕がない場合はランドサイドのホテル利用は現実的でないでしょう。目安として、空港スタッフからも「ホテル利用の際は最低3時間以上の余裕を持つよう」勧められています。特に早朝便の場合、搭乗2時間前には再集合する必要があることも忘れずに。
また、国籍によっては入国にトランジットビザ(乗り換えビザ)が必要な場合もあります。アメリカ国籍の旅行者などは不要ですが、日本人は現在ビザなしで英国入国できます。しかし一部の国籍では乗り継ぎでも入国扱いとなりビザが求められるケースがあるため、自分が該当するか事前に確認してください。こうした手続きを踏んででもホテルで仮眠を取りたいか、それとも入国審査前のエリアで簡易に仮眠を済ませるかは、乗り継ぎ時間や自分の体調次第で判断しましょう。なお、制限エリア内にも仮眠可能なラウンジや無料休憩スペースがあります(後述)ので、「入国しない=仮眠できない」ということでは決してありません。
空港内で仮眠するときは、いくつか基本的な注意ポイントを押さえておくと安心です。
まず、フライト時刻の管理はしっかり行いましょう。寝過ごして飛行機に乗り遅れては大変です。必ずアラームをセットし、できれば出発の2時間前には起きられるよう余裕を持っておくのがおすすめです。空港泊は慣れない環境で寝不足になりがちなので、早め早めの行動でミスを防ぎましょう。
次に、仮眠する場所の安全性も確認が必要です。人通りが全くない真っ暗なエリアは避け、適度に人目のある場所で寝る方が安心です。防犯カメラが付いている場所や24時間営業の店の近くなど、何かあってもすぐ助けを求められる位置を選ぶと良いでしょう。実際、女性一人で空港泊をした方は「ホテルの出入口近くで、何かあったら駆け込める安心感があった」と述べています。このように、万一のとき逃げ込める場所が近いと心理的にも落ち着けます。
さらに、身体の寒さ・疲れ対策も重要です。ヒースローに限らず空港は夜間かなり冷え込みます。動かずにいると想像以上に体が冷えるため、上着を1枚余分に持っておくか、ブランケット代わりになる大判ストールなどを用意しておきましょう。また床や椅子で横になる際、硬さで身体が痛くなりがちです。長時間のフライトで疲労している場合は尚更なので、自分が少しでも快適に休める工夫(例えば荷物を枕にする、靴を脱いでリラックスする等)をすると休息の質が違います。
最後に、防犯に関わる詳細なポイントやおすすめ仮眠スポットについては、以下でさらに掘り下げて解説します。それぞれ無料で利用できる場所と有料で利用できる施設に分けて紹介しますので、自分に合った方法を見つけてください。

ヒースロー空港には空港ターミナルと直結、または空港構内にあるホテルが複数存在します。空港直結ホテルなら移動時間が短く、深夜・早朝でもスムーズに行き来できるのが魅力です。代表的な空港内ホテルとその特徴は以下のとおりです。
- Aerotel London Heathrow(エアロテル):第3ターミナル到着エリア内に2021年にオープンした新しいホテルです。6時間や9時間など短時間から泊まれるプランがあり、深夜到着や早朝出発に合わせて柔軟に部屋を確保できます。客室はコンパクトながら防音仕様でシャワーも完備され、仮眠には十分な設備です。第3ターミナル利用者以外でも、入国後に移動すれば利用可能です。
- Hilton London Heathrow Airport(ヒルトン・ロンドン・ヒースロー空港):第4ターミナルとスカイブリッジ(連絡通路)で直結した高級ホテルです。徒歩ですぐチェックインでき、設備やサービスはさすがヒルトンブランドで快適そのもの。ターミナル4を利用する方には便利ですが、現在ターミナル4発着の便が少ないこともあり宿泊者はやや少なめです。第4ターミナルから他ターミナルへはシャトルや地下鉄で移動できます。
- Sofitel London Heathrow(ソフィテル・ロンドン・ヒースロー):第5ターミナルと連絡通路で直接つながった5つ星ホテルです。館内は高級感に溢れ、レストランやスパも併設されています。長距離フライト前に“フルサービスの快適さ”を求める方に最適で「搭乗前に最高の快適を得られる」と評判です。料金は高めですが、その分ゆったりと疲れを癒やすことができます。
このほか、第5ターミナル付近には「ヒルトン・ガーデン・イン」や、ターミナル周辺にシャトルバスで行けるプレミアイン、ホリデイ・インなどのホテルも多数あります。空港を出て移動する手間はありますが、周辺のバジェットホテルを活用するのも一つの手です。特に乗り継ぎ時間が長い場合や、一晩しっかり寝直したい場合には検討してみてください。総じて、空港内・周辺ホテルは無料で仮眠する場合に比べ格段に静かでプライバシーも守られ、確実に休息が取れるのがメリットです。費用と時間に余裕があれば、ホテル滞在も前向きに検討すると良いでしょう。

ヒースロー空港第5ターミナルのブリティッシュエアウェイズ「Forty Winks」ラウンジに設置された睡眠ポッド(EnergyPod)。プライバシーバイザー付きで、重力を感じにくい姿勢に倒してパワーナップ(仮眠)が取れる最新設備です。
飛行機のラウンジを利用して仮眠を取る方法もあります。ヒースロー空港には各航空会社の上級クラス向けラウンジや、会員制・有料の民間ラウンジが多数存在しますが、その中には仮眠用の設備(ナップルームや睡眠ポッド)を備えたラウンジもあります。
例えば、第5ターミナルにあるブリティッシュエアウェイズのファーストクラスラウンジ(First Lounge)内には、「Forty Winks(フォーティ・ウィンクス)」と名付けられたナップラウンジがあります。ここにはRestWorks社製の「EnergyPod(エナジーポッド)」と呼ばれる睡眠ポッドが7台設置されており、利用者は自由に短時間の仮眠を取ることができます。エナジーポッドは半球状のバイザーで頭部を覆い、脚を持ち上げる独特な形状で理想的なパワーナップ(仮眠)姿勢を提供するハイテク椅子です。ファーストクラス搭乗者やワンワールドエメラルド会員など限られた利用者のみアクセス可能ですが、もし条件を満たすなら是非体験してみたい最新設備でしょう。
また、第3ターミナルのヴァージンアトランティック「Clubhouse」ラウンジには、「スヌーズエリア」と呼ばれる仮眠スペースがあります。こちらは照明が落とされ、柔らかなリクライニングチェアが並ぶ静かな一角で、仮眠が取りやすい雰囲気です。高度なポッド型ではありませんが、上質な椅子でリラックスできます。ただしヴァージンのラウンジもビジネスクラス(Upper Class)搭乗者や提携クレジットカード会員等に限られるため、誰でも使えるわけではありません。
一方、追加料金を支払えば誰でも利用できる有料ラウンジもいくつかあり、仮眠設備を提供しています。第3ターミナルの「No1ラウンジ」はその代表例で、ラウンジ内部に有料の仮眠用個室(スリーピングポッド)を備えています。シングル・ツイン・トリプルの個室があり、シャワー完備で6:00〜22:00の間で利用可能です。最低3時間から予約でき、料金は1時間あたり約20ポンド~と設定されています。ターミナル3乗り継ぎの乗客向けに設計されていますが、事前予約すれば誰でも利用できます。実質ターミナル3内で夜を越すためのミニホテルとして機能しており、「ターミナル3唯一の宿泊施設」と紹介されることもあります。同じく第3ターミナルには「Club Aspire」ラウンジもあり、こちらはリクライニングできるチェアと薄暗い照明の“レストゾーン”を備えています。ナップルームほど完全個室ではないものの、無料で利用できる範囲で仮眠に適した空間を提供しています。
さらに、第2ターミナルや第5ターミナルには「Plaza Premium Lounge(プラザプレミアムラウンジ)」があり、こちらも有料で誰でも利用可能です。プラザプレミアムラウンジには有料の仮眠室(リクライニングベッド付き個室)が用意されており、希望者は追加料金で利用できます。またリクライニングチェアや無料シャワー設備も整っており、24時間営業のため深夜の仮眠にも便利です。第4ターミナルにもプラザプレミアム運営のラウンジがあり、こちらも仮眠ベッドの提供があります。
プライオリティパスなどのラウンジ会員サービスをお持ちの場合、上記のNo1ラウンジやプラザプレミアムラウンジを無料または割引料金で利用できることもあります。もしカードをお持ちなら活用しましょう。ラウンジを有料利用する場合、料金は時間制の場合と定額で数時間滞在可能な場合がありますが、ヒースローではだいたい40~60ポンド程度が相場です。料金に見合った快適さ(ソファで横になれる、静かな環境、シャワーや軽食も利用可)が得られるので、仮眠と併せてリフレッシュしたい方にはラウンジ利用もおすすめです。
有料のホテルやラウンジを利用して仮眠を取る際には、いくつか事前に注意・準備すべきポイントがあります。
まず予約の有無です。空港内ホテル(Aerotelやソフィテル等)は当日飛び込みでも泊まれないことはありませんが、混雑状況によっては満室の可能性もあります。特に乗り継ぎ客が多い日程では事前予約しておくに越したことはありません。前述のヨーテルも、営業当時は「常に満室気味なのでオンライン予約推奨」とされていました。確実に部屋やポッドを確保したいなら、事前予約がベターでしょう。ラウンジの仮眠個室(No1ラウンジのベッドルーム等)もオンライン予約に対応しています。
次に入国関連の注意です。乗り継ぎでランドサイドのホテルを使う場合は、前述のとおり一旦入国審査を受ける必要があります。この際、自国の査証要件を確認しておきましょう。国籍によってはトランジットでも入国扱いとなりビザが必要な場合があります。日本国籍の場合はビザ不要ですが、例えばインドなど一部の国籍では乗り継ぎ時もビザが要求されるので注意が必要です。また、入国する場合は保安検査を抜けて搭乗エリアに戻る時間も確保しなければなりません。仮眠後に余裕を持ってゲートに向かうために、最低でもフライト出発の2~3時間前にはホテルやラウンジを出発するスケジュールにしましょう。
さらに営業時間と利用条件もチェックしておきましょう。有料ラウンジによっては深夜閉鎖されるところ(例:No1ラウンジは22時閉店)もあります。仮眠ポッド自体の利用時間帯が決まっているケースもあります(No1ラウンジの個室は5:00~22:00のみ利用可)。深夜に利用したいなら24時間営業のプラザプレミアムラウンジなどを選ぶ必要があります。同様に、航空会社ラウンジの場合は利用資格の有無を確認しましょう。BAやヴァージンのラウンジは誰でも有料で入れる訳ではなく、ビジネスクラス以上の搭乗券や上級会員資格が必要です。もし該当しない場合は、プライオリティパスが使えるラウンジや、有料一般開放ラウンジを使う必要があります。
最後に支払い方法も念のため。クレジットカードがあれば問題ありませんが、デビットカードや現金しか持っていないと利用できないサービスもあります。空港内ですのでクレジットカード払いが基本と思っておきましょう。
有料の仮眠スポットを利用することには、無料に比べて以下のようなメリットとデメリットがあります。
- メリット:何と言っても快適さと安心感が段違いです。静かな個室や専用スペースで横になれるため、身体を伸ばして質の良い睡眠が取れます。シャワーでさっぱりしたり、ふかふかのベッドで熟睡できるのは大きな利点でしょう。実際、「これらのホテルは無料で寝るより高いが、その分確実に休息を取れる」との評価があります。またラウンジ利用なら食事やドリンクも無料で提供されるため、空腹・乾きに悩まされることもありません。荷物の盗難リスクも極めて低く、リラックスして仮眠できます。
- デメリット:やはり費用がかかる点です。有料ラウンジは1回あたり数千円以上、ホテル宿泊なら1万円を超えることも珍しくありません。無料で済むところにお金を払うというコスト面のデメリットはあります。また、一部サービスは利用のために手間や条件が伴います。前述のように入国が必要だったり、特定ターミナルまで移動したり、会員資格が必要なケースもあります。時間的・手続き的なコストも踏まえて検討しましょう。それでも、疲労困憊の状態で無理に床で寝て風邪をひくリスクなどを考えれば、支払う価値は十分あると言えます。
総じて、「お金で快適と安心を買う」のが有料仮眠サービスです。旅程や予算に合わせて、上手に活用してください。
ヒースロー空港内で無料で仮眠する場合、どこで眠るかが最大のポイントになります。幸い、各ターミナルに仮眠に使える場所が点在しているので、旅行者の報告を元に代表的なスポットをリストアップします。
- 第2ターミナル:AゲートとBゲートを結ぶ連絡通路途中にある静かな空間がおすすめです。エスカレーターに乗らずエレベーターで下階に降りるとリクライニング可能な椅子が並ぶエリアがあり、人も少なく落ち着けます。
- 第3ターミナル:出発階の「Pret A Manger」付近にある長椅子は人気の仮眠スポットです。クッション付き&ひじ掛け無しのベンチがあり、コンセントも近く便利です。また、後述の無料休憩室「レスト&リラックスルーム」も第3ターミナル内にあります。
- 第4ターミナル:ランドサイド(一般エリア)の24時間営業カフェ「COSTA」周辺が穴場です。深夜でも営業しているため明るく、人目もあるので女性でも安心して過ごせます。カフェで何か注文すれば、座席に長時間いても咎められません。
- 第5ターミナル:チェックインフロア(出発階)の一つ上の階(Level 3)Gゾーン付近に肘掛けのない長椅子があります。ここは比較的見つけにくい場所ですが、夜間は空いていて横になれたとの報告があります。また、到着階のロビーも夜は静かで椅子も多いため仮眠向きです。
- その他共通:到着ホールは深夜になると出発階より人が減り静かなので、仮眠を取るには狙い目です。また各ターミナルにある多目的祈祷室(Chapel)や瞑想室も、空いていれば静かな休憩スペースとして利用できます。他の利用者がいる場合は配慮が必要ですが、照明が落ち着いていて平和な雰囲気なので、こっそり目を閉じて休むには適しています。
以上のような場所が無料仮眠の定番スポットとして挙げられます。ただし、状況によって環境は変わるため、現地で「ここなら眠れそう」という場所を自分の目で探すことも大切です。人通りの少ない未使用ゲート付近などは穴場になりやすいので、フライト案内を見て空いているゲートを探し、移動してみるのも一つの手です。その際は自分の搭乗口から遠く離れすぎないようにし、時間に注意してくださいね。
空港での仮眠は概ね安全ですが、公共の場である以上リスクがゼロではないことも頭に入れておきましょう。一番の懸念はスリや置き引きなど盗難の危険です。ヒースロー空港自体は警備が行き届いており治安も良好ですが、それでも油断は禁物です。実際に他の空港ではありますが、「仮眠中、隣に置いていたバッグから現金やカードを盗まれた」という被害報告もあります。空港内は開放的な空間ゆえ、不特定多数の人が行き来します。眠っている隙を狙われる可能性は常にある、と考えて行動しましょう。
具体的には、荷物から目を離さないことが鉄則です。たとえ自分のすぐ隣に置いていたとしても、寝てしまえば意識はありません。貴重品入りのバッグは抱きかかえる、体にくくりつけるなどして、簡単に持ち去られないようにします。空港のベンチは金属製でチェーンなどを巻き付けにくいですが、小型の南京錠でファスナーをロックしたり、バッグ同士を繋いでおくだけでも被害抑止になります。実際に日本人旅行者の体験では、「財布と携帯を鞄の内部にウォレットチェーンで繋ぐ」という対策が取られていました。このように事前のひと工夫でスリ対策を万全にしておくことが大切です。
また、防犯上人目のある場所で寝るのも有効な手段です。完全に人気のない暗がりだと、泥棒にとって好都合になってしまいます。逆に清掃員や警備員の目が届く場所、人が多少往来する場所であれば犯行は起こりにくくなります。特に女性一人の場合、不安であれば24時間営業のカフェの近くや、他の旅行者が仮眠しているエリアに陣取ると良いでしょう。お互い見守り効果も期待できます。
盗難防止(スリ対策)のコツをまとめます。仮眠時には次の点を意識しましょう。
- 貴重品は肌身離さず持つ:パスポート、財布、スマホなど最重要品は身につけておきます。バッグの中に入れて寝る場合も、バッグを抱えて枕にするかストラップを体に巻き付けておきます。寝ている間に勝手に持ち去られないよう、自分の体と一体化させるイメージです。
- バッグにはロックをかける:バックパックやスーツケースには小型の鍵やワイヤーロックを付けましょう。ファスナーの引手同士をロックしたり、椅子の脚とバッグを繋いでおけば、一瞬で中身を抜かれるリスクを減らせます。完全には防げなくとも、「手間がかかる」と思わせるだけで抑止効果があります。
- 必要以上の現金・貴重品は持ち歩かない:仮眠に入る前に、大金や不要なカード類は別の安全な場所に保管できないか検討しましょう。例えば空港のコインロッカーや預け荷物(ただし荷物紛失のリスクもあるので注意)などです。手元の荷物が少なければそれだけ管理も容易になります。
- 周囲と協力する:もし近くに同じように仮眠している旅行者がいれば、お互いに見張り合うのも手です。完全に見知らぬ人に頼るのは難しいですが、家族や友人と一緒なら交代で仮眠を取るなどして、常に誰か一人は起きている状態にすると安心です。
万一盗難被害に遭った場合、空港内の警察やスタッフに連絡しましょう。監視カメラの映像確認など対応してもらえる可能性があります。とはいえ何より「盗られないようにする」予防が肝心です。以上のポイントを押さえ、スリ対策は万全にしてから眠りにつきましょう。
最後に、ヒースロー空港で安全・快適に仮眠するための工夫や準備について、ポイントを整理します。事前に知っておくと役立つコツを以下にまとめました。
- 防寒対策をしっかりと:深夜の空港は冷えるので、上着や薄手のブランケットを用意しましょう。ヒースロー空港でも「夜間は冷えて後悔した」という声があるほどで、パーカーやストールが一枚あるだけで体感温度が違います。
- 騒音・明るさ対策:24時間空港ゆえ、アナウンスの放送が一晩中流れますし、照明も消えません。耳栓やノイズキャンセリングヘッドホンで音を遮断し、アイマスクで光を遮りましょう。実際「耳栓やアイマスクが必須」との声もあります。快適な睡眠のためのマストアイテムです。
- 寝具・便利グッズの活用:空港のベンチや床で眠るには工夫が必要です。首枕(ネックピロー)があると、座った姿勢でも首が痛くなりにくく便利です。また、荷物用の小さな折りたたみマットや、機内でもらったスリッパがあるとリラックス度が増します。仮眠初心者ほど道具に助けてもらいましょう。
- 貴重品は常に身につけて:前述のスリ対策と重なりますが、貴重品は体から離さないのが鉄則です。寝入ってしまうと無防備になるので、財布・スマホ・パスポート類はウエストポーチ等で抱えたまま寝るか、枕元に置いて常に感触を感じられる状態にしておきます。
- 場所選びと周囲への配慮:完全な暗がりや人けの無い場所は避け、適度に人目のある静かな場所を選んでください。また仮眠中は周囲への迷惑にならないよう音楽の音量を下げる、荷物を広げすぎない等の配慮も忘れずに。自分と周囲双方が安心して過ごせる環境作りが大切です。
以上の準備をしておけば、たとえ空港のベンチでもかなり快適さが違ってきます。「寒い・うるさい・まぶしい」を潰し、盗難リスクを下げれば、後は疲れも手伝って意外と眠れるものです。「こんな物まで持ってきて大げさかな?」と思うくらい準備しても、困ることはありません。万全の対策で臨み、少しでも体を休めてくださいね。

空港での仮眠をサポートしてくれる持ち物・便利グッズをリストアップします。機内持ち込み手荷物に余裕があれば、ぜひ忍ばせておきましょう。
アイマスク:寝顔にかけて光を遮断します。一晩中照明が落ちない空港では睡眠の質向上に必須です。

耳栓 or ノイズキャンセリングイヤホン:深夜でも鳴り続けるアナウンス音対策に。有線イヤホンで環境音を流すのも効果的です。
首枕(ネックピロー):椅子に座ったままでも首が痛くなりにくくなります。エア枕型なら荷物にならずおすすめ。

ブランケット or 大判ストール:身体の冷え防止に。小さく畳めるブランケットや厚手のストールがあると、深夜の冷え込みも安心です。

モバイルバッテリー:仮眠中もスマホのアラームは必須なので、充電切れ防止に携帯バッテリーを。コンセントが遠い場合にも役立ちます。

小型南京錠・ワイヤーロック:ファスナーをロックしたり、バッグを椅子に固定するのに使えます。盗難抑止に有効です。

以上があるとベターですが、もちろん全てを揃える必要はありません。最低限、耳栓・アイマスク・上着の三種の神器だけでも持って行くと違います。ご自身の快適グッズを活用しつつ、ヒースロー空港での仮眠に備えてください。必要な休息をしっかり取って、元気に旅を続けましょう。Have a nice trip!

関連する人気な記事です!