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旅行好きなら見逃せないマリオットボンヴォイとヒルトンの提携クレジットカード。どちらも持つだけでホテルの上級会員資格が得られ、宿泊がより快適になりますが、その内容には大きな違いがあります。
本記事では「マリオット vs ヒルトン」カードの特典の違いを整理し、2枚持ちのメリット・デメリット、さらにステータスマッチやホテル宿泊数(修行)の難易度まで徹底解説します。すでにマリオット系カードをお持ちでヒルトン系カードを検討中の旅行好きの方々に向けて、どちらのカードが自分に合うか判断しやすいようにまとめました!

まずはマリオットボンヴォイ・アメックス(Marriottカード)とヒルトン・オナーズ・アメックス(Hiltonカード)の基本スペックと特典の違いを見てみましょう!それぞれ一般カード(年会費低い方)とプレミアムカード(年会費高い上位カード)の2種類があり、年会費や付帯特典、ポイント還元率に違いがあります。以下、主要な違いを項目ごとに比較します。
- 年会費・基本特典の比較
- 付帯ステータス(ゴールド)の格とサービスの違い
- ポイントプログラムと無料宿泊特典の違い
- ヒルトン一般カード:16,500円
- ヒルトン・プレミアム:66,000円
- マリオット一般カード:23,100円
- マリオット・プレミアム:49,500円
まず一般カードでも上位カードにおいてもコスト面で差があります。高い年会費に見合うだけの特典が用意されているかが重要ですが、ヒルトン一般カードは年1.65万円でゴールド会員資格が付くため非常にコスパが良く、一方マリオット一般カードは2.31万円でシルバー資格のみ(ゴールドになるには年間100万円利用が必要)と見劣りします。上位カード同士では年会費に約1.65万円の差がありますが、その分ヒルトン・プレミアムは継続時に無条件で無料宿泊券(週末1泊)がもらえるなど特典が手厚く、マリオット・プレミアムは継続特典の無料宿泊券が年150万円利用時に1泊付与と条件付きです。 基本特典として、どのカードも持つだけでホテルの上級会員資格(後述)が付与されます。また共通で国内主要空港ラウンジが無料利用可能といった旅行サポートも付帯します。さらに両カードともアメックスのトラベルサービス(旅行保険や手荷物宅配など)も充実しています。ただし家族カードに関して主要特典(上級会員資格や無料宿泊)は本会員のみで、家族カード会員は対象外なので注意が必要です。
カード最大の魅力は「持つだけでホテルのゴールド会員資格が手に入る」ことですが 、同じ「ゴールド」でもヒルトンとマリオットでは格(待遇)が異なります。
ヒルトン・オナーズでは会員ランクがメンバー → シルバー → ゴールド → ダイヤモンドの4段階で、ゴールドは実質的に上から2番目の高ステータスです。一方のマリオットボンヴォイでは会員 → シルバー → ゴールド → プラチナ → チタン → アンバサダーの6段階(※会員含む)で、ゴールドは中間ランクに過ぎません。
この“格”の違いは待遇の差に表れており、ヒルトンのゴールドは無料朝食や客室アップグレードなどVIP待遇が充実していますが、マリオットのゴールドは朝食もラウンジアクセスも付かず、特典はレイトチェックアウト(14時)や空室状況によるワンランク客室アップグレード程度です。
つまり「ゴールド会員」の価値はヒルトンの方が実質的に上で、ヒルトンカードは年会費が安い一般カードでも朝食無料まで付く格上の待遇を得られる点が魅力です。
さらに上位カードの特典比較では、ヒルトン・プレミアムは年間200万円利用で最上位のダイヤモンド会員資格まで取得可能なのが大きな特徴です。ダイヤモンドになればエグゼクティブラウンジの利用やスイートへのアップグレード(空室時)など最高クラスの待遇を受けられます。
対するマリオット・プレミアムは年間400万円利用でようやくプラチナエリート(上から3番目)になれる設定で、ハードルの高さが伺えます。もっともマリオット・プレミアムには毎年15泊分の宿泊実績プレゼントがあり、プラチナ達成に必要な50泊への大きなアドバンテージになります(※一般カードは5泊分)。
ヒルトンカードには宿泊実績付与はありませんが、ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)会員費無料特典が付帯し、日本国内ヒルトン系列ホテルの宿泊25%割引・レストラン20%割引といった優待が受けられます。
総じて、ステータス特典はヒルトン優位、上位資格への到達容易さもヒルトン有利ですが、マリオットは宿泊実績15泊分付与でステータス修行を下支えするなど異なる強みがあります。
両カードともホテルグループ独自のポイントが貯まり、無料宿泊やマイル交換に使えます。ポイント還元率は日常利用ではマリオット・プレミアムで100円=3ポイント(3%相当)、ヒルトン・プレミアムも同じ3%です。一般カードでは両者とも100円=2ポイントですが、ホテル利用時はマリオットの方が高還元で、マリオット一般カードで100円=4pt、ヒルトン一般カードは100円=3ptとなっています。
有効期限はヒルトンポイント15ヶ月、マリオットポイント24ヶ月(いずれも期間内に利用や追加獲得があれば延長)とマリオット側が長めです。 ポイントの価値や使い道にも違いがあります。マリオットポイントは航空マイルへの交換レートが良く、40以上の提携航空会社マイルに高レートで移行可能です(例:60,000ポイント→25,000マイルに交換=1.25%相当の高還元)。一方ヒルトンポイントはマイル交換レートが低く、ANA/JALマイルの場合100円利用あたり0.2~0.3マイル程度に留まります。
その代わりホテル無料宿泊に使う際の柔軟性は互角で、どちらも貯めたポイントをグループホテル宿泊に充当可能です。ただ、無料宿泊特典(宿泊券)の条件と使い勝手は異なります。ヒルトン・プレミアムカードは毎年無条件で週末無料宿泊券1枚がもらえ、年間300万円利用でさらに+1枚(合計2泊分)追加取得できます。ヒルトン一般カードも年150万円利用+カード継続で週末無料宿泊券1枚を獲得可能です(※ヒルトンの無料宿泊券は利用可能日が金・土・日曜限定なので注意)。
一方マリオットカードの無料宿泊券は平日含め好きな日に利用可能で汎用性が高いですが、取得にはどちらも年間150万円以上の利用が条件となっています。上位のマリオット・プレミアムは1泊最大50,000ポイント相当のホテルまで無料宿泊可能(差額ポイントを最大15,000Pt追加で上位カテゴリー宿泊も可)で、一般カードは35,000ポイントまで(15,000Pt追加で最大50,000Ptまで拡張可)となります。
このようにヒルトンは条件達成で確実に週末無料宿泊が得られ、マリオットは利用日の自由度が高い無料宿泊特典が魅力です。 なおカード継続特典の有無にも差があり、ヒルトン・プレミアム以外は継続時に自動付与の宿泊券がなく、前述のように利用額条件付きです。
またヒルトン一般カードは年会費1.65万円で朝食まで付くゴールド資格が手に入る分、マリオット一般カードより特典価値が高い反面、マリオット・プレミアムはポイント高還元や宿泊実績15泊付与など長期的にステータスを伸ばす仕組みがある点で差別化されています。それぞれポイントの貯めやすさ・使いやすさと無料宿泊の条件を理解して、自分の旅行スタイルに合った方を選ぶと良いでしょう。
※以下、マリオットカードは主に「マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアム」、ヒルトンカードは「ヒルトン・オナーズ・アメックス(一般カード)」を想定して解説します。(すでにマリオットカードをお持ちの読者向けに、年会費など近い組み合わせとしてマリオット・プレミアム+ヒルトン一般の2枚持ちを念頭にしています。)

「それぞれ魅力は分かったけど、いっそ両方持つとどうなる?」と悩む方もいるでしょう。マリオットとヒルトンのカード2枚持ちには、旅好きにとって嬉しい相乗効果がある一方、コスト面など注意点もあります。ここでは2枚持ちするメリットとデメリットを整理し、どんな人に向いているかを考えてみます。
- 2枚持ちのメリット:特典を最大限活用
- 2枚持ちのデメリット:年会費負担と特典活用の難しさ
- 2枚持ちがおすすめな人・おすすめできない人
マリオットとヒルトン両カードを持つ最大のメリットは、それぞれの弱点を補完し合えることです。
- ホテル選択肢が世界中で拡大する。2つのカードの上級会員資格(マリオットGold+ヒルトンGold/Diamond)を持てば、世界中ほぼどこに行ってもいずれかのチェーンでVIP待遇を受けられるようになります。旅行先に応じて好きなホテルブランドを選べる柔軟性は大きな利点です。
- 特典の相乗効果でお得度アップ。例えば、マリオットカードで貯めたポイントをマイルに交換して航空券をお得にしつつ、滞在先ではヒルトンGold特典の朝食無料やアップグレードを活用するといった具合に、それぞれの強みを同時に享受できます。マリオットカードはマイル還元率が高く貯めたポイントの汎用性が高いため「メインカードとしてマイルを貯めつつ、ホテル宿泊はヒルトンで割安にVIP待遇」という使い分けも可能です。
- 無料宿泊特典が毎年複数もらえる可能性。2枚持ちすれば条件達成時にマリオットとヒルトン両方から無料宿泊券を獲得できます。年1回ずつ計2泊分の無料宿泊が手に入れば、高級ホテルに無料で泊まる贅沢も夢ではありません。特にヒルトン・プレミアムカードまで持てば年2泊の無料券も狙え、マリオットと合わせて最大年3泊分の無料ステイという活用も可能です。
このように2枚持ちすることで各カードのメリットをフル活用でき、旅の幅が広がるのは大きな魅力です。実際、「ホテル好きならどっちもおすすめできる」と両持ちを推奨する声もあり、上手に使えば年会費以上の価値を引き出すことも十分可能です。
一方で2枚持ちには注意すべきデメリットもあります。
- 年会費コストが倍増する現実。当然ながらカードを2枚保有すると年会費も2枚分かかり、例えばマリオット(プレミアム49,500円)+ヒルトン(一般16,500円)なら計66,000円もの出費になります。これは年会費だけで6万円超と決して安くなく、旅行予算を圧迫しかねません。ヒルトンを上位カードにすれば合計11万円超にもなり、相当の出費です。「無料宿泊やサービスで元を取れる」とはいえ、まず先にこの額が出ていくのは心理的負担でしょう。
- 特典が重複・未消化になる可能性。2枚持てばそれだけ特典も増えますが、実際に自分が使える回数には限りがあります。例えば両カードで無料宿泊券を得ても、仕事や家庭の都合で有効期限内に使い切れなければ無駄になります。また、ヒルトンとマリオットで似たような都市に高級ホテルがある場合、片方の無料宿泊ばかり使ってもう一方は放置…というケースもありえます。「特典が被る」ことで逆に持て余すリスクもあるわけです。自分の旅行頻度で両方の特典をしっかり活用できるか見極めが必要です。
- ステータス維持や条件達成が大変になる。例えば無料宿泊券取得のために年150万円×2枚=合計300万円のカード利用が必要となれば、ハードルは上がります。無理に決済を集中させようとして生活スタイルが窮屈になっては本末転倒です。またヒルトン・ダイヤモンドやマリオット・プラチナを両方狙うとなると、クレカ利用や宿泊「修行」に相当の労力がかかります。2つのプログラムを並行して追う大変さもデメリットと言えるでしょう。
以上のように、2枚持ちは贅沢な反面コストと手間も倍になる側面があります。「年会費負け」しないよう、自分が年間どの程度ホテルに泊まるか、特典消化できるかをシビアに考える必要があります。
最後に、どんな人なら2枚持ちする価値があるか整理します。
2枚持ちをおすすめできるのは: 「ヘビーなホテルステイ派」です。
年間を通じて両グループのホテルにバランスよく宿泊する機会が多く、無料宿泊券も確実に使い切れる旅行頻度の高い方なら、2枚の年会費を払っても十分元が取れます。 実質負担なしで両方のステータスを得られると考えればロマンがありますし、旅の選択肢が広がる喜びは計り知れません。また「ホテル上級会員として最高の待遇を追求したい」人も2枚持ち向きです。例えばマリオットのプラチナ以上とヒルトンのダイヤモンドを両方目指せば、もはや行く先々でスイートアップグレードやラウンジアクセスが当たり前の世界が待っています。 2枚持ちを控えた方がいいのは: 「ライトな旅行派」でしょう。年に数回程度の旅行では、正直片方のカード特典すら持て余す可能性があります。
また「どちらか一方のホテルチェーンしか使わない」という明確な好みがある場合も、無理に両方持つメリットは薄いです。たとえば「自分はヒルトン派でマリオットはほとんど泊まらない」のなら、マリオットカードの年会費分が無駄になりかねません。そうした方は本当に好きなチェーンのカード1枚に絞り、深く使い倒す方が賢明です。 要するに、2枚持ちが向いているのは“欲張り”なくらい旅とホテルを楽しみたい人です。逆に利用頻度が見合わない人にとっては宝の持ち腐れとなるので、自身のライフスタイルに照らして判断しましょう。

最後に、マリオットとヒルトンのホテルグループ規模の違いや、上級会員資格(ステータス)を獲得・維持する難易度、さらにステータスマッチ制度について解説します。カード特典だけでなく、両社のプログラム全体を比較することで、より自分に合った戦略が見えてくるはずです。
- ホテルグループ規模とブランド展開の比較
- 上級会員ステータスの修行難易度を比較
- ステータスマッチでステータスを相互に活用
- まとめ:自分に合ったカード選びのポイント
まずホテルグループの規模(参加ホテル数)を見てみましょう。
マリオット・インターナショナルは世界最大級のホテルチェーンであり、2024年1月時点で世界約8,700軒のホテルを擁します。対するヒルトンは世界第2位で、2023年末時点で約7,530軒とマリオットに次ぐ規模です。
絶対数ではマリオットが勝りますが、主要都市に限れば両者に大差はなく、特にアメリカ国内のホテル数はわずか数%の差しかありません。むしろ特徴的なのはブランド数と高級ホテル展開で、マリオットは30を超えるブランドを擁しリッツ・カールトンやセントレジスなど超高級から、中価格帯、長期滞在型まで多彩なラインナップがあります。ヒルトンも18前後のブランドがあり、高級路線ではコンラッドやウォルドーフ=アストリアなどがありますが、マリオットほど種類は多くありません。「ホテルの格」という点ではマリオットグループの方がラグジュアリーブランドの数・種類で勝ると言われます。
日本国内の展開数もマリオット系が多く、主要都市からリゾート地まで約60軒以上(提携含む)を展開しています。ヒルトン系は国内約20軒弱で、東京や大阪、沖縄など限られたエリアが中心です。地方都市や新規開業ではマリオット系列(フェアフィールドやプリンスホテル提携など)の進出が目立ち、カバー範囲の広さで優位です。
反面、ヒルトンは都市部やリゾートに厳選展開している印象で、例えば東京近辺であればヒルトン東京やコンラッド東京など選択肢があります。要約すると、「行き先によってはマリオットの方がホテルを見つけやすい」が、「主要な出張先・旅行先ならヒルトンも十分網羅している」という状況です。どちらも世界規模では巨大チェーンですので、自分の行動範囲に適したホテルがあるかどうかを基準に選ぶとよいでしょう。
次に両社のロイヤリティプログラムにおける上級会員資格の取得難易度を比較します。俗に「ステータス修行」と呼ばれるものですが、クレジットカード特典抜きで通常条件を満たそうとすると、そのハードさに違いが出てきます。
ヒルトン・オナーズの上級会員条件は以下の通りです(2023~2024年基準)
- ヒルトン・ゴールド:年間20滞在 or 40泊(または75,000ベースポイント)
- ヒルトン・ダイヤモンド:年間30滞在 or 60泊(または120,000ベースポイント)
マリオットボンヴォイの上級会員条件
- マリオット・ゴールドエリート:年間25泊
- マリオット・プラチナエリート:年間50泊(チタン75泊、アンバサダー100泊+要追加支出条件)
このように見ると、ゴールド相当へのハードルはヒルトンがやや低め、プラチナ/ダイヤモンド級では必要泊数はほぼ同程度です。ただヒルトンには「30滞在」という区切りもあるため、短期宿泊を細かく積むことで達成しやすい面もあります(マリオットは滞在数ではなく泊数のみカウント)。また近年の傾向として、ヒルトンは上級会員獲得プロモーションを頻繁に展開しており、コロナ禍には宿泊実績の二重カウント(ダブルカウント)など緩和措置もありました。
一方マリオットは条件緩和は限定的で、上級会員維持には正攻法で泊数を積む必要があります。 しかしここでクレジットカード特典を思い出してください。ヒルトンもマリオットもカードを持てば無条件でゴールド相当資格が得られるため、通常は何十泊もしないと届かないステータスを一気にショートカットできます。
特にヒルトン一般カード(年会費1.65万円)でいきなりゴールドになれるのは破格で、本来40泊必要な待遇を即享受できる計算です。マリオット・プレミアムカードでも同様に即ゴールド(25泊分)を取得可能で、こちらも大幅な近道と言えます。さらに前述のようにヒルトン・プレミアムカードでは年200万円決済で60泊相当のダイヤモンド資格が得られるため、「お金を使って時短で最上級会員になる」ことも可能です。
一方マリオットで同様にカード経由でプラチナになるには年400万円決済が条件とハードルは高めですが、カード付帯の年間15泊実績+宿泊でプラチナ達成を狙うのが現実的でしょう。 以上を踏まえると、ステータス修行のしやすさは一般論ではヒルトン優位です。実際、「ヒルトンは上級会員になりやすい」という声は多く、クレカ活用やプロモーションで効率的に最上位まで到達可能です。
一方マリオットは会員ランクが細かく段階的に上がる分、真の厚遇が受けられるプラチナ以上へのハードルが相対的に高いと言えます。ただ、その分プラチナ以上になれば(特にチタンやアンバサダー)、豊富なホテルネットワークで極上の待遇を受けられるメリットがあります。「多少の修行を厭わず最高ステータスを狙うか、カードで手軽に良待遇を得るか」、自分のこだわりに応じて判断すると良いでしょう。
最後にステータスマッチについて触れておきます。これは他社の上級会員資格を持っていると、一定条件下でもう一方のプログラムのステータスを取得できる制度です。例えば現在マリオットの上級会員なら、ヒルトンのステータスマッチプログラムに申請してヒルトンのステータスを得ることが可能です。
ヒルトンは公式にステータスマッチを常時受け付けており、マリオットやIHGなど主要チェーンのステータス保持者を対象にしています。申し込むとまず90日間のヒルトンゴールド(場合によってはダイヤモンド)が与えられ、その間に所定の宿泊数をこなせばステータスを本会員として延長できます。具体的には90日以内に7泊でゴールド維持、14~18泊でダイヤモンド昇格といった条件が提示され、クリアすると最長約2年間(翌々年3月末まで)そのステータスが有効になります。つまり、マリオットである程度ステータスを持っていれば、比較的少ない宿泊数でヒルトンの上級会員にもなれるわけです。
逆にヒルトンのステータスを持ってマリオットに…というケースですが、マリオットは公式なステータスマッチ制度はありません。ただし期間限定のチャレンジ企画や、個別に問い合わせることで「プラチナチャレンジ」(一定期間内に規定宿泊でプラチナ付与)を案内される場合があります。また、マリオットはユナイテッド航空との提携によるステータスマッチ(ユナイテッド上級会員にマリオットゴールド付与)など間接的なルートも存在します。この点、ヒルトンの方が公式にオープンで参加しやすいと言えるでしょう。 ステータスマッチを活用すれば、カード1枚で片方のステータスを取った後、もう片方も少ない宿泊で入手するという方法も取れます。
例えば「マリオットカードでまずゴールド取得→ヒルトンにステータスマッチ申請→90日でヒルトン9泊してダイヤモンド達成」といった具合です。 実際、上級会員をフル活用したい人はこのように両チェーンのステータスを渡り歩くことも多いです。ヒルトンは過去に何度もステータスマッチ施策を行っており、比較的寛容なので、マリオットユーザーがヒルトンに浮気!?するハードルは低めです。
注意点として、ステータスマッチは通常一生に一度きり(ヒルトンは原則一度まで)だったり、公式サイト経由の有償宿泊でないとカウントされないなど条件があります。あくまで一時的な近道と考え、長期的にはやはりカード特典や自身の宿泊でコツコツ実績を積むのが王道です。ただ、「まずはお試しで他チェーンの上級待遇を体験してみたい」という場合には、ステータスマッチは非常に有効な手段となります。
マリオットボンヴォイとヒルトン、それぞれのクレジットカードの特徴を比較してきました。最後に簡単にまとめると
- 特典と待遇の違い:ヒルトンカードは低年会費でも朝食無料付きゴールドが手に入り即戦力になる。マリオットカードは高還元ポイントや多数のホテル網でじっくり恩恵を受けられる。
- 2枚持ちの判断:両方の美味しいとこ取りができる反面、コストも手間も倍増。頻繁に旅行し両チェーンを使い倒せる人向きで、ライトユーザーはどちらか一方に絞る方が無難。
- ステータス獲得戦略:ヒルトンはカード+少ない宿泊でトップステータスも狙いやすい。マリオットはカード実績15泊分を活かしてプラチナを目指すのが現実的。ステータスマッチもうまく使えば両方のいいとこ取りも可能。
どちらのカードもホテルライフを格上げしてくれる優秀なカードであり、甲乙というより自分の旅のスタイルに合うかで選ぶのが大事です。「普段からヒルトン派で朝食サービス重視」という人はヒルトンカード、「高級ホテル巡りやマイル活用が好き」ならマリオットカードが向いているでしょう。迷った場合は、本記事を参考にぜひ自分にフィットする一枚(あるいは二枚)を選んでみてください。上手に活用して、世界中のホテルでワンランク上の快適な旅を楽しみましょう!以上、マリオットボンヴォイとヒルトンのカード比較検討記事でした。あなたのカード選びの参考になれば幸いです。
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