バリ島ホテルと移動完全ガイド|空港からの行き方と注意点

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初めてバリ島を訪れる方必見!デンパサール空港からホテルへの移動手段(タクシー、ホテル送迎、配車アプリ、レンタルバイク)の選び方を詳しく解説。ぼったくりに遭わないための注意点やチップ事情、安全に移動するコツもこれを読めば完璧です。さらにウブドやクタビーチ、ヌサドゥアなど主要エリアへのアクセス情報も網羅。

デンパサール空港からホテルへ:移動手段の選び方

  • ホテル送迎サービスを利用する
  • 空港タクシー(公認タクシー)の利用
  • 配車アプリ(Grab)の活用
  • 移動にかかる時間と費用の目安
  • 空港移動の注意点:ぼったくり対策と安全性

ホテル送迎サービスを利用する

多くのホテルや旅行会社では、空港送迎のサービスを提供しています。到着ゲートで名前を書いたプラカードを持ったドライバーがお出迎えし、そのまま専用車でホテルまで直行できるので安心・快適です。料金は事前に明示されており、クタ周辺までおおよそ30万ルピア(約3,000円)、ウブドなら60万ルピア(約6,000円)前後が相場です。高級ホテルの場合はミネラルウォーターやおしぼりサービス付きのこともあり、長旅の疲れを癒しつつ移動できます。初めてのバリ島旅行や大きな荷物がある場合には、このホテル送迎を予約しておくと間違いなくスムーズでしょう。

空港タクシー(公認タクシー)の利用

事前手配がなくても、デンパサール空港では到着ロビーにある公式の空港タクシーカウンターでタクシーを手配できます。空港公認の「ングラライ空港タクシー」は行き先エリアごとの定額制料金となっており、例えばクタ地区まで20万ルピア前後、ウブドまで45万ルピア前後に設定されています。カウンターで行き先を告げて料金券を購入し、案内されたタクシーに乗車するシステムなので、料金交渉の必要もなく初心者でも安心です。支払いはカウンターで完結し、基本的にドライバーに直接支払う必要はありません。また公認タクシーなので信頼性は高いですが、市内のメータータクシーに比べると料金は割高である点は留意しましょう。なお、インドネシアで評判の良いブルーバードタクシーも空港版サービス「ゴールデンバード」としてカウンターを構えています。完全EV車の配車も可能で、こちらも安心して利用できます。

配車アプリ(Grab)の活用

空港到着エリアに新設されたGrabとGojekの専用待機ルーム – バリ島の空港では、配車アプリ利用者のためにこのような待機エリアが用意されています。スマホの配車アプリGrab(グラブ)を使えば、空港からホテルまで直接車を呼ぶことも可能です。料金は乗車前にアプリ上に表示され、公認タクシーより若干安めに設定されています(例えばクタ周辺まで約10万ルピア、ウブドまで約30万ルピア)。事前に料金が確定するため交渉の手間がなく、ぼったくりの心配もありません。また、ドライバーの氏名や車種・ナンバーも事前に確認できるので安全性も高いです。空港で利用する際は指定の乗車ポイントまで移動しましょう。国際線到着出口を出て少し進んだ先にGrab/Go-Jek専用の待合場所があり、スタッフが案内してくれます(2025年現在)。アプリをインストールしていなくても、専用カウンターでスタッフに依頼すれば配車を手伝ってもらえるケースもあるようです。Grabを利用する場合は、現金払いのほかクレジットカード登録や電子マネーでの支払いにも対応しています。空港内に無料Wi-Fiもありますが、スムーズに呼ぶために事前にアプリと通信環境を準備しておくとよいでしょう。

移動にかかる時間と費用の目安

バリ島では行き先によって移動時間や料金が大きく異なります。空港からの距離が近いクタ・レギャン周辺であれば車で約15~30分と比較的短時間で、空港タクシー料金も15~20万ルピア程度とリーズナブルにアクセス可能です。一方、ウブドのように空港から離れた内陸エリアへ向かう場合、車で1~1時間半ほどかかり(交通状況によってはそれ以上)、料金も空港タクシーで45万ルピア前後と距離に比例して高額になります。南部リゾートエリアのヌサドゥアへは、高速道路(有料橋)経由で約20~30分です。高速代はわずかRp.11,500(100円程度)と安いのでぜひ利用しましょう。公認タクシー料金はおおむね25万ルピア前後ですが、Grabなら15万ルピア程度で済むこともあります。以上のように、距離と時間に応じて費用も変動しますので、旅程に合わせて移動手段を選ぶ際の参考にしてください。なお、渋滞状況によって移動時間は大きく変わるため、特に長距離移動の際は余裕をもったスケジュールを心がけましょう。

空港移動の注意点:ぼったくり対策と安全性

空港では到着出口付近に多数のドライバーが待ち構えており、「タクシー?」と声をかけてくる場合があります。中には非公認の白タク(非公式タクシー)も存在し、料金交渉が必要になるケースもありますが、初めての場合は安易に個人ドライバーの勧誘に乗らないことが賢明です。公式カウンターを利用すれば安全な定額サービスが受けられるので、トラブル防止のためにもまずは公認の手段を選びましょう。また、深夜や観光客で混雑するエリアでは流しのタクシー利用を避け、信頼できる会社の車を使うのが無難です。万が一メーター未使用のタクシーに乗る場合は、乗車前に必ず料金交渉を行い、目的地までの料金を明確に確認してください。支払いの際に高額な追加請求をされる事態を防ぐためにも重要なポイントです。幸い最近では空港内の競争が健全化し、法外な請求をするドライバーは減ってきているとの報告もありますが、念のため注意は怠らないようにしましょう。荷物に関しては、降車時にトランクに荷物を残さないよう必ず確認を。特に空港から移動直後は慌ただしいため、降りる前に荷物の有無を今一度チェックする習慣をつけてください。

バリ島内の移動手段:タクシー・Grab・バイク

  • ブルーバードタクシー:信頼のメーター制
  • その他のタクシーと料金交渉のコツ
  • GrabやGojekなど配車アプリの利用
  • レンタルバイクとバイクタクシーの活用
  • チップの習慣と移動時のマナー

ブルーバードタクシー:信頼のメーター制

空港版ブルーバード「Golden Bird」の電気自動車(EV) – バリ島では環境に配慮しEV車を導入するブルーバード社も登場しています。青い車体に鳥のロゴマークでおなじみのブルーバードタクシーは、バリ島で最も信頼されているタクシー会社です。メーター利用が義務付けられており料金が明確なので、観光客には特に安心できる移動手段として人気があります。初乗り運賃は約7,000ルピア(約70円)で、以降1kmごとに約6,500ルピア(約65円)が加算される仕組みです。市内での移動であれば数百円程度から利用でき、非常にリーズナブルと言えるでしょう。アプリ配車(Blue Birdアプリ)にも対応しており、スマホから簡単に呼ぶことも可能です。街中では流しのブルーバードを手を挙げて拾うこともできます。英語でのコミュニケーションに対応したドライバーが多いのも安心ポイントです。どのタクシーに乗るか迷ったらブルーバードを選べば間違いない、と言われるほど信頼度が高く、実際筆者も移動の際は頻繁に利用しています。

なお、空港からのブルーバード利用については注意が必要です。空港の到着エリアには専用の空港タクシー業者がいる関係で、ブルーバードの一般車両は原則乗り入れできません。空港からブルーバードを使いたい場合は、先述のゴールデンバードをカウンターで手配するか、到着ターミナルではなく別フロアから配車アプリで呼ぶ方法があります。

その他のタクシーと料金交渉のコツ

ブルーバード以外にも街中には多くのタクシーが走っています。中には正規のタクシー会社に属さない白タクや、メーターを使わず法外な料金を請求してくるドライバーも存在するため注意が必要です。見分け方の一つとして、車体に公式会社のロゴや登録番号がない車は避けた方が無難です。どうしても利用する場合は乗車前に料金交渉を行い、目的地までの金額をはっきり伝えて双方で合意してから乗りましょう。特に観光地周辺では客引きタクシーが多いので、ホテルやレストランで呼んでもらった車を使う方が安全です。流しのタクシーを利用する際も、「メーターを使ってください(Please use the meter)」と念押ししたり、「○○ルピアで行けますか?」とおおよその金額を確認してから乗るとトラブルを避けられます。万一、降車時に約束と違う高額料金を請求された場合は、毅然と抗議するか支払いを保留してタクシー会社や観光警察に連絡するのも一つの方法です(無理にその場で揉めないようにしましょう)。幸いGrabなどの普及で悪質なドライバーは減少傾向にありますが、特に個人営業の車を使う際は最後まで気を抜かないことが大切です。

GrabやGojekなど配車アプリの利用

バリ島ではスマートフォンの配車アプリも都市部を中心に広く浸透しています。中でも代表的なのがGrab(グラブ)Gojek(ゴジェック)で、いずれもアプリから車やバイクを呼べる便利なサービスです。配車アプリを使うメリットは何といっても料金交渉不要で安いこと。ローカルタクシーは観光客相手に料金をふっかけてくるケースが少なくありませんが、Grabなら最初から価格が自動決定され、さらにドライバーには評価制度があるため悪質な対応はほぼ皆無です。実際に「安い・安全・快適」と評判で、バリ島旅行者には断然おすすめの移動手段と言えます。Grabは四輪車のタクシー(GrabCar)に加え、オートバイタクシー(GrabBike)も選択可能です。渋滞がひどい時間帯でもバイクならスイスイ進めるので、短距離の移動ならGrabBikeは非常に便利で安価です(後述します)。一方、利用できないエリアが一部存在する点には注意しましょう。例えばウブド中心部では地元タクシー業者の反発によりGrab/Gojekで車を手配するのが極めて困難です。アプリで呼ぼうとしてもドライバーが見つからない、あるいは「エリア外」と表示される場合があります。これはウブドなど特定エリアでは配車アプリによる乗車が事実上禁止されているためです。観光客には不便に感じますが、そういった地域ではホテル手配の送迎やチャーター車、地元タクシー(要交渉)を利用するしかありません。訪れるエリアによって事情が異なるので、「ここではGrabは使えるかな?」と迷ったら宿泊先に確認すると良いでしょう。総じて、GrabやGojekは上手に使えば移動費用を2~3割節約できるうえ、安全面でも安心感があります。現地SIMカードを入手するかポケットWi-Fiをレンタルして、滞在中いつでもアプリを使える環境を整えておくことをおすすめします。

レンタルバイクとバイクタクシーの活用

公共交通が発達していないバリ島では、レンタルバイク(スクーター)も人気の移動手段です。主要観光エリア(クタ、スミニャック、ウブドなど)にはレンタルバイク店が点在しており、国際運転免許証があれば手軽に借りることができます。排気量125cc前後のスクーターが中心で、1日あたりのレンタル料金は約70,000~100,000ルピア(約700~1,000円)と非常にリーズナブルです。バイクがあれば渋滞をすり抜けてスイスイ移動でき、ローカルなカフェやビーチにも気軽に立ち寄れるなど行動範囲がぐっと広がります。自由度の高さはレンタルバイク最大の魅力で、「時間に縛られず自分のペースで旅したい」という方にはぴったりでしょう。ただし、バイク運転時の注意点も押さえておかねばなりません。バリ島の交通マナーは日本と大きく異なり、ウインカーを出さずに車線変更、信号無視、逆走なども日常茶飯事です。また郊外に出ると舗装の悪い道路や急カーブ、暗い山道も多く、雨季には路面が滑りやすい状況もあります。夜間の運転は街灯が少なく危険なので極力避け、安全のため日中の移動に留めましょう。ヘルメットの着用は法律で義務付けられており、警察の検問も不定期に行われます。免許不携帯や無ヘルメットだとその場で罰金を科せられる場合もあります。必ず国際免許証(原本)とレンタルバイクの登録証(STNK)、ヘルメットをセットで用意してください。さらに、万が一の事故に備えて海外旅行保険にバイク事故の補償が含まれているか確認しておくことも重要です。怪我をして現地病院で治療となると高額な医療費がかかる可能性がありますので、保険でカバーしておけば安心です。

なお、自分で運転する自信がない場合は、バイクタクシー(オジェック)を利用する手もあります。Go-JekアプリやGrabでバイクを呼べるサービスがあり、ドライバーの後ろに乗せてもらって目的地まで行く仕組みです。短距離なら料金は数万ルピア程度と安く、渋滞を横目に素早く移動できます。ヘルメットはドライバーが貸してくれるので必ず着用しましょう。スリルがありますが時間の節約にはもってこいです。バリ島の風を感じながら移動する体験は特別ですが、安全第一で無理のない範囲で楽しんでください。

チップの習慣と移動時のマナー

インドネシアのタクシーや運転サービス利用において、チップ(心づけ)は絶対必要というわけではありません。料金にサービス料が含まれているケースも多く、基本的には支払うべき運賃さえ払えば問題ありません。しかし、ドライバーが丁寧に対応してくれたり、安全運転で快適に移動できたと感じたりした場合は、感謝の気持ちとして少額のチップを渡すと喜ばれます。目安は料金の約10%程度、もしくは5,000~10,000ルピア(50~100円程度)が一般的です。例えば料金が45,000ルピアなら50,000ルピアを渡し「お釣りはいりません」と告げたり、10万ルピアならプラス1万ルピアを渡す、といった具合です。特に空港から重い荷物を運んでもらった場合や、行き先についてアドバイスをもらった場合などはチップを渡す良いタイミングでしょう。

一方で、明らかに不当な高額料金を要求されたような場合やサービスに不満がある場合は、チップを無理に渡す必要は全くありません。チップはあくまで任意ですので、渡すかどうかはあなたの判断次第です。渡す場合でも笑顔で「テリマカシ(ありがとう)」と一言添えれば、よりスマートな印象になります。また、タクシーを頻繁に利用する予定があるなら小額紙幣を多めに持っておくことをおすすめします。お釣りがないと言われて困るケースも減りますし、少額チップを渡す際にもスムーズです。総じてバリ島では日本ほどチップ文化は厳格ではありませんが、良いサービスには少し上乗せして感謝の意思を示す——この心遣いが旅先でのコミュニケーションをより円滑にしてくれるでしょう。

バリ島主要エリア別の移動ポイント

  • クタビーチ周辺の移動と注意点
  • ウブドへの移動と注意点
  • ヌサドゥアへの移動と注意点
  • 渋滞と移動時間の豆知識
  • 移動費用の相場と節約ポイント

クタビーチ周辺の移動と注意点

バリ島随一の繁華街であるクタおよびレギャン周辺は、観光客向けの店やホテルが密集しており常に交通量が多いエリアです。道路は車とバイクで混雑し渋滞もしばしば発生しますが、その反面エリア自体はコンパクトにまとまっているため徒歩や短距離のタクシー移動が効率的です。特にビーチ沿いから一つ裏の通り(ポピーズレーンなど)に宿泊している場合、近場の買い物や食事には歩いて行けるでしょう。少し距離がある場合でも、タクシー料金は安価なので気軽に利用できます。例えばクタとお隣のスミニャック間(約5km)の移動でもGrabタクシーなら3万ルピア(約300円)程度と非常にリーズナブルです。短い距離であれば初乗り運賃+α程度で済むので、買い物帰りに荷物が多いときなどは無理せず車を使うのも手です。

ただし、夕方から夜にかけてはクタの道路が大変混み合います。特にレギャン通り周辺はナイトクラブやレストランに向かう車で慢性的に渋滞するため、19~21時頃は車がほとんど動かなくなることもあります。この時間帯に数百メートルの移動をタクシーで試みると、歩いた方が早いケースもしばしばです。渋滞を避けたい場合はピーク時間をずらすか、思い切ってバイクタクシーを利用するのも良いでしょう。バイクなら混雑をすり抜けて短時間で到着できます。クタは観光客慣れしたエリアですので深夜帯でも比較的人通りがあり安全ですが、泥酔には気を付け、海沿いの暗い場所を一人歩きしないなど基本的な注意は怠らないようにしてください。

ウブドへの移動と注意点

バリ島中部の文化都市ウブドは、空港から距離があるため移動に時間がかかります。デンパサール空港からの直行タクシーでは約1.5~2時間を見ておく必要があり、料金もGrabなら30万ルピア前後、空港公認タクシーでは40万~65万ルピア程度と結構な金額になります。したがって、ウブドに向かう場合は事前に車をチャーターしておくのがおすすめです。ホテルやツアー会社の送迎サービスを利用すれば、到着時刻に合わせてドライバーが待機してくれるので安心感が違います。特に初バリや大荷物の場合はチャーター送迎を検討しましょう。

ウブド市内での移動手段についてもポイントがあります。ウブド中心部では地元のタクシー協会が強く、GrabやGojekといった配車アプリで車を捕まえるのが非常に難しい状況です。アプリで依頼できてもドライバー側がキャンセルするケースが多く、実質的に利用不可と考えた方がよいでしょう。このため、ウブド滞在中の足としてはホテル提携の送迎サービス一日チャーターカーの利用が主流です。ウブド地区は起伏のある地形で観光スポットが点在しているため、目的地に応じて車やバイクを柔軟に活用するのがポイントです。例えば市街地から離れたライステラスや寺院巡りをするなら運転手付きの車を1日借り上げた方が効率的ですし、近場のスパや美術館へ行くならホテルのシャトルバスや徒歩でも充分でしょう。ウブド中心部自体は歩いて回れる範囲ですが、歩道が狭かったり舗装が悪い箇所もありますので歩行時は足元に注意してください。

交通量に関して言えば、ウブド市街は朝晩こそ静かですが日中は観光客の車やバイクで混雑します。特にウブド市場周辺やモンキーフォレスト通りはボトルネックになりやすく、車で数百メートル移動するのに20~30分かかることもあります。レンタルバイクで移動する場合も、観光バスの後ろにつかえて進めないなんてこともありますので時間にゆとりを持って行動しましょう。ウブドはバリ島の他地域とはまた違った時間が流れる魅力的な町です。交通の不便さもうまく受け入れて、焦らずのんびり移動を楽しむくらいの心構えでいると良い旅になるでしょう。

ヌサドゥアへの移動と注意点

バリ島南部に位置する高級リゾートエリアヌサドゥアは、空港からのアクセスが比較的良好です。ングラライ空港からヌサドゥアへは海上を通る有料高速道路(Mandara高速)を使って一直線で向かうことができ、所要時間は約15~30分程度と短いです。実際、コンラッド・バリ(ヌサドゥア)から空港までGrabタクシーを利用した際には、有料道路経由でわずか15分ほどで到着したとの報告もあります。高速代はたったの11,500ルピア(約90円)程度ですので、ドライバーに「高速を使ってください」とお願いすると良いでしょう。

料金の目安としては、空港の公認タクシーを利用するとヌサドゥアまでおおよそ23万~30万ルピア前後です。Grabなら時間帯にもよりますが15万~18万ルピア程度で済むことが多く、費用面でも高速代込みで大きな差はありません。ヌサドゥア地域は宿泊者向けの無料シャトルバスやホテル間を巡回するバギーが運行していることもあり、エリア内の移動は比較的スムーズです。ホテルからショッピングセンター(バリコレクション)への送迎が出ている場合もあるので活用しましょう。治安に関してもヌサドゥアはゲートで管理された安全な地域で、夜間に出歩いても落ち着いた雰囲気です。

一方で、ヌサドゥアはリゾート敷地が広大なため徒歩での移動には向きません。ホテル前に常駐しているタクシー(ブルーバードなど)を利用するか、Grabを呼んで移動する形になります。観光で外部のエリアへ行く際も、一度エリア外に出てしまえば周辺道路は渋滞しやすい点に注意です。クタやスミニャック方面へ夕方以降に向かう場合、高速を降りた後で時間がかかる可能性がありますのでスケジュールに余裕を持ってください。総じてヌサドゥア滞在中の移動は他のエリアよりストレスが少なめですが、その分どこへ行くにも車が必要になります。ホテル送迎やタクシーアプリを賢く使い、快適なリゾートライフを楽しみましょう。

渋滞と移動時間の豆知識

バリ島の道路事情として覚えておきたいのは、観光客の多い南部ほど渋滞が激しいという点です。デンパサール市街地やクタ~セミニャック周辺では慢性的に渋滞が発生し、特に朝夕のラッシュ時には移動時間が通常の2~3倍以上かかることも珍しくありません。例えばグーグルマップで所要時間1時間と出ていても、実際は2時間以上要したという話もあります。一方、ウブド郊外や北部エリアなど都市部を離れると車の数自体は減りますが、その分道が狭かったり大型バスとのすれ違いに時間を要したりと別の意味で時間を要することがあります。島全体で見ると、乾季(4~10月)のハイシーズンは観光客も多く全般に渋滞が増えがちで、雨季(11~3月)は一時的な大雨で道路が冠水して滞るケースもあります。

こうした事情を踏まえ、移動計画には余裕を持つことが大切です。特に空港へ向かう際など時間厳守の移動では、予定より1時間以上早めに出発するくらいが安心です。また、渋滞を避ける工夫としては以下のポイントが挙げられます。

  • ピーク時間を避ける: 通勤通学が集中する7~9時および17~19時は主要道路が混雑します。この時間帯の長距離移動は極力避けましょう。朝早い観光や夜遅い移動に切り替えるだけでも渋滞を回避できる場合があります。
  • 抜け道の活用: 地元をよく知るドライバーは裏道を駆使して渋滞を迂回してくれます。信頼できるチャーター運転手に任せると、「こんな細道があったのか」というルートで早く着くこともあり得ます。
  • バイクの利用: 渋滞時には四輪より二輪が断然有利です。どうしても時間が読めない場合、思い切ってバイクタクシーを使えば大幅な時間短縮になることも。安全面と荷物量を考慮しつつ検討してみてください。
  • 高速道路の活用: バリ島唯一の高速道路区間は空港~ヌサドゥア~サヌールを結ぶ有料道路です。利用できる区間は限られますが、このエリアを移動する際は渋滞回避に役立ちます。

以上の点に気を付ければ、多少の渋滞にも慌てず対応できるでしょう。南国らしいゆったりした気持ちで、時間に追われない旅程を組むことがバリ島を楽しむコツかもしれません。

移動費用の相場と節約ポイント

最後に、バリ島での移動費用の目安と節約のヒントをまとめます。前述の通り、タクシー料金自体は日本よりかなり安く設定されています。ブルーバードタクシーの初乗りは約70円程度で、その後の加算も1kmあたり70円程度と非常にリーズナブルです。市内短距離の移動であれば2~300円、長めに乗っても1,000円前後と、手軽に使える足と言えます。一方で、空港発着のタクシーや長距離移動では数千円単位の出費になるため、積み重なるとそれなりの額にはなります。旅行中の移動費を節約したいなら、やはりGrabやGojekなど配車アプリの活用がおすすめです。一般的に配車アプリの料金は通常のタクシーより2~3割ほど割安に設定されています。例えば空港からクタまでの公式タクシーが約10万ルピアのところ、Grabなら8万ルピア程度で済む、といった具合です。移動距離が長いほどこの差は大きくなります。また、アプリなら事前に運賃が分かるため計画的に使える利点もあります。

そのほか、人数や行程に応じて移動手段を使い分けることも節約に繋がります。例えば2~3人以上のグループで観光スポットを巡るなら、車1台のチャーターを日割りで手配した方が一人あたりの交通費は安くなるでしょう。一日あたり数千円で貸切できますので、行程次第ではタクシーを何度も拾うより経済的です(交渉や予約が必要ですがその価値はあります)。逆に1人旅で近場ばかり動く場合は、タクシーよりバイクタクシー主体にすれば驚くほど出費を抑えられます。数キロの移動ならバイクタクシーは数万ルピア(数百円)以下ですみますし、チップを入れてもタクシーより安いことがほとんどです。

また意外な節約術として、両替レートの良い場所を使うことも挙げられます。一見移動とは無関係に思えますが、空港でまとめて高額両替してしまうとレート差で実質タクシー代が割高になることも。街中の信頼できる両替所を利用して現金を確保しておけば、結果的に交通費の節約にも繋がります(余ったルピアをチップやお土産に回す余裕も生まれます)。もちろん安全第一が大前提ですので、無理に安さだけを追求せず信頼性とのバランスをとってください。例えば「安いから」と怪しげな白タクに飛び乗るのは避け、適正価格で安心できるサービスを選ぶことが最善の節約とも言えます。

以上、バリ島でのホテル~空港移動から島内交通までのガイドをお届けしました。交通事情を把握し上手に手段を選べば、初めてのバリ島旅行でも移動の不安を減らして存分に南国リゾートを楽しめるはずです。ぜひ本記事のポイントを参考に、安全で快適なバリ島の旅を満喫してくださいね!

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