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これまで「トク旅Blog」では、スキポール空港・フランクフルト空港・ドーハ空港など、いくつもの空港でプライオリティパスの使い方を記事にしてきました。書きながら何度も感じていたのが、「プライオリティパスって、実は”持っているだけ”で終わっている人がすごく多いんじゃないか」ということです。
私自身、最初の海外旅行でプライオリティパスを持って行ったのに、「どこに行けばいいか分からず」「本当に入れるのか不安で」結局使わずに終えてしまった経験があります。年会費のかかるカードを選ぶ理由の一つとして、この特典を挙げている方も多いと思うんですが、使わないまま旅を終えてしまうのは、正直かなりもったいないことだと思うんですよね。
今回は、個別の空港の話ではなく、「そもそもプライオリティパスってどう使うものなのか」「初めてでも失敗しないためには何を知っておけばいいのか」という、一段階手前の部分をまとめてみようと思います。当日の入館の流れ、服装のマナー、そして最近よく聞く「デジタル版のプライオリティパスで入場拒否される」というトラブルの防ぎ方まで、私なりに調べた内容をまとめました。
この記事を読んでもらったあとは、記事の最後にまとめた空港別のラウンジ記事リンク集から、自分が利用する空港の記事を読んでもらえると、より具体的なイメージが持てると思います。
なお、この記事に書いている手続きの流れや注意点は、複数の信頼できる情報源をもとにしています。ただし、ラウンジの運用やプライオリティパスの規約は変わることがあるので、実際に利用される際は、必ず事前にプライオリティパスの公式アプリや、カード会社の最新情報を確認するようにしてください。

まず、当日の入館がどういう流れになるのか、具体的に見ていきましょう。想像しているより、ずっとシンプルな手続きです。
プライオリティパスの利用手順は、おおよそ次のような流れになります。
- プライオリティパスの公式アプリを起動し、デジタル会員証(QRコード)を表示する
- ラウンジの受付で、QRコードと当日の搭乗券(航空券)を提示する
- スタッフがQRコードをスキャンし、利用資格を確認する
- 利用伝票へのサインなどを済ませて、そのまま入館する
難しい会話や英語力が必要な場面はほとんどなく、パスポートチェックのような感覚で通過できると考えてもらって大丈夫です。事前にアプリにログインしておき、QRコードをすぐ表示できる状態にしておくと、受付での待ち時間も短くなります。
「高級ラウンジだから、きちんとした服装でないと入れないのでは」と心配する方もいると思いますが、明確なドレスコードが公式に案内されているケースは多くありません。とはいえ、水着そのままの恰好や、極端にラフすぎる部屋着のような服装は避けたほうが無難とされています。空港での移動着として一般的な、清潔感のある普段着であれば、まず問題になることはないはずです。「きちんとした恰好をしなきゃ」と気負いすぎず、いつもの旅行スタイルのままで大丈夫だと思ってもらえたらと思います。
プライオリティパスは、契約しているプラン(またはカードの特典内容)によって、無料で同伴できる人数や、同伴者1名あたりの追加料金の有無が異なります。子どもの年齢によって扱いが変わることもあり、一般的には乳幼児は無料、一定年齢以上は同伴者としての料金がかかる、という運用が多いようです。渡航前に、自分のプランで何名まで無料で入れるのか、公式サイトやカード会社の会員ページで確認しておくと、当日の会計で戸惑うことがなくなります。
入場を断られる理由として多いのは、「ラウンジが満室で入場制限がかかっている」「QRコードの認証がうまくいかない」「登録している搭乗便の情報とラウンジの対象条件が合っていない」といったケースです。満室の場合は、次の項目で紹介する代替案に切り替えるのが現実的です。QRコードの認証トラブルについては、次の章で詳しく解説します。

最近、SNSや個人ブログで「デジタル版のプライオリティパスが、ラウンジの受付で入場拒否された」という体験談を見かけることがあります。これは初めての利用者にとって、かなり不安になる情報だと思うので、今回はその原因と対策を整理しておきます。
デジタル版のプライオリティパスは、入館時にカード情報を使った少額の確認処理(1ドル程度の認証など)が行われる仕組みになっていることがあるとされています。このとき、不正利用対策としてカードをアプリ上でロックしていたり、「海外での利用」をOFFに設定していたりすると、この確認処理が失敗し、入場を断られる原因になることがあるようです。
渡航前に、カード会社のアプリでカードのロックを解除し、海外利用の設定がONになっているかを確認しておくことをおすすめします。利用後は、セキュリティのために再度ロックをかけておくと安心です。
クレジットカードを紛失・破損などで再発行した場合、カード番号が変わっていても、プライオリティパスのアプリ側の情報が古いままになっていることがあるとされています。アプリに表示されているカード番号の下4桁が、実際に持っているカードと一致しているか、渡航前に一度確認しておくと安心です。情報が古いままだと、当日の認証でエラーが出る可能性があります。
デジタル版のQRコードで認証エラーが出た場合、物理的なプライオリティパスのカードを持っていれば、それを使って決済してもらえる場合があるとされています。すべてをスマホのアプリに頼るのではなく、念のため物理カードもバッグに入れておくと、トラブル時の保険になります。カードを持っていない方は、スマホの充電が切れた場合の対策として、モバイルバッテリーを併せて持っておくのもおすすめです。
入場制限や、そもそも対象外だったなど、どうしてもラウンジに入れなかった場合の代替案も知っておくと安心です。空港によっては、無料のシャワーや仮眠スポット、時間単位で借りられるカプセルホテルのような選択肉があります。「ラウンジに入れなかったから終わり」ではなく、代わりにできることを事前にいくつか把握しておくと、限られた乗り継ぎ時間を無駄にせずに済みます。具体的な代替案は、後述する空港別のリンク集からそれぞれの記事を参考にしてみてください。

ここまでの内容を踏まえて、実際に自分が利用する空港ごとの記事をチェックしてみてください。トク旅Blogでは、それぞれの空港でプライオリティパスが使える具体的なラウンジ名、混雑状況、代替案までまとめています。
ここまで色々と注意点をお伝えしてきましたが、一番お伝えしたいのは「難しく考えすぎず、まずは1回使ってみてほしい」ということです。最初の一歩さえ乗り越えれば、次からは迷わず使えるようになるはずです。次の旅で、短い乗り継ぎ時間や国内線の利用時など、リスクの少ない場面で一度試してみるのがおすすめです。
最後に、プライオリティパスをこれから使う方向けの最終チェックリストをまとめました。出発前にひとつずつ確認してみてください。
- ☐ プライオリティパスの公式アプリにログインできる状態か確認している
- ☐ カードの利用停止設定を解除し、海外利用がONになっているか確認している
- ☐ カードを再発行した場合、アプリ内の情報が最新か確認している
- ☐ 物理カードもバッグに入れている
- ☐ 同伴者の人数・追加料金の有無を確認している
- ☐ 利用する空港のラウンジ記事を読んで、具体的な場所・混雑時間帯を把握している
- ☐ 満室・利用不可だった場合の代替案を考えている
こうして並べてみると、どれも特別なことではなく、事前にちょっと知っておくだけの差だと思うんですよね。プライオリティパスは、正しく使えば旅の満足度をぐっと上げてくれる特典です。せっかく年会費を払って手にしているなら、その価値をきちんと味わい尽くしてあげたいですよね。
最後に、よくありそうな疑問にも簡単に触れておきます。
Q. 国内線でもプライオリティパスは使えますか?
国内線でもプライオリティパスに対応しているラウンジは存在します。ただし、国際線と比べると対応ラウンジの数は限られる傾向があるので、事前に公式アプリで対象ラウンジがあるか確認しておくことをおすすめします。
Q. 一人で不安なので、誰かに相談しながら使いたいのですが。
初めての利用時は、受付のスタッフに「プライオリティパスを初めて使うので教えてほしい」と伝えてしまうのも一つの手です。多くのラウンジは日常的に多国籍の利用者に対応しているので、丁寧に案内してもらえるケースが多いと思います。
プライオリティパスは、知っているかどうかで使い勝手が大きく変わる特典です。この記事で紹介した基本の流れと、デジタル版のトラブル対策さえ押さえておけば、初めての利用でも思っているよりずっとスムーズに進むはずです。
次の一歩として、まずは自分の持っているカードのプライオリティパス特典を確認し、次の旅行で利用する空港のラウンジ記事を読んでみてください。ぜひ、無理のない範囲で、せっかくの特典を使い切ってみてもらえたらと思います!

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