トク旅Bloghttps://tokutabi-blog.comお金をかけず、少しリッチな海外旅行へ年に1度は行きたいMon, 07 Jul 2025 15:40:48 +0000jahourly1https://tokutabi-blog.com/wp-content/uploads/2023/11/cropped-IMG_0754-32x32.jpegトク旅Bloghttps://tokutabi-blog.com3232 チャンギ空港の名所「Jewel(ジュエル)」徹底ガイド:滝の魅力・行き方からトランジット中の楽しみ方までhttps://tokutabi-blog.com/airport_changi_jewel/Thu, 03 Jul 2025 11:36:29 +0000https://tokutabi-blog.com/?p=1170

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皆さん、こんにちは!今回はシンガポールのチャンギ空港にある大注目スポット「Jewel(ジュエル)」についてご紹介します。チャンギ空港は「世界一楽しい空港」とも言われますが、中でも2019年にオープンしたJewelはまさに必見の名所です。初めての海外旅行やトランジット(乗り継ぎ)でシンガポールに立ち寄る方でも楽しめるよう、見どころや行き方、気になるポイントを3わかりやすくお伝えします。それでは早速チェックしていきましょう!

Jewelの基本情報

  • Jewelってどこにあるの?
  • Jewelの見どころ「滝」とは?
  • Jewelへの行き方は?
  • 営業時間や料金について知っておこう

Jewelってどこにあるの?

Jewel(ジュエル)は、シンガポールのチャンギ空港に直結した大型複合施設です。空港内…と言いたいところですが、正確には空港の敷地内の公共エリア(制限エリア外)に位置しています。チャンギ空港にはターミナル1〜4がありますが、Jewelはターミナル1の到着ホールに隣接しており、建物がガラス張りのドーム状になっているのが特徴です。ターミナル2・3からも連絡通路(動く歩道付きのスカイブリッジ)で徒歩5〜10分ほどで行けて、ターミナル4からはシャトルバスでアクセスできます。要するに、チャンギ空港に着いたら各ターミナルの案内表示に沿って「Jewel」の方向へ進めばOKです。空港利用者だけでなく地元のシンガポール市民や観光客も訪れるショッピングモール+観光スポットのような存在で、「空港の外庭」といった感じの場所ですよ。初めて行く方は「空港内なの?外なの?」と混乱するかもしれませんが、空港について入国手続きを済ませれば誰でも行ける場所なのでご安心くださいね😊

Jewelの見どころ「滝」とは?

Jewel最大の見どころは、何と言っても施設の中心にある巨大な室内滝です!正式名称を「HSBCレインボルテックス(Rain Vortex)」といい、高さ40メートルもある世界一高い屋内滝なんですよ。ガラス張りドームの天井から豪快に水が落ちる様子はまさに圧巻で、周囲は南国の植物が生い茂る「シャイセイドウ・フォレストバレー(森林谷)」に囲まれ、まるで空港の中に熱帯雨林が出現したかのような光景です。滝は日中の自然光の中でも爽やかで美しいですが、夜にはライトアップと音楽に合わせたショーが開催され、幻想的な雰囲気に包まれます(平日20時・21時、週末は20時・21時・22時頃にライトショー実施)。滝の周りは涼しくマイナスイオンたっぷりで、長旅の疲れも癒やされそう。Jewelに来たらまずはこの壮大な滝を眺めて、写真を撮ったり動画を撮影したりと思い出を残してくださいね!滝の下層には水しぶきが感じられるスポットもあるので、近くで見るときはカメラやスマホが濡れないよう注意しましょう。

Jewelへの行き方は?

シンガポール市内や他国から飛行機で到着してチャンギ空港に着いた場合
Jewelへの行き方はとっても簡単です。基本的には各ターミナルから徒歩もしくはシャトルで移動できます。具体的には、ターミナル1に到着した人はそのまま到着ホールから直結でJewelに入れます。ターミナル2利用時は出発フロア(2階)の端にある連絡橋を渡って5〜10分歩けばJewelへ到着。ターミナル3からも同様に出発フロア経由の連絡通路があり、歩行時間5〜10分程度です。両ターミナルとも動く歩道付きの屋根付き通路なので、スーツケースを持っていても楽々移動できますよ。もしターミナル4(離れた場所にあるターミナルです)にいる場合は、一旦バスで他のターミナルまで移動する必要があります。T4の到着ロビーから無料シャトルバスが出ていて、6:00〜24:00は直接Jewel近くまで連れて行ってくれる便が運行しています(深夜帯はT4→T3→T1と循環するバスあり)。空港内の表示に「Jewel行きシャトル」の案内があるので迷わず行けるはずです。

一方、シンガポール市内からJewelだけ訪れたい場合もありますよね。
その際はMRT(地下鉄)東西線で終点のチャンギ空港駅まで行き(※現在はターミナル3直結の駅です)、そこから徒歩でJewelに向かうことができます。バス路線やタクシー/配車サービスで直接「Jewel前」で降ろしてもらうことも可能です。Jewelの車寄せ(Drop-offポイント)はターミナル1の正面入口にありますので、タクシーで行く場合は「チャンギ空港のJewelまで」と伝えればOKです。なお、空港利用者以外も訪れる場所なので大きな荷物を持っていても館内にコインロッカーや手荷物預かり所が整備されています。旅行初心者の方も安心してアクセスできますよ。

営業時間や料金について知っておこう

初めてJewelに行く際に気になるのが営業時間と料金ですよね。まず営業時間ですが、Jewel自体は基本的に朝10時頃から夜10時まで開いています(※滝の稼働時間は平日11:00〜22:00、金土日祝は10:00〜22:00とされています)。ショップやレストランの多くも10時開店〜21〜22時頃閉店が一般的です。ただし空港に直結した施設のため、フライト時間に合わせて一部のカフェやコンビニは深夜・早朝も営業していますし、24時間営業の休憩スペースもあります。例えば、早朝便で到着してしまった場合でも、スターバックスなど一部カフェは朝6時台から開いているので利用できますよ。

次に料金についてですが、Jewelへの入場自体は無料です!滝「HSBCレインボルテックス」や吹き抜けガーデンのフォレストバレーも誰でもタダで観賞できます。館内を歩き回るだけなら費用はかかりませんので、お財布を気にせず散策しましょう。ただし、Jewelの中には有料のアトラクションや施設もいくつかあります。例えば最上階のキャノピーパーク(Canopy Park)は遊歩道や吊り橋、迷路、滑り台などが楽しめる有料エリアです(入場料5シンガポールドル程度〜、内容によって異なる)。他にも鏡の迷路やネット遊具、美術館的なチャンギ・エクスペリエンススタジオなど、一部アクティビティはチケット購入が必要です。でも「とりあえず滝を見てみたい!」という場合はお金をかけなくても十分楽しめるスポットなのでご安心くださいね。時間と興味があれば有料ゾーンにも挑戦してみましょう。

トランジット中でも楽しめる!

  • トランジットの人でもJewelに行ける?
  • 入国審査は必要?
  • 所要時間と注意点
  • 時間がないときのおすすめルート

トランジットの人でもJewelに行ける?

「乗り継ぎでチャンギ空港に立ち寄るけど、短時間でもJewelを見に行けるの?」という疑問、たくさん聞きます。結論から言えば、トランジット(乗り継ぎ)で滞在中の人でもJewelに行くことは可能です!

ただし条件として、シンガポールに一時入国する手続きを踏む必要があるため、後述する入国審査を受けられることと十分な乗り継ぎ時間があることが前提になります。Jewelは前述の通り空港の制限エリア外(ランドサイド)にあるため、飛行機を乗り継ぐだけで通常は出ない「外」に出る形になります。「でも自分は乗り継ぎ客だから外には出られないのでは?」と心配になるかもしれませんが、きちんと入国手続きをすれば大丈夫。日本人であればシンガポールは観光目的で短期滞在ならビザ不要なので、乗り継ぎの合間に入国してまた出国するといった形でJewel観光ができちゃいます。実際、チャンギ空港では乗り継ぎ時間が長い旅行者向けに市内観光ツアーを提供しているほどで、空港の外に出るのは珍しいことではありません😊。ですから、「次のフライトまで時間があるしJewelを見に行きたい!」という場合はぜひ挑戦してみましょう。ただし自国のビザ要件がある方(日本以外の国籍でシンガポール入国にビザが必要な場合)は事前にビザ取得が必要なので要注意です。また、新型コロナ以降の一時入国ルールなど最新情報も各航空会社やシンガポール当局の案内をチェックしてくださいね。

入国審査は必要?

はい、入国審査(イミグレーション)は必要です。トランジットとは言えJewelに行くためには一度シンガポールに入国する扱いになるので、空港の乗り継ぎエリアから入国審査場へ向かいましょう

入国審査ではパスポートを提示し、指紋スキャンや顔写真撮影などのプロセスを行います。シンガポールは入国カードも電子化されており、事前にオンラインで「SG Arrival Card(電子入国届)」を提出しておく必要があります。これはスマホやPCで事前入力できるので、乗り継ぎ前のフライト中や到着前に済ませておくとスムーズです(記入事項は滞在目的を「Transit」、滞在先は「Jewel」あるいは「Transit」と書けばOKとの情報もあります)。日本人で観光目的の短期入国ならビザ不要のため、特に追加書類はありません。パスポートと入国カードだけ準備してゲートに進みましょう。チャンギ空港の入国審査は非常にスピーディーで、自動化ゲートが導入されているため、混雑時でも比較的スムーズに通過できます。審査官に「乗り継ぎだけどJewelを見に行きたい」と伝える必要は特になく、普通に入国してしまって大丈夫ですよ。スタンプも押してもらえますし、一時入国後は晴れてシンガポールの国内(とは言え空港敷地内ですが)に出ることになります。入国審査自体は緊張するかもしれませんが、笑顔でハキハキ答えれば問題ありません。ちなみに再出国(次のフライトに乗るために再び出発エリアに戻ること)する際は、搭乗券とパスポートで保安検査を受けて出発ゲートに向かう形になります(※シンガポールは出国スタンプは省略されるケースが多いです)。初めての方でも案内表示がわかりやすいので安心してくださいね。

所要時間と注意点

乗り継ぎ客がJewelを楽しむ際、どのくらい時間が必要か気をつけるべきポイントを把握しておきましょう。まず所要時間ですが、できれば乗り継ぎに4〜5時間以上の余裕があると理想的です。公式には「少なくとも5時間以上のトランジット時間があればJewelをゆったり楽しめる」と推奨されています。これは入国審査や移動、出国手続きなど含めて考慮すると、やはりそれくらいは見ておきたいという意味です。ただ、実際の旅行者の声では「3時間程度でも急げばJewelを見て戻れた」というケースもあるようです。初心者の方は焦らず安全策で余裕を多めに取りましょう。例えば次のフライト出発2時間前には搭乗ゲート付近に戻ることを考えると、Jewelに使える時間は思ったより短くなります。入国審査に30分、往復の移動に30分、保安検査や出国に30分…と逆算すると、実質Jewel内に滞在できるのは2時間前後かもしれません。それでも十分滝を見たり食事を楽しんだりできますが、時間管理はシビアにしましょう。

注意点としては、まずフライトのボーディングタイムを厳守すること。当たり前ですが、Jewelに夢中で飛行機を乗り過ごしたら大変です。空港の出発フロアに戻るには保安検査がありますので、遅くとも出発時刻の2時間前には再度空港の制限エリアに入り、搭乗ゲートへ向かうようにしましょう。幸いチャンギ空港は効率的で、各航空会社の乗り継ぎカウンターや案内表示も充実しています。心配なときは空港職員に「乗り継ぎで一時入国したが、何時までに戻れば良いか」尋ねれば優しく教えてくれますよ。また、荷物に関しては乗り継ぎの場合ほとんどがスルーチェックイン(目的地まで自動で荷物が送られる)ですが、万一自分で受け取る必要がある場合は一度ターンテーブルで荷物をピックアップしてからJewelへ行く流れになります。その際はコインロッカーに荷物を預けるか、Jewel散策中はスーツケースを持って歩くことになりますので注意してください(館内はバリアフリーでエレベーターもあるので移動は可能です)。

最後に時間帯の注意として、深夜や早朝のトランジットではJewelの滝が稼働していなかったり店舗が閉まっていることもあります。滝はおおむね朝10時~夜10時の間しか流れていないため、例えば午前4~7時の乗り継ぎだと残念ながら滝は見られません。そういった場合は空港内の無料施設(蝶の庭や映画館など)で過ごすか、Jewelの代わりに空港内から見える範囲でドームを眺める程度になるでしょう。以上の点に気をつければ、乗り継ぎ時間を利用したJewel観光もうんと楽しめるはずです。

時間がないときのおすすめルート

乗り継ぎ時間が短めだけど「どうしてもJewelを見たい!」という方向けに、短時間で回るおすすめルートをご紹介します。ポイントはズバリ「滝に一直線&余計な寄り道をしない」ことです。以下の手順で動けば、1〜2時間程度の滞在でもJewelの醍醐味を味わえるでしょう。

  • 入国後すぐJewelへ移動:入国審査を終えたら、荷物検査などを経て到着ホールに出ます。そこから案内表示に従い、最短ルートでJewelに向かいましょう。ターミナル1なら徒歩数分で館内に入れます。ターミナル2・3でも連絡通路を急ぎ足で進めば10分弱です。とにかく迷わず一直線に滝を目指します!
  • 滝「HSBCレインボルテックス」を鑑賞:Jewelに到着したらまずは中央の吹き抜けエリアへ。巨大な滝が目の前に現れますので、下層から見上げるように近づいて迫力を体感しましょう。時間がなければ遠目に眺めるだけでもOKですが、せっかくなので可能な範囲で下まで降りてみてください(エスカレーターやエレベーターで地下1階あたりが滝壺近くです)。写真を数枚撮ったら、上を見上げてドーム天井から降る水の美しさもしっかり目に焼き付けてくださいね。
  • 余裕があれば軽食やお土産チェック:滝を見たら大満足かもしれませんが、もしあと30分ほど余裕があるなら館内のフードコートや有名店でサクッと食事や買い物をするのもおすすめです。例えば地下2階のフードコートにはシンガポール名物のチキンライスやラクサなどローカルフードのお店が揃っています。テイクアウトして機内で食べるのもアリです!また、1階には日本未上陸のドーナツ店や可愛いお土産雑貨のお店もあるので、時間が許す範囲で覗いてみましょう。ただし夢中になりすぎないよう腕時計やスマホで時間管理を忘れずに。
  • 空港の出発エリアへ戻る:名残惜しいですが、搭乗時間の2時間前には空港の出発フロアに戻る計画で行動開始しましょう。来た道を引き返し、各ターミナルの出発ロビーから保安検査場へ入ります(搭乗券とパスポートを準備)。保安検査を抜けたらあとは搭乗ゲートに向かうだけです。チャンギ空港は案内が親切なので迷わず戻れるはずですが、もし不安ならスタッフに「ゲート〇〇へはどう行く?」と尋ねれば丁寧に教えてくれますよ。

以上が短時間でJewelを楽しむルートの一例です。さらに時間がない超タイトな場合の裏技として、どうしても滝を見たいけど入国する時間がない…というときは、実は空港内の無料モノレール(スカイトレイン)からチラッとJewelの滝を見ることもできます。ターミナル2~3間を結ぶスカイトレインの一部路線がJewelの内部を通過しており、車窓から滝を眺められるんです(短い一瞬ですが雰囲気は味わえます)。とはいえガラス越しで停車はしないので、本当に「見るだけ」の緊急手段。やはり可能であれば入国して直にJewelを体験するのがベストです。時間と相談しつつ、自分に合った方法でJewel観光を楽しんでくださいね。

シンガポール・チャンギ空港のJewel(ジュエル)は、ぜひ訪れてほしい魅力満載のスポットです。巨大な滝の迫力や南国の雰囲気はきっと忘れられない思い出になるでしょう。行き方も簡単で入場無料、乗り継ぎ時間を利用してサクッと見学することも可能です。「空港での待ち時間なんて退屈…」なんて考えが吹き飛ぶくらい、Jewelはあなたの旅をキラキラ輝かせてくれるはず。次回チャンギ空港を利用する際は、ぜひJewelに立ち寄ってその魅力を体感してみてくださいね!

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シンガポール・チャンギ国際空港には、世界各国の料理を味わえるグルメスポットが数多く揃っています。空港での食事は旅の楽しみの一つでもあり、ソロ旅行者からカップル、家族連れまで誰もが満足できる豊富な選択肢があります。本ガイドでは、各国の料理ジャンルごとにおすすめ店を厳選し、ランキング形式で紹介します。各店舗の代表的な料理や価格帯、利用シーン(お一人様に向いているか、ご家族でシェアしやすいか、カップルにおすすめか等)、そして味や雰囲気などの特徴をまとめました。リーズナブルに楽しめる順に掲載していますので、空港内で「どの国の料理が楽しめるのか」が一目で分かります。それでは、ターミナル別ではなく料理の国別に、おすすめグルメスポットを見ていきましょう。

シンガポール・ローカル料理(現地グルメ)


シンガポールならではのローカルフードを空港で手軽に味わえます。ココナッツ風味のカヤジャムを使ったトーストや、チキンライス、ナシレマックといった郷土料理は、乗継ぎの合間にもぴったり。特に朝早いフライト前後には、シンガポール式の朝食セットが旅行者に人気です。ここでは、現地グルメが楽しめるおすすめ店を紹介します。

  • Ya Kun Kaya Toast (ターミナル2)
  • Crave Nasi Lemak (ターミナル2)
  • Chatterbox Express (ターミナル1)

Ya Kun Kaya Toast (ターミナル2)

シンガポール定番のコピ(ローカルコーヒー)とカヤトーストが楽しめる老舗カフェです。看板メニューの「Set A」朝食セットは、バターを塗った香ばしいカヤトーストに半熟卵2個とコーヒーまたは紅茶が付いており、価格は約S$6.30と非常にお手頃です。早朝6時から営業しているため、早朝便の前後に一人でさっと朝食をとるのにも最適です。店内はカジュアルで回転が速く、ローカルな雰囲気を味わいながら短時間で手軽に食事ができます。醤油と胡椒で味付けした半熟卵にトーストを浸して食べれば、シンガポール人の朝食スタイルを空港内で手軽に体験できます。

Crave Nasi Lemak (ターミナル2)

マレー系ローカルフードの代表格ナシレマックの人気チェーン店です。S$8前後で楽しめる看板の「チキンカツ・ナシレマックセット」は、ココナッツミルクで炊いたご飯にフライドチキン、卵、イカンビリス(小魚)、ピーナッツ、自家製サンバル(チリソース)などが盛り付けられた満足感の高い一皿です。ほとんどのメニューがS$10以下というリーズナブルさで24時間営業のため、深夜・早朝のフライトでも温かい食事が取れるのが魅力です。カジュアルなフードコート風の店舗で、家族連れでも各自好みの具材をつまみながらシェアして楽しめます。空港内で手軽にローカルの味とボリュームを堪能できると評判です。

Chatterbox Express (ターミナル1)

シンガポール名物のチキンライスで有名な高級店「チャターボックス」の味を、空港でカジュアルに楽しめるエクスプレス店です。伝統的な朝食メニューからローカルフードの軽食まで揃いますが、一番の人気はやはり伝説のマンダリン・チキンライス。チキンライス、青菜のおかず、味付け玉子、3種の特製ソースがセットになったチキンライスセットがS$16.80で提供されています。空港価格ではありますが、本店譲りのしっとり柔らかな蒸し鶏と香り高いライスに定評があります。朝6時から深夜2時まで営業しており、トランジット中にシンガポール名物を味わいたいカップルや夫婦旅行者にも最適です。落ち着いた店内でサービスも行き届いており、空港にいながらホテルダイニングのような雰囲気で食事を楽しめるのもポイントです。

中華料理(中国・香港系)


チャンギ空港では中華系の料理店も充実しており、飲茶や麺類、ご飯ものまで様々な選択肢があります。シンガポールは中華系文化も色濃いため、ローカル中華から本格広東料理まで幅広く揃っています。深夜・早朝でも営業している店が多く、乗継客にとっても嬉しいポイントです。ここでは、お財布に優しい順におすすめ中華グルメスポットを紹介します。

  • Chef Wei HK Cheong Fun (ターミナル2)
  • Swee Choon Dim Sum (ターミナル2)
  • Pontian Wanton Noodle (ターミナル1)
  • Crown Prince Kitchenette (ターミナル3)

Chef Wei HK Cheong Fun (ターミナル2)

香港スタイルの点心・腸粉(チョンファン)専門店です。桃苑(Peach Garden)出身のシェフが手がける腸粉は極薄でもちもちのライスシートにたっぷり具材を包み、ライトな醤油ベースのタレでいただきます。プレーン腸粉はS$3.80~と空港内とは思えない格安価格で、本格点心を楽しめると評判です。エビ入りなど具材入りでもS$5台から提供されており、小腹満たしや朝食にもぴったりです。24時間営業のため、深夜便で到着した一人旅の旅行者が夜食として利用するのにも適しています。カウンター中心のカジュアルな店構えですが、味は本格派でサービスも丁寧と好評です。

Swee Choon Dim Sum (ターミナル2)

シンガポールの老舗有名店「瑞春点心」の空港支店で、なんと国内初の24時間営業を実現した点心レストランです。小籠包や焼売、春巻きなどの蒸し物・揚げ物点心はもちろん、お粥や炒麺などの麺飯類までメニューが豊富で、大半のメニューが一皿S$5以下という手頃さです。点心は一皿に2~3個盛りなのでグループでシェアしやすく、家族連れで訪れて色々な点心を少しずつ味わうのもおすすめです。空港到着後や深夜のフライト前に本格飲茶を楽しみたい旅行者にとって重宝する存在で、明るくカジュアルな店内は深夜でも活気があります。「空港の中華=高い」のイメージを覆すリーズナブルさと、本店譲りの確かな味で人気を集めています。

Pontian Wanton Noodle (ターミナル1)

マレーシア発祥の雲呑麺(ワンタンミー)のチェーンで、チャンギ空港でも24時間営業している頼もしい存在です。伝統的なマレーシア風のワンタンメンは、特製の黒いスパイシーソースで和えたコシのある麺に、ワンタンやチャーシューなどをトッピングした一杯。麺には上質な小麦粉を使用しており、歯ごたえの良さが特徴です。一杯S$8程度からと手頃で、濃厚ながらピリ辛のタレが食欲をそそる本場の味を空港で再現しています。カウンターサービスの気軽な雰囲気で、一人でも注文しやすく提供もスピーディーです。遅い時間に到着して温かい麺料理が食べたい時や、小腹が空いた時の夜食にもぴったりの一軒です。

Crown Prince Kitchenette (ターミナル3)

焼きそばやシーフード料理など、シンガポール式の中華食堂メニューが揃うカジュアル中華レストランです。72歳のベテラン料理人(Chef Ah Peng)が腕を振るい、50年以上の料理経験から生み出される家庭的な中華の味が魅力です。Signature 焦げビーフン(シーフード焼きビーフン)は香ばしく焼いた米麺に海鮮の旨味が凝縮された逸品で、価格もS$10.80~と空港内のレストランとしては良心的。そのほか土鍋バクテーやアッサム魚などファミリーで楽しめるおかずメニューも充実しています。広めのテーブル席があり家族連れでゆったり食事しやすい雰囲気で、スタッフのサービスも親切と好評です。旅の合間にホッとするような中国の家庭料理を味わいたい時にぜひ立ち寄ってみてください。

和食(日本料理)


日本食もチャンギ空港で人気のジャンルです。寿司やラーメン、抹茶スイーツまで、日本と変わらぬ味を楽しめる店が揃っています。深夜まで営業するラーメン店もあり、乗継ぎの合間に温かい麺をすすることもできます。ここでは、日本食が味わえるおすすめ店を安い順に紹介します。

  • Sushi Deli (ターミナル3)
  • Woke Ramen (ターミナル1)
  • Aji Ichi Sushi Bar (ターミナル4)

Sushi Deli (ターミナル3)

握り寿司や巻き寿司、丼ものをテイクアウト形式で販売する寿司デリです。店頭には種類豊富なお寿司セットやちらし寿司弁当、そばセットなどが並び、価格はS$8程度~と空港内では破格の安さ。すべて店内で毎日新鮮に調理されているため味も上々で、どれにしようか迷ってしまうほどのバラエティです。イートインスペースはありませんが、パックを購入してすぐ食べられるので、時間のないトランジット客がサッと腹ごしらえするのにも最適です。お寿司のほかにも蕎麦やユニークな創作巻き寿司もあり、手軽に日本の味を持ち帰って楽しめます。

Woke Ramen (ターミナル1)

シンガポール発のユニークなラーメン店で、中国の辣麺(ラーミェン)と日本のラーメンを融合させた新感覚メニューを提供しています。麺を中華鍋で炒めてからスープに入れることで「鍋気(ウォクヘイ)」=香ばしさを加えているのが特徴です。おすすめは8時間炊いた濃厚白湯スープにチキンチャーシューを合わせたチキンチャーシュー・コラーゲンラーメン(S$14.90~)で、コク深いスープが絶品です。エビの旨味たっぷりのエビ団子ラーメン(S$15.90~)も人気があり、大ぶりのエビや自家製エビ団子が乗った贅沢な一杯です。こちらは24時間営業なので深夜便の後でも温かいラーメンが味わえるとあって、夜遅い到着便の乗客や空港スタッフにも重宝されています。カウンター席主体の店内は明るく清潔で、一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気です。

Aji Ichi Sushi Bar (ターミナル4)

ターミナル4で本格的な寿司・刺身が楽しめる和食レストランです。握り寿司や巻き寿司、丼ものから一品料理まで幅広く揃い、空港職員にも人気の手軽で質の良い寿司バーとなっています。複数人でシェアしやすい太巻きも種類が豊富で、ソフトシェルクラブの巻き寿司やサーモンアボカド巻き(各S$20~)などユニークなロールも評判です。握り寿司はセットメニューもあり、旬のネタを使った盛り合わせをゆったり店内で味わえます。価格帯は一皿S$2台から高級ネタまで幅広く、空港内の和食としては妥当なレンジと言えるでしょう。落ち着いた照明の店内にはカウンター席とテーブル席があり、カップルで新鮮な寿司を楽しみたい時にもぴったりです。日本人寿司職人も在籍しているためクオリティも高く、トランジットの合間に少し贅沢な和食ディナーを楽しめます。

韓国料理


韓国グルメも空港内で手軽に味わえます。ピリ辛の純豆腐(スンドゥブ)チゲや韓国風フライドチキンなど、辛い物好きにも嬉しいラインナップです。ハラル対応の店舗も多いため、ムスリムの旅行者でも安心して韓国料理を楽しめます。それでは、チャンギ空港で楽しめる韓国料理店を価格順に見ていきましょう。

  • GOPIZZA (ターミナル2)
  • JJINJJA Kitchen (ターミナル2)
  • Buk Chang Dong Soon Tofu (ターミナル2)

GOPIZZA (ターミナル2)

韓国発の個食ピザ専門チェーンで、一人用サイズの焼きたてピザをS$10以下で提供しています。メニューには定番のトリプルチーズピザから、韓国風にアレンジしたプルコギピザまで揃い、生地は外はカリッと中はもちっと焼き上げられています。また、ピザのお供に韓国風フライドチキンやキムチ風味のパスタなどサイドメニューも充実しており、セットで注文すればボリューム満点の食事になります。カウンター注文のファストフード形式で提供が早く、時間のない一人旅でもさっと立ち寄って食べられる気軽さが魅力です。深夜1時まで営業しているため、遅めの夕食にも困りません。

JJINJJA Kitchen (ターミナル2)

ハラル認証を取得した韓国ファストカジュアル店で、韓国の屋台料理やB級グルメを幅広く提供しています。看板メニューは韓国フライドチキンの「Jjinjjaウィング」で、6ピースから注文でき価格はS$8.90~(6個)とリーズナブル。甘辛いヤンニョムソースが癖になると評判です。その他にもキムチチゲ(豆腐チゲ、S$13.90~)やトッポッキ(韓国餅の甘辛炒め、S$7.90~)など、本場さながらの韓国ストリートフードが揃っています。フードコート風のカジュアルな店内で席数も多く、友人グループや家族でワイワイと韓国料理をシェアするのにぴったりです。7:30~22:30まで営業しており、しっかり食事から小腹満たしまで対応できる使い勝手の良いお店です。

Buk Chang Dong Soon Tofu (ターミナル2)

韓国で人気の純豆腐(スンドゥブ)チゲ専門店がシンガポールに展開するチェーンで、空港でも24時間営業しています。スンドゥブ定食のセットはほとんどがS$15以下で、熱々の石鍋に入った真っ赤なチゲスープには、韓国・坡州(パジュ)産の上質な豆腐がふんだんに使われておりコク深い味わいです。10種類の材料から作る秘伝のスープは旨味と辛味のバランスが絶妙で、寒い機内を降りた後にも体を芯から温めてくれます。セットにはご飯やパンチャン(おかず)も付いてボリューム満点なので、空港でしっかり温かい食事を摂りたい旅行者におすすめです。カジュアルな食堂スタイルの店内で、一人でもグループでも気兼ねなく利用できます。深夜でも煮えたぎるチゲを提供してくれるスタミナ満点の一軒です。

インド料理

インド料理を楽しみたい場合、現在チャンギ空港で注目すべきはターミナル2にある1店舗のみです。しかしこのお店では本格的なインドの味を堪能できます。

  • Chutney Mary (ターミナル2)

Chutney Mary (ターミナル2)

インド各地のストリートフードやカレーが楽しめるインド料理のカジュアルレストランです。店名にもなっているチャツネ(薬味ソース)やスパイスを効かせたスナック類が豊富で、コルカタ名物のパニプリやムンバイのパオバジ、ジャイプール風パプリチャートなど各地の名物「チャート」(軽食)が揃っています。お肉好きにはタンドリー風のケバブやビリヤニ、インド風炒飯などもあり、本場の屋台さながらの味わいを再現しています。価格帯は一品S$5〜15程度で、複数注文しても比較的手頃に色々な料理を試せます。店内は明るく清潔感のある内装で、ゆったりテーブル席が配置されており家族連れでも落ち着いて食事ができます。朝5時から夜10時まで営業しているので、早朝便の前に軽くインド風スナックをつまんだり、夜のフライト前にしっかりカレーを楽しむことも可能です。空港内とは思えないスパイスの香り漂う本格空間で、インドの文化と情熱を感じられる一軒です。

欧米・各国料理(西洋料理)


欧米系(Western)の料理も、チャンギ空港ではステーキやパスタ、ファストフードまで幅広く楽しめます。多国籍な旅行者に対応するため、有名ファーストフードチェーンから本格的なレストラン、さらにはビュッフェまで充実しています。ここでは、西洋料理系のおすすめ店をお財布に優しい順に紹介します。

  • Andes by Astons (ターミナル1)
  • Tap + Brew (ターミナル1)
  • Swensen’s Unlimited (ターミナル2)

Andes by Astons (ターミナル1)

シンガポール発の大衆ステーキハウス「Astons」のハラル対応姉妹店です。空港内だけでも複数店舗を構える人気店で、ステーキやグリルチキン、シーフードなどWesternスタイルのメインが充実しています。ほとんどのメインディッシュがS$30以下とリーズナブルで、2種類選べる付け合わせ(例:マッシュポテトやマカロニチーズなど)とともにボリュームたっぷりのプレートが提供されます。たとえばジューシーなテンダーロインステーキや香ばしく焼いたチキンチョップはS$15〜25程度で味わえ、価格以上の満足感があると評判です。カウンター注文後にブザーで呼ばれる気軽なサービス形態ながら、席は広めで家族連れでも利用しやすい雰囲気です。10:30から22時過ぎまで営業しており、ランチからディナーまでしっかり食事を取りたいときに頼れる存在です。

Tap + Brew (ターミナル1)

トランジットエリア内にあるブリューワリーバー&カフェで、クラフトビールと西洋風おつまみが楽しめる穴場的スポットです。地元シンガポールのタイガービールをはじめ冷えたドラフトビールを提供しており、ハンバーガーやフィッシュ&チップス、ナチョスなど定番のパブ料理を揃えています。店内はガラス張りで開放的な雰囲気のラウンジ風スペースになっており、フライト前にカップルで一息つきながらビールを楽しむのにもってこいです。価格はビール1杯が約S$14~、フードメニューもS$10台中心と空港内バーとしては平均的。24時間営業なので深夜便の待ち時間にも利用でき、夜食代わりにバーガーを頬張るビジネス旅行者の姿も見られます。ゆったり音楽が流れる中、旅の合間にアルコールでリラックスできる貴重なお店です。

Swensen’s Unlimited (ターミナル2)

シンガポールで親しまれているアメリカンレストラン「スエンセン」のビュッフェスタイル業態です。空港店はスエンセン初の食べ放題専門店となっており、平日ランチが1人S$35~で利用できます。ビュッフェ内容は、シーフードの盛り合わせ(エビや貝のオンアイス)やローカルフード、パスタ、ミニスライダー(ハンバーガー)などバラエティ豊か。さらに48種類ものアイスクリームが並ぶデザートステーションは圧巻で、アイス好きにはたまらないラインナップです。店内はポップで明るい雰囲気で、スタッフの対応もフレンドリー。ハラル認証も取得しているため、ムスリムの家族連れでも安心して利用できます。時間に余裕があり空港でがっつり食事を楽しみたい家族旅行者には特におすすめで、食べ盛りのお子様も思う存分好きなものを味わえるでしょう。か

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旅行者に向けて、主要な海外ホテル予約サイトであるAgoda(アゴダ)とBooking.com(ブッキングドットコム)、Expedia(エクスペディア)の違いと特徴を比較・分析します。料金体系からサイトの使いやすさまで詳し ... ]]>

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旅行者に向けて、主要な海外ホテル予約サイトであるAgoda(アゴダ)Booking.com(ブッキングドットコム)Expedia(エクスペディア)の違いと特徴を比較・分析します。料金体系からサイトの使いやすさまで詳しく解説し、それぞれどんな旅行スタイルに向いているかも紹介します。旅行予約サービス選びの参考にしてください!

Agoda・Booking.com・Expediaの違い【比較表】

まずは3サービスの主な特徴を一覧表で比較します。料金や手数料、サービス内容の違いがひと目で分かります。

比較項目AgodaBooking.comExpedia
料金の安さ★★★ 大幅割引が多い(50~80%オフも頻繁)格安ホテルの掲載豊富★★ 基本は標準的(割引20~30%程度が多い)★★ 会員ログインやアプリ利用で割引適用(最大20%オフ等)フライト+ホテルのセット割引あり
表示価格の透明性△ 税・サービス料は予約最終画面で加算(特に後払い時に注意)△ 税・手数料が別途(決済画面で合計が増えることあり)◎ 表示料金=支払総額(追加手数料なし)
手数料の有無○ 基本手数料なし(※「料金一時固定」オプション利用時は手数料発生)○ ユーザー手数料なし(公式に「手数料は取らない」と明記)○ ユーザー手数料なし(仲介手数料など追加なし)
キャンセルポリシー▲ 安いプランはキャンセル不可が多い(高割引予約は変更不可が多い)◎ 無料キャンセル可能プラン豊富(直前変更にも柔軟)◎ 無料キャンセル可プラン多数(「キャンセル無料」で検索可能)
サイト・アプリの使いやすさ★★ 多機能だが初見では複雑(詳細なフィルターが豊富で上級者向き)★★★ 直感的でシンプル(初心者でも使いやすいUI)★★★ 総合旅行に便利(ホテル・航空券・レンタカーを一括検索可能)
ロイヤリティ / 会員制度ポイント制Agodaコインが貯まる(付与率1~6%程度)※一部予約のみ・有効期限あり会員ランク制:「Genius」レベル1~3(予約回数で10~20%割引や客室アップグレード等)会員ランク制:ブルー/シルバー/ゴールド(登録で即会員価格10%オフ、上位はポイント倍増・客室アップグレード等)
ポイント還元と利用Agodaコイン(1コイン=1円で宿泊代に利用可)プレミア会員4%、エリート会員6.25%還元※有効期限最長2年(ポイント制度なし)※Genius割引は都度自動適用Expediaポイント(通常1%還元)利用範囲広い:宿泊料や航空券にも使用可※有効期限18ヶ月(要アクティビティ)
掲載宿泊施設数約360万軒(200か国以上)※格安ホテルやゲストハウス多数約660万軒(228か国)※民泊・アパートメント等も豊富数十万~140万軒規模(世界70~数百か国)※主にホテル中心、一部民泊有
取り扱い旅行サービス宿泊施設、航空券(※レンタカーや鉄道は無し)宿泊施設が中心(フライト等は姉妹サイト経由)総合旅行サイト(宿泊・航空券・レンタカー・現地ツアー等対応)パッケージ割で一括予約がお得
得意な地域アジア圏に強い(本社シンガポール。日本含むアジアのローカル宿多数)欧州・世界全般に強い(本社オランダ。世界中バランス良く掲載)アジア圏に強め(本社米国だがアジアの掲載も充実)※欧米旅行でも主要都市カバー
カスタマーサポート日本語サポートあり(年中無休9時~24時電話対応、チャット24時間)日本語サポートあり(電話・チャットとも24時間年中無休)日本語サポートあり(電話7時~24時対応※順次24時間化、チャット24時間)

※★の数・◎○△▲は当記事の評価イメージです。

上記のように、各サービスで料金体系やサービス内容に特徴の違いがあります。それでは、各項目をさらに詳しく見ていきましょう。

料金・手数料の違いと価格表示の透明性

料金面で見ると、「安さ重視ならAgoda」と言われるほどAgodaは格安価格に強みがあります。実際、Agodaでは検索結果に「50~80%オフ」といった大幅割引が表示されることも珍しくなく、同じホテルでも他サイトより安く予約できたという利用者の声もあります。これはAgodaが他サイトで扱わないような格安ホテルやホステルも多数掲載しているためで、そもそもの掲載物件の元値が安いケースが多いのも一因です。さらに、Agodaは直前に空室を埋めたいホテルから安値で部屋提供を受けることもあり、直前割引や独占契約の安値物件が豊富です。

一方、Booking.comやExpediaも割引はありますが、Agodaほどではない印象です。Booking.comでは基本的に表示価格は適正水準で、割引率も20~30%オフ程度の物件が多い傾向です。Expediaも会員割引やセールで料金の安さを打ち出していますが、「会員登録してアプリから予約すると安くなる」といった条件付きの割引が中心です。たとえばExpediaにログイン&アプリ利用で最大20%オフになったり、ポイント2倍付与などの特典があり、これらを駆使するとお得に感じられる仕組みです。またExpediaには航空券+ホテルのパッケージ予約でさらに割引になる制度もあり、旅程をまとめて手配する人にはメリットがあります(詳細は後述)。

料金表示の透明性も重要なポイントです。AgodaやBooking.comでは、検索段階の表示価格に税金・サービス料が含まれていないケースがあるため注意が必要です。実際、Agodaでは検索結果一覧や宿泊施設の詳細ページで表示される料金と、最終的な支払い画面での料金が異なることがあります。多くの場合、予約手続きの最終画面で初めて税金やサービス料が加算され、最終支払額が確定します。特にAgodaで「後日支払い(現地払い)」を選択した場合、この傾向が顕著で、予約時に見ていた金額と実際の支払い額が変わることさえあります。これはAgodaの欠点とも指摘されており、予約時点で正確な総額を把握しづらい原因になっています。

Booking.comも税金や手数料(サービス料)の扱いには要注意です。割引後の料金が安く見えても、決済画面に進むと「別途請求料金」として税・サービス料が上乗せされ、合計金額が当初より高くなることがあります。サイト上では小さい文字で「税・料金は含まれていません」と記載されている場合があるため、予約前に必ず最終料金を確認しましょう。Booking.comは基本的に現地通貨建てで表示し、宿泊施設側が税金を徴収する仕組みの地域も多いため、地域によっては税抜き表示になりやすいと言えます。

Expediaは比較的価格表示が明瞭だとされています。Expediaでは日本向けサイトでも仲介手数料は一切かから表示された金額そのままで支払いが完了します。詳細ページで「税・サービス料込みの合計金額」を比較的分かりやすく示すため、「最初に見た値段と支払額が違う」という心配が少ないのがメリットです。旅行予約サイトによっては、「手続きを進めたらいつの間にか手数料が追加されていた」ということもありますが、Expediaではその心配がないと公式にも明言されています。

追加手数料の有無については、いずれのサービスも基本的に予約手数料は無料です。宿泊料金はサイト経由でも直接予約でも基本同額で、手数料は宿泊施設側が負担するビジネスモデルです。したがってユーザー側がサイト利用料を払うことは通常ありません。ただしAgodaには例外があります。Agodaは「料金の一時固定制(Price Freeze)」という独自オプションを提供しており、手数料を支払って一定期間その時点の料金をキープできるサービスがあります。日々変動する料金が上がってしまう前にキープできるメリットがありますが、このオプション利用料(手数料)は返金不可です。またAgodaで後払いを選択した場合、為替変動や決済手数料の影響で支払額が予約時より5~10%上乗せされることがあるとの指摘もあり、安く利用するには予約時に即時決済するのが安全とされています。

まとめると:価格重視なら割引率が高くクーポンも豊富なAgodaが魅力ですが、税金込みの最終価格を把握しづらい点に注意しましょう。Booking.comも価格帯は幅広く安定していますが、表示金額に含まれない料金を見落とすと「思ったより高くついた」ということになりかねません。Expediaは表示どおりの価格で安心できる反面、割引面では会員向け特典を活用する必要があります。それぞれの強み・弱みを理解して、比較検討すると良いでしょう。

サイト・アプリの使いやすさ(UI/UX)

次に、各サービスのサイトやアプリの使い勝手を比較します。ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)は、予約のストレスにも関わる重要なポイントです。

Booking.comの使いやすさは3サービスの中でも群を抜いて「直感的でシンプルだと言われます。トップページから検索フォームが分かりやすく配置され、宿泊日や人数を入れて検索すれば、あとは順に選択していくだけです。全体的なデザインも余計な装飾が少なく情報が見やすいため、初めて利用する人でも迷いにくいでしょう。実際にBooking.comを利用した人からも「ウェブサイトもアプリも直感的で予約がスムーズ」との評価が多く、初心者にとって使いやすいサービスと言えます。検索結果のフィルタリングや並び替えもシンプルで、「とにかく簡単に予約したい」人には嬉しいUIになっています。

Agodaの使いやすさは一長一短で、豊富な機能ゆえの複雑さがあります。Agodaは検索結果に細かなフィルターオプションや表示切替機能が多数用意されており、自分好みの条件で絞り込みやすいというメリットがあります。例えば価格帯、立地エリア、設備の有無、口コミスコアなど、細かな条件設定が可能で、上級者にとっては理想の宿探しができる多機能プラットフォームです。その反面、「初めて使う人には項目が多すぎて少し戸惑う」という声もあります。実際、Agodaのインターフェースは情報量が多く、慣れないうちはやや複雑に感じられる場合もあるでしょう。ただし慣れてしまえば強力な絞り込み検索のおかげで理想の宿を見つけやすく、細かく比較検討したいユーザーには便利です。また、AgodaはWebサイトだけでなくスマホアプリでも機能が充実しており、アプリ限定割引が適用されることもあります(アクセス方法によって価格が変わることがあるとの報告もあり、アプリからの方が安くなる場合も確認されています)。

Expediaの使いやすさは、総合旅行予約サイトとしての利便性が際立ちます。Expediaでは宿泊施設の検索・予約だけでなく、航空券やレンタカー、現地ツアーなど旅行に必要なサービスをワンストップで手配できます。サイト内の導線は、「ホテル」「航空券」「現地ツアー」等のタブで分かれており、目的のサービスにすぐアクセス可能です。特に航空券+ホテルの同時検索・予約ができるパッケージツアー機能は、別々に手配する手間が省けて便利です。こうしたオプションの充実はExpediaの強みで、「まとめて検索・予約したい人にはExpediaが使いやすい」と評価されています。UI面でも、検索フォームで旅行日程を一度入力すればホテルと航空券をまとめて提示してくれるなど、合理的で分かりやすい設計になっています。デザイン自体はシンプルですが、扱う情報量が多いため多少画面が賑やかに感じるかもしれません。しかし必要な人には必要な情報なので、総合的に見ればExpediaも十分にユーザーフレンドリーでしょう。

総じて、シンプルさ重視ならBooking.com、機能充実ならAgoda、総合的な旅程管理ならExpediaという棲み分けになっています。初心者やあまりネットに慣れていない人にはBooking.comが安心ですが、慣れてきて「もっと細かく条件を指定したい」と思ったらAgodaも試してみてください。複数のサービスを比較しながら、自分にとって使いやすいサイトを見つけるのがおすすめです。

キャンセルポリシーの明確さと柔軟性

予約後の予定変更に対応できるキャンセルポリシー(取消条件)の柔軟さは、安心して予約するための重要ポイントです。各サービスのキャンセル規定の特徴を比較します。

Booking.comはキャンセル規定が比較的柔軟で知られています。多くの宿泊プランで「○月○日○時まではキャンセル無料」という条件が設定されており、直前まで予定が不確定な旅行者にも使いやすいです。実際、無料キャンセル可能なオプションが豊富で、予約時に「キャンセル無料」をフィルターで絞り込むこともできます。特に出発直前でプラン変更が起きがちなビジネス出張や、子供の体調次第で予定が変わる家族旅行などでは、この柔軟性が大きな安心材料となるでしょう。「直前のプラン変更にも柔軟に対応できる」という点で、Booking.comはユーザーから高く評価されています。

Expediaもキャンセル規定の柔軟さではBooking.comに劣らず優れています。Expediaには検索画面で「キャンセル料無料のみ表示」といったフィルターが用意されており、無料キャンセル可能な宿泊施設だけを簡単に探すことができます。宿によって無料キャンセルの期限は異なりますが、「○日前まで無料」などの条件が明記され、公式サイトでも「キャンセル無料の宿があると安心」とアピールしています。仮に予約後に外せない用事が入ってしまっても、期限内であれば違約金なしでキャンセルできるのは利用者にとって大きなメリットです。Expediaの場合、予約確認メールにもキャンセル期限と手続方法がしっかり記載されるので安心感があります。

Agodaはキャンセルポリシーにおいては注意が必要です。というのも、Agodaで掲載されている格安プランの中には「予約後のキャンセル・変更不可」という条件のものが多く見受けられるためです。特に割引率が高い予約ほどこの傾向が強く、安さと引き換えにキャンセル不可というケースが少なくありません。実際、「Agodaは料金の安さに定評があるが、キャンセルできない宿が多い印象」という指摘もあります。もちろんAgodaでも無料キャンセル可能なプランは存在しますが、他の2サービスに比べると割合が低めです。また、キャンセル料が発生する場合の条件も宿ごとに異なり、予約時によく確認しないと思わぬキャンセル料を支払う羽目になる可能性があります。

なお、各サービスとも共通して言えるのは、キャンセルポリシーの詳細は予約ごとに異なるということです。Booking.comやAgodaにはキャンセル規定をまとめた共通ページはなく、予約時に各宿泊施設の条件を確認する仕組みになっています。Expediaも同様で、予約画面や確認メールで個別のキャンセル条件をチェックする必要があります。そのため、どのサイトを利用する場合でも、予約手続きの際にはキャンセル可能期限や手数料の有無を必ず確認することが重要です

まとめると柔軟なキャンセルオプションを重視するならBooking.comやExpediaが安心です。長めの無料キャンセル期間が設定されたプランが多く、検索でも絞り込みやすいため、予定変更の可能性がある旅行でもリスクを抑えられます。逆にAgodaは安い反面、キャンセル規定が厳しいプランが多いので、旅行日程が確定している場合や、多少のリスクを許容してでも安さを追求したい場合に向いています。キャンセル不可プランを予約する際は、旅行保険への加入なども検討しつつ、慎重に判断しましょう。

ロイヤリティプログラム・ポイント制度の比較

各サービスはユーザー囲い込みのため独自のロイヤリティプログラム(会員特典制度)を設けています。ポイントの有無や会員ランク制度の違いを見てみましょう。

Booking.comの会員特典は「Genius(ジーニアス)」と呼ばれる会員ランク制が特徴です。利用回数に応じてレベル1~3までランクアップし、それぞれ以下の特典が受けられます:

  • Geniusレベル1(登録後すぐ取得): 提携ホテルで宿泊料金10%オフ
  • Geniusレベル2(2年間で5回予約): 15%オフ+朝食無料プラン提供+客室無料アップグレード
  • Geniusレベル3(2年間で15回宿泊): 20%オフ+レベル2特典すべて+優先カスタマーサポート(専用担当者との直接やり取り)

誰でも最初はレベル1から始まり、一定の宿泊をこなすと自動的にランクが上がります。一度上がったランクは最低でも1年間は維持され、例えばレベル3に達するとその翌年末まではレベル3特典を享受できます(利用状況次第で延長)。Booking.comのメリットは、このランク特典が自動適用される点です。対象ホテルでは検索結果に「Genius割引適用」と表示され、何もしなくても割引価格が反映されます。頻繁に旅行する人にとっては、使えば使うほど恩恵が大きくなる仕組みと言えます。ビジネス・私用問わず定期的に宿泊する人には、魅力的な特典でしょう。

Agodaの会員特典は「Agodaコイン」と呼ばれるポイント制度です。宿泊予約のたびに一定割合のポイント(コイン)が付与され、1コイン=1円相当として次回以降の予約時に利用できます。付与率は宿や時期によりますが、目安として5,000円のホテルで120円分程度(約2.4%)のコインがもらえるとの報告もあります。Agodaコインには有効期限(付与から5年間)もあり、さらに全ての宿泊予約で必ずしもコインが貯まるわけではない点に注意が必要です。高級ホテルなど一部ではポイント対象外の場合もあります。ただしAgodaでは会員ステージ制も導入されており、利用状況によって「プレミアム会員」や「エリート会員」になるとポイント還元率が上昇します。具体的にはプレミアム会員で4%、エリート会員で6.25%もの高還元率になるため、頻繁にAgodaを使う人には非常に有利です。Agodaコインは宿泊料金の支払いに充当することしかできませんが、コインを貯めて次回の予約を実質無料に近づけることも可能です。デメリットとして、ポイント対象外の宿があることやコイン有効期限があること、またある程度貯めないとお得感を実感しづらいことが挙げられます。

Expediaの会員特典Expedia Rewardsという会員ランク&ポイント併用型です。会員登録すると自動的に「ブルー」会員になり、常時宿泊料金10%オフ(表示価格から割引)などの会員価格が適用されます。さらに1年間で一定数の「旅行アイテム」(予約したフライトや宿泊数)を達成すると、シルバー会員(年間10アイテム)、ゴールド会員(年間25アイテム)にランクアップします。上位ランクでは対象予約でのポイント付与が倍増し、ゴールド会員ならVIP対応ホテルで空室があれば無料アップグレードなど豪華な特典もあります。Expediaのポイント付与率は通常100円につき1ポイント(1%相当)ですが、シルバー会員は対象予約で2倍、ゴールド会員は3倍にアップします。貯まったExpediaポイントは次回のホテル代金や航空券購入にも充当可能で、使い道が広いのが特徴です。ポイント有効期限は最後の利用から18ヶ月で、利用や獲得があるたび延長されます。Expediaの良い点は、会員登録するだけで自動的に割引価格やポイント付与が適用される手軽さです。特典内容もサイト上で明確に案内されており、ユーザー側で意識してクーポンを入力したりする必要がありません。

比較すると:Booking.comはランクアップ型、Agodaはポイント蓄積型、Expediaはハイブリッド型と言えます。短期的なお得さを求めるなら、即座に割引が適用されるExpediaやBooking.comが向いています。特にExpediaは初回から会員価格10%オフや各種セールが自動適用されるため、すぐ割引を実感できます。長期的にコツコツ得したい人や、毎回の旅行でポイントを貯めて次回使いたい人にはAgodaが魅力でしょう。Agodaの高い還元率(最大6.25%)は積み重なると大きく、たくさん旅行する人ほどザクザク貯まる感覚があります。ただしAgodaコインは使い道が宿泊代に限られるのに対し、Expediaポイントは航空券にも使える柔軟さがあり、その点ではExpediaの方がポイントの使いやすさで勝るでしょう。Booking.comはポイント制がない代わりに毎回確実な割引(Genius特典)が受けられるため、「頻度は多くないが旅行の度に割引を享受したい」という人にマッチします。定期的に旅行するならBooking.comでランクを上げておくと、将来的に大きなリワードが得られます。

掲載宿泊施設の数・質・ジャンルの幅

扱っている宿泊施設の数や種類もサービス選びの重要な指標です。それぞれの掲載物件数とジャンルの特徴を比較します。

掲載件数(規模)で言えば、Booking.comが世界最大級、次いでAgodaが多数Expediaはやや少なめという順になります。具体的には、公式発表によればBooking.comは228か国に約660万軒の宿泊施設を掲載し、その数は他を大きく引き離しています。Agodaも200か国以上・約360万軒とかなりの数ですが、Booking.comの約半数程度です。それでも360万軒は膨大で、一般旅行者の利用範囲では十分すぎると言えるでしょう。Expediaは掲載国数こそ70か国程度と主要国はカバーしていますが、掲載軒数は数十万~100万台と見られ、AgodaやBooking.comに比べると少なめです(Expedia自体はホテル予約専門ではなく総合サイトであることや、グループ内にHotels.com等の別サービスがある影響もあります)。実際、ある比較ではExpedia世界140万軒以上、Agoda270万軒以上(2023年時点)とのデータもあります。いずれにせよAgoda・Booking.comの掲載数が桁違いであることは間違いありません。ただし、掲載数が多いからといって必ずしも自分に合う宿が見つかるとは限らないので、必要な時は複数サイトを横断検索してみるのが賢明です。

宿泊施設のジャンルや質の違いにも注目しましょう。Booking.comは宿泊ジャンルの多様さで群を抜いています。ホテルや旅館はもちろん、アパートメント、バケーションレンタル(一軒家貸切)、B&B、ホステルに至るまで幅広く、いわゆるAirbnb的な民泊物件も多数あります。都市の高級ホテルから地方のペンション、果てはボートハウスやツリーハウスまで、「泊まれるあらゆる場所」が扱われている印象です。Agodaも近年は戸建貸切やサービスアパートメント等を増やしており、「Agoda Homes」という民泊カテゴリも展開しています。とはいえ元々Agodaはホテル・旅館など従来型宿泊施設が中心で、特にアジア圏の地元資本ホテルや中小規模の宿が充実しています。日本の小さな旅館や東南アジアのゲストハウス、ヨーロッパではBooking.comに負けますが東アジアや東南アジアではAgodaの方が掲載が多いローカル宿もあります。Expediaは基本的にホテル・リゾートが中心で、グループ会社に民泊専門のVrbo(バーボ)を持っていることもあり、Expedia本体で民泊系が探しにくい場合はそちらに誘導されることもあります。ただExpediaでもアパートメントやB&Bがゼロではなく、特に欧米の主要都市ではアパートメントホテル等がヒットすることもあります。総じて、宿の掲載ジャンルの幅広さではBooking.com、アジアのローカル宿に強いのはAgoda、ホテル予約らしい品揃えなのがExpediaと考えるとわかりやすいでしょう。

またレビュー件数にも違いがあります。旅行者の口コミは宿選びの重要な判断材料ですが、これも掲載数に比例する部分があります。Agodaは口コミ件数約3,500万件Expediaは約2,900万件とのデータがあり、Agodaの方がやや多いようです。Booking.comはさらに多く、公式には一億件以上とも言われます(利用者数が多いぶんレビューも豊富です)。口コミが多いと良い点悪い点の傾向が把握しやすく、失敗の少ないホテル選びに役立ちます。そうした意味でも、Booking.comやAgodaはレビュー量が豊富でありがたい存在です。Expediaも件数では劣るものの、十分参考になる口コミが揃っています。

まとめると:掲載物件の豊富さではBooking.comがトップクラスで、「世界中どこでもまずはBooking.comで探せば間違いない」レベルです。Agodaも物件数は非常に多く、特にアジア地域では独自の宿を多数掲載しているため、アジア旅行ではAgodaをチェックすると掘り出し物が見つかることがあります。Expediaは物件数では見劣りするものの、主要どころは押さえているので、一般的な旅行では必要十分でしょう。逆にマイナーな地域や個性的な宿に泊まりたい場合、Expediaでは見つからなくても他の2サイトなら見つかる可能性があります。旅行先や求める宿のタイプによって、サイトを使い分けると理想の一泊が見つかるでしょう。

カスタマーサポート対応と多言語対応

トラブルが起きた際に頼りになるカスタマーサポートや、サービスの多言語対応も無視できません。特に海外旅行では日本語サポートがあるかどうかで安心感が変わります。それぞれの対応状況を比較します。

まず日本語でのサポート対応については、Agoda・Booking.com・Expediaいずれも日本語対応のカスタマーサポートを完備しています。Booking.comはオランダ発のサービスですが日本市場にも注力しており、電話・チャットともに24時間年中無休で日本語対応可能です。実際、公式サイトにも「当サイトのカスタマーサービスが24時間体制でサポートします」と明記されており、急なトラブルでも電話すれば日本語スタッフに繋がる体制です。Expediaもアメリカ発の企業ながら日本向けサポートを強化しており、年中無休・原則24時間対応の日本語コールセンターを運営しています。2023年には日本語音声サポートを24時間年中無休で提供開始したとのニュースもあり、サポート体制は盤石です。加えて近年はTwitter(X)上で24時間日本語チャットサポートも導入するなど新しい試みもしています。Expediaの電話問い合わせ先は日本国内に東京03番号が用意され、市内通話料金で利用できます(営業時間7:00~24:00との記載もありますが、状況によっては24時間体制)。Agodaはシンガポール発ですが、日本語カスタマーサポートが年中無休で常駐しており安心です。Agodaの場合、電話対応は9:00~24:00とされていますが、深夜早朝でもチャットで24時間日本語オペレーターに相談可能です。実際、Agodaのヘルプページから予約詳細を開きチャット問い合わせをすると、1~3分程度で日本人スタッフが対応してくれるとの報告があります。電話よりもチャットのほうがリアルタイムで繋がりやすくおすすめとも言われています。

多言語対応という点では、これらグローバルなサービスはいずれも数十言語に対応しています。日本語はもちろん、英語・中国語・韓国語・フランス語など主要言語でサイト表示やサポートを受けられます。例えばBooking.comのサイトは40以上の言語で利用可能で、Expediaも各国版サイトがあります。Agodaもアジアで強いことからアジア諸言語に精通したスタッフがいるとされ、日本語以外でも英語対応は確実です。したがって、外国の友人を代理予約する際などにも、多言語の予約確認書を出すことが可能です。

サポートの質に関しては、利用者の体験談を見ると若干の差が語られることもあります。一般的にBooking.comやExpediaはサポート対応が迅速で丁寧との評価が多く、特にBooking.comはホテルとの仲介に入ってトラブルを解決してくれたといった話も聞きます。一方でAgodaのサポートは稀に対応に時間がかかるとの声や、「日本語が通じにくかった」という口コミも一部見られます。もっとも、サポート対応はケースバイケースですし、各社とも日本市場には力を入れているので、基本的には3サービスとも信頼できるカスタマーサポートを提供していると言って良いでしょう。実際、ExpediaやAgodaのような海外系OTA(Online Travel Agency)も「どのサイトも安全性は保証されている」と比較記事で評されており、過度に心配する必要はありません。

まとめると日本語で24時間サポートが欲しい人にはBooking.comやExpediaが安心ですが、Agodaも遜色なく日本語対応可能です。電話派ならBooking.com・Expedia、チャット派ならAgoda含めどれも便利に使えます。海外旅行中でも日本語で相談に乗ってくれる体制が各社整っているので、困ったときは積極的にサポートを活用しましょう。例えば予約先でトラブル(オーバーブッキングや設備不備等)があった場合、自分で対処しようとせずまず各サービスのサポートに連絡することをおすすめします。大手OTAのサポートはホテル側への交渉力も持っていますので、代替宿の手配や返金対応などスムーズに進めてくれる可能性が高いです。

どんな旅行スタイルにどのサービスが向いている?

ここまでの比較を踏まえて、旅行スタイル別にどの予約サイトが向いているか整理してみましょう。あなたの旅のタイプに合うサービスを選べば、より快適でお得な旅行計画ができます。

  • 出張・ビジネス旅行にはどれが最適?
  • 家族旅行・グループ旅行にはどれが最適?
  • 一人旅・バックパッカーにはどれが最適?
  • 旅慣れたリピーター・ヘビーユーザーにはどれが最適?

出張・ビジネス旅行にはどれが最適?

ビジネス出張が多い方には、Booking.comExpediaが向いています。理由はまずキャンセル柔軟性です。出張は日程変更やキャンセルが発生しやすいため、無料キャンセル可能なプランが多いBooking.comやExpediaなら安心。特にBooking.comは社用出張でよく使われ、急な予定変更にも対応しやすいと好評です。さらに支払い方法の点でも、Booking.comは「現地払い(宿泊時支払い)」が選べる宿が多いため、会社精算に合わせて支払タイミングを調整しやすい利点があります。一方Expediaも法人利用を想定したサービスがあり、領収書の発行や税込み価格表示がわかりやすいので経費処理しやすいでしょう。また、Expediaは航空券+ホテルをまとめて予約できるため、フライトと宿を一度に手配する出張スタイルにもマッチします。Agodaは価格面では魅力ですが、キャンセル不可プランが多いことやポイント付与が宿限定なことから、ビジネス用途にはやや不向きかもしれません。総じて、ビジネス頻度が高く定期利用するならBooking.com(Genius特典でお得に)、たまの出張でまとめて予約するならExpedia(パッケージ割引で効率的)という使い分けがおすすめです。

家族旅行・グループ旅行にはどれが最適?

家族連れやグループ旅行には、Booking.comが筆頭候補です。宿泊施設の種類が豊富で、キッチン付きアパートメントや貸別荘、コンドミニアムなど大人数で泊まれる宿を探しやすいのが大きな強みです。例えば子連れ家族なら、ホテルのコネクティングルームよりもアパートメント貸切の方が気兼ねなく過ごせる場合があります。Booking.comなら世界中でそうした物件が見つかりますし、ベビーベッド有無やファミリールームの選択肢もフィルターで確認できます。さらに家族旅行では子供の体調不良など突発的な変更も考慮してキャンセル無料プランを選びたいですが、Booking.comならその希望にも合致します。Expediaも同様にキャンセル無料を選びやすく、加えてパッケージツアーで家族全員分のフライト+宿をまとめて手配できる点が便利です。特に長距離旅行で航空券も必要な場合、別々に予約するよりExpediaのセット予約の方が割引になるケースが多く、家族全体で見ると大きな節約になるでしょう。Expediaはテーマパークチケットや現地ツアーも扱っているので、旅程をトータルコーディネートしやすい利点もあります。Agodaは家族向けという点では、例えばアジア圏のリゾートホテルやコンドミニアムで他サイトより安い料金が出ている場合に威力を発揮します。大型連休の旅行などで宿代を少しでも抑えたいとき、Agodaのクーポン併用や会員割引で予算内に収めやすくなることがあります。ただし前述のようにキャンセル不可プランも多いので、日程が確実な旅行で活用すると良いでしょう。「ホテルは寝るだけ、安いに越したことはない」という割り切り型の家族旅行にはAgodaもハマります。逆に「多少高くても評判の良い宿に泊まりたい」場合はBooking.comの豊富なレビューや厳選された高評価宿の中から選ぶと失敗が少ないでしょう。

一人旅・バックパッカーにはどれが最適?

一人旅やバックパッカーのように予算重視・自由度重視の旅行スタイルには、Agodaが最も向いています。理由は何と言っても料金の安さです。Agodaは格安ホテルやホステルの掲載数が豊富で、「とにかく安く泊まりたい」というニーズに応えてくれます。実際、「ホテルは寝られれば十分」というバックパッカーにとっては、Agodaで数百円~数千円の安宿を探すのが定番です。Agodaはまたクーポンや期間限定セールが頻繁に行われており、「直前割引」や「超目玉セール」など運が良ければ信じられない安値で泊まれることもあります。さらに利用ごとに少額でもポイント(Agodaコイン)が貯まるので、長期旅行で転々と泊まる際も塵も積もればで恩恵を感じるでしょう。ただし、安すぎる宿の場合は設備や清潔さに難があるケースもあるので、口コミを普段以上によく確認することが大切です。「悪い口コミが多すぎる宿は避ける」など自衛策を取れば、大きなハズレを引く可能性は減らせます。Booking.comも一人旅に使えないわけではありません。特に欧米ではBooking.com経由でホステルを予約する人も多く、世界中どこでも通用する安心感があります。言語の壁があってもBooking.comの画面を日本語表示にして予約でき、現地では予約確認画面を見せれば通じるので、海外個人旅行の強い味方です。また、一人旅で複数都市を周遊する場合、Booking.comで全部の宿を一括管理できるメリットもあります。Expediaはバックパッカー向きではありませんが、一人旅でも都市によってはExpedia独自セールでホテルが安いこともあるので、相場を比較するときにチェックする程度で良いでしょう。

旅慣れたリピーター・ヘビーユーザーにはどれが最適?

年間何度も旅行に出かけるような旅慣れたヘビーユーザーには、Booking.comAgodaが総合的におすすめです。まずBooking.comは先述のGenius会員制度により、定期的に利用するほどランクアップして恩恵が増す仕組みなので、旅行のたびに確実に割引を受けられる点が大きいです。レベル2以上になれば朝食無料や部屋アップグレードといった体験価値を高める特典も得られるため、旅好きには嬉しい特典でしょう。またBooking.comは掲載数の多さから毎回違う宿にチャレンジする楽しみもあります。同じ土地に何度訪れても掲載宿が多いので「前回と別のホテルに泊まってみよう」という選択肢が尽きません。一方Agodaはヘビーユーザーならポイント還元率の高さで有利です。プレミア/エリート会員になれば驚異の4~6%還元なので、頻繁に旅行する人ほどザクザクとポイントが貯まり、次の旅行の割引に活かせるでしょう。特にアジア方面によく行く人ならAgodaの安さ+ポイントで経済的メリットが大きくなります。Expediaもヘビーユーザーに向けてシルバー・ゴールド会員特典がありますが、ポイント還元が最大でも3%相当(ゴールド)でAgodaには及ばず、アップグレード特典もVIP対応ホテル限定なので、豪華ホテル派以外には恩恵が限定的です。そのため、リピーターほどBooking.comかAgodaでステータスを上げていく方が実利が大きいでしょう。もっとも、Expediaの会員特典も年内に集中して旅行する人には有用なので、例えば「今年は短期間に集中して海外出張・旅行する」という場合はExpediaで一気にゴールド会員まで上がり、ホテル無料アップグレードなどを狙う手もあります。

以上、Agoda・Booking.com・Expediaの特徴と違いを様々な角度から比較しました。安さを最優先する人にはAgoda、トータルバランスならBooking.com、旅行全般を一括手配したいならExpediaといった棲み分けが見えてきます。もちろんどのサービスも世界中で広く使われており、安全性や信頼性は確保されています。大切なのは自分の旅行スタイルや優先事項に合わせて使い分けることです。ぜひ本記事を参考に、自分にピッタリの予約サイトでお得で快適な旅を計画してください。あなたの旅が素晴らしいものになりますように!

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ミニマリストにとって、海外旅行は身軽さと快適さを両立させたスマートな旅が理想です。豪華なフライトを利用することもある中で、機内では誰もが同じ環境に置かれます。実は飛行機内は湿度が砂漠並みに低く(10〜20%程度)乾燥しており、長時間座れば体は冷え、周囲の物音も気になります。快適に過ごせなければ、到着後の観光や仕事にも支障が出るでしょう。そこで本記事では、ミニマリストが「持ちすぎない」中でも絶対に機内へ持ち込む必須アイテムを紹介します。

旅行スタイルと機内での悩み

なぜ「ミニマリスト」でも「機内手荷物」は手を抜けない?

ミニマリスト志向の旅行者は荷物を極力減らしますが、機内手荷物だけは厳選した上で妥協できません。飛行機という閉ざされた空間では、途中で物を買い足すことも難しく、自分の快適性は自分で守るしかないからです。例えば乾燥しきった機内では、唇や喉がすぐに渇いてしまいます。「飛行機で唇と喉の乾燥防止は重点課題」という旅ブロガーの声もあるほどです。また、機内のエンジン音や他人の物音は常に付きまとい、どんなに荷物を減らしても騒音対策グッズなしで安眠するのは至難の業です。ミニマリストであるほど「少数精鋭」のアイテムでこれらの問題に備える必要があり、必要最低限の必須アイテムからは逃れられません。

フライト中でも快適性は自分次第

ビジネスクラスやファーストクラスといった高級フライトを利用すれば、広いシートや質の高いサービスで快適に過ごせる…と思いがちです。しかし実際には、快適性の最終的なカギを握るのは自分自身です。たとえフルフラットになるシートがあっても、機内の乾燥や温度変化までは完全に制御できません。事実、外気温がマイナス40〜50℃にもなる高度では機内も想像以上に冷えます。「機内は上空では意外と寒いもの」であり、夏でも上着が必要になると元CAの旅行アドバイザーの声も聞いたことがあります。また、各社のアメニティには限りがあり、アイマスクや耳栓が配られても品質や自分へのフィット感は千差万別です。「ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンなら、赤ちゃんの泣き声や隣の人のいびきも気にならなくなる」場合もあり私はAirPods Proを手放せません。上質な眠りを得るには自前の対策が物を言います。つまり、豪華なフライトであっても機内の環境を快適に整える工夫は欠かせないのです。

「持ちすぎない」けど「不足しない」リストの重要性

快適な旅を送る人ほど、機内手荷物のリストを工夫しています。「荷物を減らしすぎて不便を感じることも、持ちすぎて疲れることも避けたい」という思いから、生涯を通じて持ち物リストをブラッシュアップし続ける人もいます。実際あるミニマリストブロガーは毎回、機内持ち込みの身の回り品は定まらず試行錯誤。次の旅行ではこうしようと改善点を考えているそうです。旅の達人たちは経験に基づき、「不足のない絶妙なリスト」を事前に用意することで、搭乗前の不安も軽減できると知っています。おしぼりやブランケットなど機内サービスに頼れる部分は享受しつつ、「これは自分で用意しないと困る」というアイテムはリストから漏れないようにする。このバランス感覚こそ、快適な空の旅を実現する秘訣と言えるでしょう。

機内を快適に過ごすための厳選アイテムリスト

それでは、具体的に機内で快適さを保つための厳選アイテムをカテゴリーごとに見ていきます。ミニマリストカップルが厳選した必須アイテムを中心に、「乾燥と冷え対策」「睡眠と静寂の確保」「リフレッシュと集中」「貴重品と筆記用具」に分けて紹介します。

乾燥と冷え対策のアイテム

機内の乾燥対策は最優先事項です。飛行機の客室内は湿度が極端に低く保たれており、外気との温度差で結露しないようあえて湿度5〜10%程度に下げているほどです。そのため長時間いると肌や喉がカラカラになってしまいます。対策としてまず欠かせないのがマスクです。マスクは喉や鼻の粘膜の潤いを保ち、菌やウイルスから守る効果もあります。「機内では乾燥対策としてマスクを用意するのがおすすめ。乾燥だけでなく風邪対策としても活躍」と専門家も推奨しています。特に、内側に湿らせたフィルターを入れられる保湿マスクなら喉を潤し肌の乾燥も防げて効果的です。加えてのど飴やキャンディもリストに入れましょう。飴を舐めれば喉の渇きを和らげられるうえ、リラックスにもつながります。実際「飴があると落ち着くし、必要な人にあげられて良い」という声もあります。唇の乾燥にはリップクリームが必須ですし、目の乾燥が気になる方は目薬も用意してください。コンタクトレンズ利用者なら機内ではメガネに替え、乾燥に備えておくのがおすすめです。肌の乾燥対策としては、機内に持ち込める小容量の保湿ミストやハンドクリームを携帯すると安心です。ただし液体物は100ml以下の容器に入れ、透明のジッパー袋にまとめる必要があります。

次に機内の冷え対策です。高度1万メートルを飛ぶ機内は季節に関わらず冷え込みます。「飛行機は上空では意外と寒いもの。ブランケットを借りても、別に軽く羽織れるカーディガンやパーカーがあると便利」です。特に寒がりな人は必ず一枚用意しましょう。フライト中でも、配られるブランケットだけでは心もとないことがあります。そこで活躍するのが薄手で暖かい上着やストールです。荷物を増やしたくないミニマリストならば、軽量で圧縮できるウルトラライトダウンや大判のストールがおすすめです。これらは機内では膝掛けや羽織として使え、必要な時にさっと取り出せます。また足元の冷え対策として、脱いだ靴に履き替える機内用スリッパや厚手の靴下も役立ちます。フライト中は血液が足に溜まりむくみやすくなるため、靴を脱いでリラックスし、締め付けのないスリッパで過ごすのが望ましいです。機内サービスでスリッパが出ない航空会社もあるので、自分で折りたたみスリッパや使い捨てスリッパを用意しておけば安心です。着圧ソックスを履けばむくみ軽減にも効果的なので、必要に応じて検討してみてください。

睡眠と静寂を守るための工夫

長時間フライトでは良質な睡眠をとることが旅後半の元気に直結します。機内でぐっすり眠るために、まず揃えたいのが安眠グッズです。代表的なのはネックピロー(首枕)とアイマスクでしょう。首に装着するU字型枕があれば、シートに体を預けたとき頭が安定し、首や肩への負担が減ります。のように空気で膨らませるタイプなら使わないとき小さく畳めるため、ミニマリスト旅行でもかさばりません。アイマスクは光を遮断してくれる必須アイテムです。機内では就寝時間帯でも乗務員のサービスやお隣の読書灯で明るく感じることがありますが、アイマスクがあればほぼ真っ暗な自分専用の眠り環境を作れます。シルク素材で肌触りの良い高品質なアイマスクを愛用する人もおり、長時間つけても耳や顔が痛くならないものを選ぶのがポイントです。実際に「昼間のフライトでもアイマスクで真っ暗な環境を作れば、体内時計を乱さず眠れる」という声もあり、時差ボケ軽減にも役立ちます。

そして騒音対策も欠かせません。機内はエンジンの低音が常に響いているうえ、周囲の人の物音が意外と耳につくものです。睡眠の妨げとなるコールボタン音やトイレの開閉音、人の話し声を遮るには、耳栓ノイズキャンセリング機能付きイヤホンが有効です。耳栓はシンプルながら騒音ストレスを大幅に軽減してくれます。長時間つけても痛くなりにくい柔らかい素材のものを選ぶと良いでしょう。一方、上質なワイヤレスイヤホンやヘッドホンを持っているなら、機内でもぜひ活用してください。高性能なものなら飛行機特有のエンジン音もかなり遮断でき、「赤ちゃんの泣き声や隣人のいびきも気にならなくなる」ほど静寂な空間を作り出せます。実際、筆者もノイズキャンセリングヘッドホンを装着すると機内の雑音が嘘のように消え、自分だけの音楽や映画の世界に集中できています。なお機内エンターテインメントの映画を自分のイヤホンで楽しみたい場合は、二股プラグ対応のイヤホン変換アダプタを持参するのも一案です(機材によっては不要な場合もあります)。これら睡眠・防音グッズを駆使すれば、たとえエコノミークラスでも一気に快適な睡眠空間を確保できるでしょう。にもあるように、防寒具とクッションで居心地の良い「空飛ぶベッドルーム」を作り、耳栓やアイマスクで外界をシャットアウトすれば、到着地までぐっすり眠れるはずです。

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リフレッシュと集中を助けるアイテムたち

長旅の途中や到着前にはリフレッシュして気分を整えることも大切です。機内で体をリセットし、降り立つときにシャキッとするためのアイテムを準備しておきましょう。まず挙げたいのが歯磨きセット(歯ブラシと小型の歯磨き粉)です。機内食や軽食を摂った後、到着前にさっと歯を磨くだけで口の中が爽快になり、眠気も吹き飛びます。「短時間のフライトでも、降りてすぐ歯磨きすればリフレッシュできる」という声もあるほどで、機内の洗面所で簡単に磨けるトラベル用歯ブラシを鞄に忍ばせておくと安心です。同様にフェイスシート(メイク落としシート)や化粧水ミストもあると便利です。長時間フライトではメイクをオフして保湿に専念するのが理想ですが、難しければ顔や手を拭けるウェットティッシュでさっぱりするだけでもリフレッシュできます。アルコール配合の除菌シートなら衛生対策と爽快感の一石二鳥なので、機内や旅先で重宝します。実際ウェットティッシュは「機内でも様々な場面で役に立つ」万能アイテムなので必ず持参したいところです。またガムやマウスウォッシュも息をリフレッシュさせるのに効果的です。キシリトールガムなら長時間噛んでも虫歯の原因になりにくく、咀嚼によって耳の圧迫感を和らげる効果も期待できます。

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機内で退屈しないよう集中できる娯楽や仕事道具を用意するのもポイントです。例えばお気に入りの本や電子書籍リーダー、タブレット端末にダウンロードした映画や音楽プレイリストがあれば、長時間でも有意義に過ごせます。周囲の音を気にせず没頭するには先述のイヤホンが役立ちますし、必要ならモバイルバッテリーも手荷物に入れておきましょう(※リチウム電池を含むバッテリーは必ず機内持ち込みです)。一部のフライトでは座席に電源コンセントがありますが、備えあれば憂いなしです。仕事や旅の計画を立てたい人には、軽量ノートPCやタブレット用の折り畳みキーボードなども有用でしょう。アナログ派の方なら小さなノートと筆記用具があると機内で感じたことをメモしたり、旅のアイデアを書き留めたりできます。にもあるように、薄いノートに旅先での気づきを綴れば、それが日記や手紙代わりにもなり思い出が深まります。機内という非日常空間は頭が冴えて創造力が湧く場でもありますから、集中したいことがある人はぜひ環境を整えてみてください。快適グッズで体を整え、娯楽や筆記用具で心を満たせば、長旅も有意義な「自分時間」に変わるでしょう。

必ず携帯したい貴重品と筆記用具

最後に基本中の基本ですが、貴重品はどんな時も機内持ち込み手荷物に入れて身につけておきます。万一ロストバゲージに遭っても被害を最小限にするため、パスポートや現金、カード類は絶対に預け荷物にせず、自分の手元から離さないようにしましょう。海外旅行の必須貴重品としては、パスポート・航空券(eチケット控え)・クレジットカードなどが筆頭です。加えて滞在先で車を運転する予定があれば国際免許証、万が一の盗難紛失に備えてパスポートや保険証券のコピー、証明写真、そして必要な分の現金も忘れずに持参します。富裕層のカップルであれば現地到着後に空港VIPサービスや送迎が用意されている場合もありますが、いざという時頼りになるのはやはり自分の貴重品管理です。防犯面では分散収納も有効です。カップルで旅行するならパスポートやクレジットカードをお互い別々に持つ、現金も二人で分けるといった工夫で、万一片方の荷物が盗まれても全滅を防げます。「とにかくスリや盗難に備えるべし。キーワードは『分散』!」とのアドバイスもあるほど、防犯対策は入念にしておきましょう。機内では足元に置いたバッグから貴重品を抜き取られるケースも稀に報告されていますので、自席で眠る際もパスポートや財布は体に密着させておくと安心です。

そして小さくても忘れてはいけないのが筆記用具(ボールペン)です。国際線の機内では多くの場合、入国審査用の書類(入国カードや税関申告書)が配られます。これをスムーズに記入するため、一本のペンを手持ちバッグに入れておく習慣をつけましょう。「出入国カードを記載するためのボールペンは持っていくのを忘れがち。機内で配布されるとは限らないので手持ち鞄に入れておくべし」との指摘もあります。実際、ペンを借りようにも周囲の乗客も書類を書いていたり、CAさんも忙しくて貸してもらえないことがあります。黒または青インクのボールペンを1本用意しておけば万全です。ペンは旅行の小さな相棒でもあります。機内で入国書類を書くだけでなく、旅先でのちょっとしたメモや買い物リスト、機内で出会った人との連絡先交換など、意外に出番が多いものです。些細な持ち物ですが、忘れると困る筆記用具も機内手荷物の必須アイテムリストに入れておきましょう。で紹介されているように、スマホホルダーとペンを準備しておけば到着までの手続きもスムーズですし、降機後に慌てる心配も減ります。

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世界屈指のサービスで知られるシンガポール・チャンギ空港は、深夜でも乗り継ぎ客が多く、「世界一寝やすい空港」とまで評されるほどトランジット環境が充実しています。とはいえ、初めて深夜に空港で過ごすとなると不安も多いでしょう。特に女性一人旅の場合、安全面や快適さは気になるポイントです。そこで本記事では、チャンギ空港で仮眠をとるための方法を徹底解説します。無料で利用できる仮眠スポットや、安全に過ごすためのスリ対策、さらにお金を払ってでも快適に眠れる有料オプション(ホテル「ヨーテル」やナップルームラウンジ利用など)まで網羅しました。深夜〜早朝の乗り継ぎ時間を少しでも安心・快適に過ごせるよう、具体的なアドバイスとおすすめ場所をご紹介します。まずは仮眠前に知っておきたい基本情報から見ていきましょう!

夜のチャンギ空港で仮眠する前に知っておきたいこと

深夜の空港では、できればしっかり寝て体力を回復させたいもの。しかし公共の場で眠る際は、安全面や環境面で注意すべき点があります。ここでは、実際にチャンギ空港で夜を過ごした体験談や、防犯ポイント、そして仮眠に適した場所の情報を整理します。

ベンチ仮眠は危険?実体験からわかる注意点

空港のベンチや床で仮眠をとるのはお金もかからず現実的な解決策ですが、いくつか注意も必要です。実際、チャンギ空港では深夜になると床に寝転んで雑魚寝している乗客も珍しくありません。空港の床にはカーペットが敷かれており、体が痛くなりにくいので多くの旅行者がバッグを枕代わりに横になって仮眠しています。しかし、照明が明るかったり人通りがある場所では落ち着いて眠れないこともあります。特にベンチの場合、ひじ掛けがあって体を伸ばせないタイプも多いため、空いている場所を探すのは一苦労です。チャンギ空港では一部に肘掛けのないベンチも設置されていますが、深夜でも驚くほど人が多く、床に座り込む人も多数いる状況です。そうした中でベンチを占領して横になるには、周囲に気兼ねしない図太さも必要かもしれません。また深夜清掃やアナウンス音で眠りを妨げられる可能性もあるため、アイマスクや耳栓、上着などを用意し、防寒・防音対策をしておくと良いでしょう。

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夜中の空港は安全?スリ対策のポイント

深夜のチャンギ空港は比較的安全と言われますが、公共スペースで眠る以上、スリ対策は万全にしておきたいところです。幸いチャンギ空港内には至る所に監視カメラがあり警備も行き届いていますが、それでも盗難リスクがゼロとは言えません。実体験としては「男女問わず多くの人がバッグを枕にして仮眠している。貴重品はジーンズの中に入れ込んで盗られないようガードする」という声もあります。このように貴重品は肌身離さず身につけるか、ウエストポーチやマネーベルトに入れたまま服の下に着用するなど、盗られにくい工夫をしましょう。また、リュックやバッグは体にくくり付けたり抱きかかえたりして眠ると安心です。空港公式も「公共エリアでは荷物は常に自分の手元に置き、清潔と安全を保つように」と注意喚起しています。特に一人旅の女性で不安な場合、空港内の有人施設を利用するのも手です。実際に「床で寝るのが合理的と分かっていても、安全を優先して有料ラウンジで過ごした」という女性旅行者の体験談もあります。ラウンジや24時間営業の店舗など、人目のある場所を選ぶことで安心感が高まるでしょう。

どこで寝られる?仮眠に適したターミナルとゾーン

チャンギ空港には乗客向けの無料仮眠エリアが各ターミナルに用意されており、「スヌーズラウンジ」と呼ばれるリクライニングチェアのコーナーが代表的です。ターミナル1〜4の出発エリア内(制限区域内)にそれぞれ設置されており、乗客なら航空会社や席クラスに関係なく誰でも自由に利用できます。例えばターミナル2にはEゲート付近に広めの仮眠エリアが2カ所あり、E5ゲート前の「Sanctuary」にはリクライニングチェアが18台、E11ゲート近くの「Oasis」には30台以上ものチェアが並んでいます。植栽やパーティションで区切られた落ち着いた空間で、パワーナップ(短い仮眠)には理想的なスポットです。ターミナル3ターミナル1にも同様のスヌーズラウンジがありますが、チェア台数はそれほど多くなく、深夜は満席になりやすいので注意しましょう。公式にも「無料休憩エリアは短時間の仮眠に理想的だが、公共の空間ゆえ長時間の宿泊にはあまり向かない」と案内されています。そのため一晩がっつり眠りたい場合、これから紹介する有料の設備を併用するのがおすすめです。一方で「世界一寝やすい空港」と言われるだけあり、ソファーやベンチなど仮眠可能なスペース自体は至る所に見つかります。ターミナル3には無料の映画館(シアター)もあり、暗い館内で上映中にうたた寝してしまう旅行者もいます。スヌーズラウンジの椅子が確保できなくても、空いているソファーや静かな搭乗口付近を探して仮眠スポットを確保してみましょう。もちろん前述のとおり防犯対策は忘れずに。どうしても落ち着かない場合は、次に紹介する有料の設備を検討してください。「無料で寝られる場所はありがたいけれど落ち着かない」と感じる場合、お金を払ってでも安全・快適を買う価値はあります。

入国後に使える施設・サービスは?

乗り継ぎ時間が長い場合や、一度空港の外に出たい事情がある場合は、「入国後」すなわち公共エリアで利用できる施設も把握しておきましょう。シンガポールに入国してしまえば、空港内のランドサイド(到着フロア側)や併設のショッピングモール「ジュエル(Jewel)」を利用できます。ただし深夜帯はジュエルの目玉である大滝(レインボルテックス)も消灯しており、多くの店舗が閉まってしまいます。夜中に楽しめるのは24時間営業の飲食店やカフェに限られるので、観光目的で外に出るメリットはあまり大きくありません。とはいえ、公共エリアにも乗客用ラウンジやホテルがありますので状況に応じて検討しましょう。代表的なのは、ターミナル3到着ホールにある有料ラウンジ「ザ・ヘイブン(The Haven)」です。こちらは24時間営業のラウンジ兼仮眠施設で、誰でも有料で利用でき、シャワーや軽食付きのラウンジ利用のほかナップルーム(個室仮眠室)も備えています。後述のトランジットエリア内ナップルームと似たサービスを、入国後でも受けられる施設です。また、ターミナル3に直結したエアポートホテル「クラウンプラザ」もありますが、一泊2万円前後と高級であるうえ予約も必要になるため、数時間の仮眠目的には現実的ではないでしょう。

より手軽なのが、ジュエル4階にあるヨーテルエア(YOTELAIR)の利用です(詳細は後述)。いずれにせよ、深夜に入国後の公共エリアで過ごす場合、空港ロビーのベンチでの仮眠は避けた方が無難です。到着ロビー等で女性が一人ベンチで寝るのはおすすめできないという意見もあり、代わりに第3ターミナル地下の24時間営業フードコートで朝まで時間を潰すと安心だという経験談があります。実際、深夜でも利用できる明るい飲食エリアであれば、人目もあり比較的安全に過ごせるでしょう。総じて、特別な用事がなければ入国せず制限区域内に留まった方が仮眠スポットも豊富でおすすめです。預け荷物がある場合も、引き取るために入国してしまうとまた再出国の手間が増えるため、可能であれば日本出発時に最終目的地までスルーチェックインしておくか、機内持ち込み荷物だけで済ませておくとスムーズです。

快適で安全に過ごす有料オプションを徹底比較

無料の仮眠エリアは便利ですが、「やっぱり落ち着かない」「しっかり横になりたい」という場合は有料設備の利用も検討しましょう。チャンギ空港には乗客向けの有料サービスが充実しており、お金を払えばプライベート空間で安心して眠ることも可能です。ここでは代表的な有料オプションである ヨーテル(YOTELAIR)、空港ラウンジ内のナップルーム、そしてラウンジ(有料ラウンジ利用)について、それぞれ特徴や使い方を比較します。予算や好みに応じて、最適な方法を選んでみてください。

ヨーテル(YOTELAIR):仮眠ホテルの使い方と料金

ジュエル4階にあるヨーテルエア(YOTELAIR)入口。チャンギ空港で仮眠できるホテルとして真っ先に名前が挙がるのが「ヨーテルエア(YOTELAIR)シンガポール チャンギ空港」です。ヨーテルはイギリス発のコンパクトホテルチェーンで、2019年にチャンギ空港内の大型商業施設ジュエル内にオープンしました。場所はターミナル1に直結するジュエルの4階(ランドサイド)で、利用するには一度シンガポールに入国する必要があります。日本人であれば観光目的の入国はビザ不要なので問題ありませんが、乗り継ぎで時間が短い場合や入国審査に不安がある場合は後述のトランジットホテル系サービスを使う方が良いでしょう。

ヨーテルエアの客室(キャビンと呼ばれます)は非常にコンパクトですが、シングルまたはクイーンサイズのベッド、シャワー付きバスルーム、デスク、無料Wi-Fiと、必要なものが一通り揃った快適な空間です。室内は紫の間接照明が近未来的でおしゃれな雰囲気で、全室カードキーで施錠されるためセキュリティ面も万全です。まさに“空港内のカプセルホテル”といった趣きですが、日本の簡易カプセルとは異なり完全個室型なので女性の一人利用でも安心できます。

利用方法も柔軟で、短時間利用プランが用意されているのが特徴です。公式サイトから時間単位の予約が可能で、例えば4時間で約6,000円、6時間で約7,200円(以降1時間ごとに約800円)といった料金設定になっています。※為替レートにより多少変動します。24時間いつでもチェックイン・チェックアウトでき、4時間以上から好きな時間だけ滞在できるので、深夜の長い乗り継ぎには最適です。実際に「4〜6時間程度の滞在なら、深夜料金のタクシー代や市内ホテルの高さを考えるとヨーテルの方が便利」という声もあります。なおジュエル内には24時間営業のフィットネスジムや宿泊者専用ラウンジ(コーヒー・紅茶無料)があり、フライト前後にリフレッシュできるのもメリットです。

総じてヨーテルは「お金はかかってもいいから個室のベッドで横になりたい」という人にうってつけです。難点は入国が必要な点と、空港内にいながら一度保安検査を出入りする手間がある点でしょう。時間に余裕があり、しっかりシャワーも浴びて熟睡したい場合は検討する価値があります。

ナップルームの特徴とおすすめの使い方

「ナップルーム(Nap Room)」とは、その名の通り仮眠用の個室を指し、チャンギ空港では主にトランジットエリア内の有料ラウンジで提供されています。代表的なのがターミナル3アンバサダー・トランジットラウンジ内にあるナップルームで、全部で18室の小さな個室が用意されています。広さは約2m×2.5m程度と狭いですがシングルベッドが1台配置され、枕元には照明・目覚まし時計・コンセントやUSBポートが備わり、簡易ながら机やテレビも設置されています。部屋ごとに鍵がかかり、モーニングコールも設定してくれるなど簡易ホテルさながらのサービスで、安全かつ快適に過ごせます。

ナップルーム利用料金は時間制で、最低3時間から利用可能です。ターミナル3の例では、昼間3時間で約82シンガポールドル、夜間(22:00〜翌10:00)は3時間94ドルほどとなっており、時間延長も1時間ごとに追加料金で対応できます。例えば6時間利用した場合、深夜料金で147.14ドル(約1万6千円強)と決して安くはありません。しかしこの料金にはラウンジ内での軽食・ドリンクやシャワー利用料も含まれており、トランジットホテル(後述)に比べるとほぼ半額程度と割安です。実際に「隣のトランジットホテルの半額くらいで利用でき、一人旅でも荷物を気にせずトイレやシャワーに行けて便利だった」という口コミもあります。

ナップルームの使い方としては、事前にオンライン予約しておくと確実です。当日飛び込みでも空いていれば利用できますが、深夜帯は混み合う可能性があります。チェックイン時に希望の起床時間を伝えておけば、スタッフがモーニングコールしてくれるので寝過ごしの心配もありません。セキュリティ上、基本的に大人1名につき1室の利用が原則で、2名で1室はできない点に注意が必要です(大人+12歳以下の子供は同室可、有料)。

「仮眠のためだけに数千円〜1万円超は高いのでは?」と感じるかもしれません。しかし深夜到着・早朝出発の乗継ぎでは、街中のホテル代や移動時間を考えると、空港内に泊まれるナップルームは便利でロケーションも最高です。翌朝、搭乗ゲート直前までギリギリ寝ていられる利点も見逃せません。女性の一人利用でも完全個室なので荷物を室内に置いたまま安心して休め、シャワーを浴びてリフレッシュもできます。総合的に、「多少高くても空港内で安全に仮眠したい」という方にとって、ナップルームは最有力の選択肢と言えます。

ラウンジ利用で仮眠する方法と注意点

最後に紹介するのは、空港の有料ラウンジを利用して仮眠する方法です。チャンギ空港には各ターミナルに航空会社運営以外のパブリックラウンジ(Pay-per-use Lounge)があり、誰でも一定料金を支払えば入室できます。代表例として、ターミナル1の「Plaza Premium Lounge」、ターミナル3の「Ambassador Transit Lounge」、ターミナル4の「Blossom Lounge」などがあり、いずれも24時間営業です。これらラウンジでは通常、一定時間あたり○○ドルという形で料金が設定されており、例えばアンバサダーラウンジは大人3時間で55シンガポールドル、5時間で97ドルという具合です。受付で希望プランの料金を支払い入室すると、ラウンジ内のソファーや椅子、軽食ビュッフェ、ドリンクバー、Wi-Fiなどを自由に利用できます(アルコールや一部サービスは別料金の場合あり)。

ラウンジにはリクライニングチェアや仕切り付きの仮眠スペースを備える所もありますが、基本的にはオープンスペースです。他の利用者もいる中で椅子に座ったまま仮眠をとる形になるため、個室のようにぐっすり眠れる環境ではないことは理解しておきましょう。深夜帯は同じ考えの乗客で混雑するケースも多く、「プラザプレミアムラウンジ(T1)が深夜2時で5割程度の混雑、横になれそうな長椅子はなくソファで座って仮眠した」「別のラウンジではほぼ満席で、利用者の半分以上が寝ていた」といった体験談もあります。このように、人が多い時間帯だとラウンジ内で横になれるとは限りません。運良く空いていれば、椅子を並べて足を伸ばしたり、空席を利用して半ば横になることもできますが、過度な期待は禁物です。

一方でラウンジ利用のメリットも多々あります。まず安全性の面では、スタッフ常駐でセキュリティもしっかりしており、不特定多数が出入りする公共エリアより安心感があります。荷物も手元に置いておけば盗難リスクは低いでしょう。次に快適性ですが、無料の軽食やソフトドリンクが提供され、シャワー設備も備わっています(プランによっては追加料金)。仮に仮眠がうまく取れなくても、コーヒーを飲んだり軽食をつまんでリフレッシュできるのは大きな利点です。またWi-Fiや充電設備も完備されているため、スマホの充電に困る心配もありません。特に機内食が出ないLCC利用時や、早朝便搭乗前の朝食代わりとしてラウンジの食事を活用すれば費用対効果は高まります。

ラウンジで仮眠する際の注意点としては、アイマスクや耳栓を用意して周囲の明かり・音を遮断する工夫をすると良いでしょう。また、ラウンジ利用時間には制限がある場合があります(例:1回あたり3時間までなど)ので、入室時にスタッフから案内があった際は時間を守るようにしてください。もっとも深夜帯は混雑状況次第で時間延長が黙認されるケースもあるようです。総じて、ラウンジ仮眠は「多少眠れなくても休憩できればOK」「無料飯やシャワーで元気になりたい」という方向けです。逆に「横になって熟睡したい」場合は前述のナップルームやホテルを選ぶ方が満足度は高いでしょう。

筆者おすすめ!最も快適な仮眠場所ランキング

最後に、以上の選択肢を踏まえた筆者のおすすめ仮眠スポットをランキング形式で発表します。安全性・快適性を重視した独断の順位ですが、深夜のチャンギ空港で過ごす参考になれば幸いです。

  • ナップルーム(トランジットラウンジ内個室) – おすすめ度: ★★★★★ (安全性◎ 快適度◎)
     空港内で完結し、完全個室のベッドで安心して眠れるため。料金はそれなりにしますが、トランジットホテルより安くシャワーや朝食も利用可能です。鍵付き個室なので女性一人でも荷物ごと熟睡でき、搭乗時間ギリギリまで寝ていられる快適さはピカイチ。実際に「無料エリアでは落ち着かないのでナップルームを利用しぐっすり眠れた」という声もあり、深夜の仮眠には最もおすすめです。
  • ヨーテルエア(ジュエル内ホテル) – おすすめ度: ★★★★☆ (安全性◎ 快適度◎)
    シャワー完備の個室ホテルで、ベッドの寝心地も申し分なし。短時間利用プランで数時間から泊まれる柔軟さも魅力です。特に長旅の疲れをしっかり癒やしたい人には最適でしょう。ただし一度入国する手間がある分、乗り継ぎ時間や体力に余裕が必要です。費用もナップルームと同等かやや高めですが、その分ジム利用など付加価値も得られます。深夜タクシー代や市内ホテル代を払うくらいなら、ヨーテルで仮眠する価値は十分あります。
  • 有料ラウンジ(仮眠スペース利用) – おすすめ度: ★★★☆☆ (安全性◯ 快適度△)
    コストを抑えつつ安全に過ごすならラウンジ利用も候補になります。食事・ドリンクやWi-Fi環境が整い、スタッフ常駐で安心感があります。リクライニングチェアなどで仮眠は可能ですが、他人もいるオープン空間であるため睡眠の質は個室に劣ります。「深夜のラウンジはほぼ満席で半分以上が仮眠していた」という状況もあり、混雑次第では快適さにばらつきがあります。それでもシャワーを浴びて仮眠という一連の流れを安価に実現できる点で、費用対効果の高い選択と言えるでしょう。
  • (番外編)無料スヌーズラウンジ&仮眠スポット – おすすめ度: ★★☆☆☆ (安全性△ 快適度△)
    お金をかけずに済ませたい場合は、空港内の無料仮眠エリアや空いているベンチを活用しましょう。リクライニングチェアは快適ですが、深夜は早い者勝ちで確保が難しいこともしばしばです。周囲への気遣いや防犯対策など気を張る必要もあり、熟睡はなかなか難しいかもしれません。ただし出費ゼロで時間も有効活用できる点は最大のメリットです。工夫次第では床にストールを敷いて寝るなどして乗り切る強者もいますが、初めての方や女性にはあまりおすすめしません。

以上、チャンギ空港での深夜仮眠術を総合的にご紹介しました。ご自身の優先順位(節約重視か、快適さ重視か、安全第一か)に合わせて、最適な方法を選んでみてください。世界トップクラスの設備を誇るチャンギ空港なら、きっとあなたに合った仮眠スポットが見つかるはずです。快適な休息をとって、次のフライトに備えましょう。安全な方法でしっかり休めれば、旅の続きも安心です。良い旅をお楽しみください!

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シンガポール・チャンギ国際空港は、世界でもトップクラスの設備を誇る空港として知られています。その中でもシャワー施設は長旅で疲れた旅行者にとって嬉しいサービスです。各ターミナルおよび空港直結の商業施設「ジュエル(Jewel)」には、乗り継ぎの合間やフライト前後にリフレッシュできるシャワールームが用意されています。利用形態はさまざまで、無料で使えるものから有料ラウンジ内の高品質なシャワーまであります。本記事では、チャンギ空港のシャワー施設について「無料・有料」「ターミナル別」「利用時間(24時間対応か)」などのポイントを網羅し、誰でも快適に活用できる方法を詳しく解説します。

チャンギ空港のシャワー施設

  • 無料シャワーの場所と使い方
  • 有料シャワー施設とその料金

無料シャワーの場所と使い方

チャンギ空港内で完全に無料で使えるシャワー施設はほとんどありません以前は一部に無料シャワーが設置されていたとの情報もありましたが、現在公式に案内されているシャワー設備は基本すべて有料です。ただし、航空会社ラウンジクレジットカード提携ラウンジを利用できる場合は追加料金なしでシャワーを浴びられるため、それらは実質「無料」で利用可能です。また、チャンギ空港の一般エリアには無料で使える清潔なトイレや洗面所が各所にあり、簡単に顔を洗ったり体を拭いたりすることはできますが、本格的に汗を流せるシャワーブースとは異なります。

もし「無料」でシャワーを使いたい場合、代表的なのはプライオリティパスなどを利用して提携ラウンジに入る方法です。例えば、主要クレジットカードに付帯するプライオリティパスを持っていれば、チャンギ空港内の一部有料ラウンジに無料で入場でき、備え付けのシャワーを追加料金なしで利用できます(ラウンジ入場料自体はカード会社負担となります)。また、ビジネスクラス以上で搭乗する場合や航空会社の上級会員の場合は、航空会社専用ラウンジ(シンガポール航空のシルバークリスラウンジ等)のシャワーを無料で使えます。ただし、これらは限られた利用者向けの特典です。一般の乗客が誰でも自由に使える無料シャワーは基本的にないと考えておきましょう。

有料シャワー施設とその料金

チャンギ空港では、一般の旅行者向けに有料で利用できるシャワー施設が充実しています。短時間のシャワー利用からラウンジ滞在込みのものまで、予算やニーズに合わせて選択可能です。主な有料オプションと料金の目安は次の通りです。

  • Hub & Spoke(ハブ&スポーク)シャワー(ターミナル2到着ホール外・公共エリア): 約S$5/回(約5シンガポールドル、約500円)で利用できます【※タオルは含まれず別途販売】。チャンギ空港併設のガーデンカフェ「Hub & Spoke」に併設されたシャワーで、最も安い有料オプションです。シャワーブースには温水・シャンプー・ボディソープ・ヘアドライヤーが備え付けられており、ロッカーも利用できます。利用には隣接のカフェ受付またはチャンギ空港公式アプリでチケット(QRコード)を購入し、入口でスキャンして入室します。
  • 空港ラウンジ内のシャワー(有料ラウンジ): チャンギ空港には誰でも有料で入場できる共用ラウンジが各ターミナルにあります。代表的なラウンジとして、ターミナル1の「Plaza Premium Lounge(プラザプレミアムラウンジ)」、ターミナル2・3の「Ambassador Transit Lounge(アンバサダー・トランジットラウンジ)」、ターミナル4の「Blossom – SATS & Plaza Premium Lounge(ブロッサム)」などがあります。これらのラウンジではシャワー設備が完備されており、バスタオルやシャンプー、ボディソープなど基本アメニティも料金に含まれています。ラウンジの利用料金はプランによりますが、最短プランは3時間で約S$50~60前後(例:AmbassadorやPlaza Premiumは3時間で約S$55)が一般的です。ラウンジ入場料だけで飲食(ビュッフェやアルコール含む)もシャワーも使い放題となり、快適に過ごせます。また「シャワーだけ利用したい」という人向けに、シャワー単体の利用プランを提供しているラウンジもあります。例えばAmbassador Transit Loungeではシャワーのみ利用がS$20(約2,000円)で可能です。この場合、受付で「シャワーだけ利用したい」と伝えて支払いをすれば、シャワールームと備え付けのタオルを30分程度利用できます【子供2歳以下は無料同行可などの条件あり】。
  • スパ&マッサージ店のシャワー: ターミナル3には「Be Relax(ビーリラックス)」というスパが出国エリア内にあり、マッサージやネイル等のサービスのほかシャワー利用サービスも提供しています(場所: T3出国審査後エリア2階、A1ゲート付近の仮眠エリア隣)。営業時間内(朝8時~夜11時)であれば誰でも有料でシャワー利用のみ可能で、料金は店舗メニューによりますが概ね20ドル前後から利用できます。また到着ロビーにも、ターミナル3には「Natureland Spa(ネイチャーランド・スパ)」があり、有料でマッサージ+シャワーが利用できます。フライト前後にマッサージでリラックスしつつ汗を流したい方にはスパのシャワーも選択肢になるでしょう。
  • トランジットホテルのシャワー(Aerotelなど): ターミナル1には空港トランジットホテル「Aerotel エアロテル」があり、その付帯施設として屋外プール&ジャグジー付きシャワーがあります【1人当たりS$25程度で利用可】。宿泊者以外の一般旅客もこのプール施設を利用でき、料金にバスタオル貸出とシャワー利用が含まれています【営業時間12:00~22:00】。飛行機を眺めながらプールでひと泳ぎし、シャワーでさっぱりできるユニークな体験ができます(※トランジット専用エリア内のため要搭乗券)。また、ターミナル2および3にもAmbassador Transit Hotelがあり、数時間単位で客室を借りられます。客室利用者は室内バスルームでシャワーを浴びられるほか、宿泊しなくても空き状況によっては有料でシャワーのみ利用を受け付けてくれる場合があります(目安料金はS$15前後~、要問い合わせ)。
  • ジュエル内のシャワー施設: 空港併設の商業施設「Jewel(ジュエル)」にも有料シャワーがあります。1階にある「Changi Lounge(チャンギラウンジ)」ではラウンジ利用者向けにシャワーを提供しており、ラウンジ入場料を支払えば誰でも利用可能です(営業時間9:00~21:00)。さらにジュエル内のホテル「YOTEL AIR(ヨーテルエア)」では、宿泊客でなくてもシャワールーム(シャワーカブセル)のみを利用できます。24時間営業しており、1時間程度のシャワー利用プランがS$20前後から提供されています。こちらは個室のシャワーブースにトイレが付いた造りで、タオルやアメニティも完備。運動後にシャワーだけ利用したい地元民や、早朝・深夜に到着してホテルに行く前に汗を流したい旅行者にも好評です。

各ターミナル別シャワー施設まとめ

それでは、チャンギ空港の各ターミナルにどのようなシャワー施設があるか整理してみましょう。ターミナルごとに利用可能な施設やサービスに若干違いがあります。

  • ターミナル1(T1): 出国後エリア(トランジットエリア)にPlaza Premium Loungeがあります。ここでは6箇所の個室シャワールームが用意されており、車椅子対応の広いシャワールームも1室備わっています。プラザプレミアムラウンジは24時間営業で、パッケージ料金(例:3時間~)を支払えば誰でも入場可能。食事やドリンクを楽しみながらシャワーでさっぱりできます。また、T1には前述のAerotelトランジットホテルのプール&シャワー(Dゲート付近)もあります。加えて、T1には航空会社系のラウンジ(例: カンタス航空ラウンジ、ブリティッシュエアウェイズラウンジ等)やMarhabaラウンジ(マーハバラウンジ)もありますが、これらは主に特定航空会社の上級客向けか、プライオリティパス提携のラウンジです。一般の旅行者がT1でシャワーを使いたい場合は、プラザプレミアムラウンジまたはAerotelのプール施設を利用するのが現実的でしょう。
  • ターミナル2(T2): T2にはAmbassador Transit Loungeがあり、こちらも24時間営業でシャワー設備完備です。ラウンジパスを購入すれば食事・ドリンク込みで利用でき、シャワーだけならS$20で利用可能なのもT2の特徴です(受付で申し出ればOK)。T2は2023年以降段階的に再開しており、新装ラウンジは清潔でアメニティも充実しています。また、公共エリア(到着ホール近く外側)には先述のHub & Spokeシャワー施設があります。これは到着ロビーから徒歩5分程度の屋外エリアにあり、空港利用者以外(地元の方など)も含め誰でも安価に使える施設です。T2で乗継ぎ時間が長く一旦入国できる場合や、空港周辺に滞在していてフライト前にシャワーを浴びたい場合などに重宝するでしょう。
  • ターミナル3(T3): T3にはT2同様にAmbassador Transit Loungeがあり、同様のサービスを提供しています。乗継客は24時間いつでもラウンジを利用でき、シャワーでリフレッシュ可能です。加えて、T3出国エリア内にはBe Relaxスパ(先述)があり、マッサージと合わせてシャワーを利用したい人に人気です。T3は乗客数も多いため設備も豊富で、出国後エリアの各所に無料の仮眠エリア(Snooze Lounge)や有料のNAPルームなどもあります。シャワー単体を安く済ませたい場合はAmbassadorラウンジのシャワーだけプラン(S$20)が手頃ですし、ゆっくり休みたい場合はラウンジに数時間滞在するか、トランジットホテルで部屋を確保する方法もあります。また到着エリアにはNatureland Spaがあり、シンガポール市内観光後に出国前にシャワー&マッサージをしたい旅行者にも対応しています。
  • ターミナル4(T4): T4には共同ラウンジのBlossom Lounge(ブロッサムラウンジ)があります。こちらはSATSとプラザプレミアムが提携した新しいラウンジで、開放感のある空間と充実したサービスが特徴です。24時間営業で、シャワールームには無料のアメニティ類と清潔なタオルが完備されています。T4は他ターミナルと離れているため、乗継でT4に到着・出発する場合はブロッサムラウンジが実質唯一のシャワー選択肢になります(航空会社ラウンジを除けば)。もちろん誰でも有料で利用可能で、事前予約や当日受付でラウンジパスを購入できます。なお、T4にはトランジットホテルが無いため、長時間の乗継で仮眠したい場合もブロッサムラウンジ内の簡易個室(仮眠ポッドやナップルーム)を活用するとよいでしょう。
  • ジュエル(Jewel): ジュエルは正式なターミナルではありませんが、第1~3ターミナルと連絡通路で繋がる商業施設です。空港外の公共エリアにあるため、一度入国手続きをした人や見送りの人でも利用できるのがポイントです。ジュエル内には先述のChangi Lounge(ラウンジ利用でシャワー可)とYOTEL AIR(シャワーブース単体利用可)があります。乗継の合間に一旦外に出られる場合や、早朝深夜に空港に到着して市内ホテルのチェックインまで時間がある場合など、ジュエルの施設は一般客にも開放されているため便利です。ただし、ジュエルのシャワー施設はいずれも営業時間が限られている(ラウンジは21時までなど)点に注意しましょう。

24時間使える?利用時間のポイント

深夜や早朝でもシャワーを使えるのか?」という疑問に対しては、答えはYESです。チャンギ空港内の主要なシャワー施設は乗客の利便性を考慮し、24時間体制で運営されているものが多くあります。ただし、一部施設は営業時間が決まっているため要チェックです。利用時間に関する主なポイントをまとめます。

  • 24時間営業の施設: 空港トランジットエリア内の有料ラウンジ(Plaza Premium, Ambassador, Blossom)は基本的に24時間年中無休で営業しており、深夜便で到着しても早朝便へ乗り継ぐ場合でも安心です。例えば真夜中の到着後でもAmbassadorラウンジに行けばシャワーを浴びて休憩できます。また、ジュエル内のYOTEL AIRもシャワー利用含め24時間対応しており、時間帯を問わず利用可能です。
  • 営業時間が決まっている施設Hub & Spokeシャワー7:00~22:00のみの営業です。このため、深夜早朝には利用できません。また、T3スパ「Be Relax」は8:00~23:00の営業、ジュエル内ラウンジ「Changi Lounge」は9:00~21:00の営業となっています。Aerotelのプール&シャワー正午~22:00までです。深夜帯にシャワーを利用したい場合は、これら営業時間外の施設を当てにせず、24時間空いているラウンジやホテルを利用しましょう。
  • 利用時間制限: シャワー施設自体の営業時間とは別に、一人当たりのシャワー利用時間に制限があるケースもあります。たとえばAmbassadorラウンジの「シャワーのみ利用」(S$20)の場合、1回30分程度までを目安としています。ただし混雑状況によっては多少延長しても黙認される場合もありますが、長居はマナー違反ですので手早く済ませましょう。ラウンジ全体を時間利用する場合は購入したパッケージ時間内(例:3時間など)は自由にシャワーも使えますが、一度のシャワー利用は混雑時は譲り合う配慮も必要です。
  • 清掃時間: 24時間営業の施設でも、深夜帯などに清掃や点検で一時的にシャワールームを利用できない時間が発生することがあります。スタッフが交代で清掃を行っているため長時間使えないことは稀ですが、「ちょうど清掃中で空いていなかった」なんてことも。時間に余裕をもって行動し、スタッフに利用希望を伝えれば準備ができ次第案内してもらえます。

以上のように、チャンギ空港では時間帯を問わずシャワーを利用できますが、深夜に利用したい場合は24時間営業のラウンジ等を選ぶのが確実です。逆に日中であれば安価なHub & Spokeなど営業時間内の施設も選択肢に入れて計画すると良いでしょう。

利用者別おすすめの使い方

続いて、旅行者のタイプや状況に応じてチャンギ空港のシャワー施設をどう活用するのがおすすめか紹介します。それぞれのニーズに合った使い方を知っておけば、限られた乗継ぎ時間でも無駄なく快適に過ごせます。

  • トランジット・乗継ぎ時間に活用したい人
  • 節約志向の旅行者向け
  • ゆったり過ごしたい人はラウンジがおすすめ
  • 誰でも使えるのか?入場制限と条件

トランジット・乗継ぎ時間に活用したい人

乗継ぎ(トランジット)でチャンギ空港に数時間滞在する場合、出国審査をせずに空港内(制限エリア内)でシャワーを浴びるのが基本です。幸い、各ターミナルにシャワー設備があるため、乗継ぎ時間や到着・出発ターミナルに合わせて最適な場所を選びましょう。例えば、乗継ぎ時間が2~3時間程度であれば、現在いるターミナル内の施設をすぐ利用するのがおすすめです。到着したターミナルと次の出発ターミナルが異なる場合でも、チャンギ空港は全ターミナルが連絡通路やスカイトレインで繋がっており自由に行き来可能なので安心してください(乗継客はセキュリティチェックを経て他ターミナルへ移動可)。ただし、移動に時間がかかりすぎるとシャワー時間が減ってしまうため、最寄りのシャワー施設を活用するのが賢明です。

具体的な活用法として、短時間の乗継ぎならAmbassadorやPlaza Premiumなどのラウンジでシャワーだけ利用するのが効率的です。受付でシャワーのみ希望と伝え料金を支払えば、タオル片手にすぐ個室シャワーに案内してもらえます。30分程度でさっと浴びて着替えれば、その後のフライトも爽快な気分で臨めるでしょう。乗継ぎ時間がもう少し長い(例えば5~6時間以上)なら、ラウンジを数時間利用して休憩+食事+シャワーというフル活用もおすすめです。3時間パッケージなどを購入すれば、シャワー後に食事や仮眠もできます。また、半日以上の長い乗継ぎで一度シンガポール市内に出る場合は、帰ってきた後に公共エリアのHub & Spokeでシャワーを浴びてから再出国するというプランも可能です(この場合、時間配分と入国条件に注意)。いずれにせよ、トランジット中は搭乗券さえあれば誰でも空港内の有料シャワー施設を利用できるので、「乗継ぎ時間が短いから無理」と諦めずに上手に活用しましょう。

節約志向の旅行者向け

「できるだけ出費を抑えて旅を楽しみたい!」という節約志向の旅行者にも、チャンギ空港のシャワー施設は工夫次第で利用できます。まず最も安価なのは繰り返しになりますがHub & Spokeのシャワー(S$5)です。約500円程度で温水シャワーを浴びられるのは、世界の主要空港と比べても格安と言えます。ただし深夜は営業していないため、利用できるスケジュールならぜひ検討しましょう。乗継ぎなどですぐに空港を出られない場合は、Ambassadorラウンジのシャワー単体プラン(S$20)**がコスパ良好です。ラウンジの高品質な個室シャワーをタオル付きで使えて約2,000円程度ですから、市内のジムやスパを利用するのと大差ない料金で空港内で完結します。

さらに、節約派にとって見逃せないのがクレジットカード特典の活用です。前述のプライオリティパスをはじめ、一部のクレジットカード(例: 楽天プレミアムカードなど)は年会費さえ払えば世界各地の空港ラウンジを無料で使えるため、チャンギ空港でも追加費用ゼロでシャワー&軽食を楽しめます。もし頻繁に旅行する方であれば、こうしたカードを持っておくと空港シャワー代を節約できておすすめです。

他にも、友人や家族とラウンジをシェアする方法もあります。例えば同行者の一人が上級会員ステータスでラウンジ同伴可能であれば、グループ全員が無料でラウンジに入りシャワーを利用できるケースもあります(航空会社やステータスの条件による)。ただし、これをあてにするのは難しいので、基本は自力で支払って使える一番安い方法を考えましょう。水筒や速乾タオルを持参していれば、最悪シャワーを浴びられなくても洗面台で体を拭くなど代替手段も取れますが、やはり飛行機での長旅の後はきちんとお湯を浴びたいもの。チャンギ空港では少額からシャワー設備が使えますので、旅行予算に少し組み込んでおく価値は大いにあるでしょう。

ゆったり過ごしたい人はラウンジがおすすめ

時間にもお金にも少し余裕がある旅行者や、快適さを最優先したい方には、迷わず空港ラウンジの利用をおすすめします。有料ラウンジに入れば、シャワーだけでなく広々としたソファ席やビュッフェ形式の食事、アルコールを含むドリンクバー、高速Wi-Fiなど盛りだくさんのサービスを受けられます【以下の画像はラウンジ内のイメージです】。たとえば深夜便で到着して乗継ぎまで疲れを癒したい場合、ラウンジで熱いシャワーを浴びた後に軽食を取り、リクライニングチェアで仮眠を取る…という風に過ごせば、次のフライトも万全の体調で臨めます。ラウンジによっては専用の仮眠ポッドや静かな読書スペース、ビジネスコーナーまであり、空港にいることを忘れるほど快適です。

チャンギ空港の有料ラウンジは基本的に誰でも歓迎で、ビジネスクラス客でなくとも所定の料金を払えば利用できます。3時間程度の利用であれば5千円台~と決して安くはありませんが、その中にはシャワー利用はもちろん、食事・ドリンク代、座席料すべて込みと考えれば妥当です。特に長時間の乗継ぎ早朝・深夜帯のフライト待ちで外に出るわけにもいかない場合、ラウンジで過ごす価値は高いでしょう。実際に利用した人からは「シャワールームが広く清潔」「清掃スタッフが利用後すぐに掃除してくれるので常に清潔だった」「ビュッフェの料理が充実しており、お腹も満たせて大満足」など好評の声が多く聞かれます。ラウンジ内のシャワー設備は高級ホテル並みとは言わないまでも、空港とは思えないクオリティの高さです。タオルや各種アメニティ(歯ブラシ、カミソリ、化粧水など)が揃い、手ぶらでも問題ありません。多少費用はかさんでも快適さと安心感を買いたい人には、ラウンジ利用が最善の選択肢となるでしょう。

誰でも使えるのか?入場制限と条件

最後に、「そもそもチャンギ空港のシャワー施設は誰でも使えるの?」という疑問について整理します。基本的に、これまで紹介してきたシャワー施設は一部を除き誰でも利用可能です。ただし場所によって利用にあたっての条件が異なりますので注意しましょう。

まず、空港のトランジットエリア内にある施設(ラウンジ・トランジットホテル・スパ等)は、飛行機を利用する乗客でなければアクセスできません。搭乗券を持ち、手荷物検査後の制限区域内に入れる人のみが対象です。したがって、一般の見送り客や到着後に入国した人は利用できません。例えばシンガポール到着後に一旦入国してしまった場合、もう一度出発フロアから搭乗券を使ってセキュリティチェックを受けないと制限エリア内のシャワーには行けないわけです(通常は乗継ぎ客以外は入れません)。一方、空港の公共エリア(到着ロビー外やジュエル内)にあるシャワー施設(Hub & SpokeやChangi Lounge、YOTEL AIRなど)は、空港利用者以外の誰でも入場・利用できます。たとえ飛行機に乗らなくても、ジュエルで遊んだ後にYOTELでシャワーだけ借りる…といった使い方もOKです。

次に、利用資格や年齢制限についてです。基本的に有料であればエコノミークラスの乗客でも観光で訪れた人でも利用可能ですが、ラウンジの場合は稀に「当空港からの出発便利用者限定」「○歳未満は大人同伴」などの条件があります。例えばラウンジによっては子供単独利用不可(保護者と一緒ならOK)や、泥酔している人は入場不可、といった一般的な利用規約があります。ただし通常の範囲で旅行している分には心配いりません。また誰でも使える=有料で開放されているラウンジとは別に、航空会社専用ラウンジ(例: シンガポール航空のラウンジ)はビジネスクラス以上やステータス所持者しか入れません。そうしたクローズドなラウンジにも高品質なシャワーがありますが、一般の人は追加料金を払っても利用できない点は押さえておきましょう。

まとめると、チャンギ空港のシャワー施設は基本「搭乗客なら誰でも、有料で利用可能」、公共エリアの施設は「空港利用者以外の一般人でも利用可能」ということになります。入場時には各施設の受付で利用形態(ラウンジ入場かシャワーのみか)を伝え、料金を支払えばOKです。難しい手続きは特になく、タオル等もその場で受け取れます。「誰でも本当に大丈夫かな?」と不安な場合も、各施設のスタッフは慣れているので遠慮なく利用希望を伝えてください。世界中からの旅行者が訪れるチャンギ空港だけに、言葉が通じなくてもスムーズに案内してもらえます。ぜひ自分の旅のスタイルに合わせて、快適なシャワータイムをチャンギ空港で過ごしてください!

ゆーたろ
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初めての海外旅行で「日本の充電器って海外でも使えるの?」と不安に感じていませんか? 本記事では、海外旅行前に知っておきたい充電器まわりの基礎知識をまとめました。変換プラグと変圧器の違い、日本の充電器は海外でも使えるのかといった疑問から、飛行機内へのモバイルバッテリー機内持ち込みルールや現地での充電トラブル対策まで、わかりやすく解説します。

海外旅行で必要な充電器・プラグの基礎知識

  • 国ごとに違うコンセント形状と電圧をチェックしよう
  • 「変換プラグ」と「変圧器」の違いと選び方
  • 日本の充電器は海外でも使えます?対応電圧の見分け方

国ごとに違うコンセント形状と電圧をチェックしよう

海外ではコンセントの形状(プラグ形状)や電圧が国によって異なります。日本のコンセントは縦長2本のピンが特徴的な「Aタイプ」、電圧は100Vですが、例えばヨーロッパの多くの国では丸いピンの「Cタイプ」や三又の「BFタイプ」など日本と異なるプラグが使われ、電圧も220~240Vと日本より高めです。そのため、渡航先に合った変換プラグ(プラグ形状を変えるアダプタ)が必需品になります。私も初めての海外旅行でこの準備を怠り、ホテルでスマホの充電器がコンセントに刺さらずに慌てた経験があります…。渡航前に必ず行き先の国のコンセント形状を調べ、対応する変換プラグを用意しましょう。

また、電圧の違いにも注意が必要です。日本の家電製品は基本的に100V用に作られていますが、多くの海外では110V~240Vと日本より高電圧の国がほとんど。対応電圧を超える高い電圧で使用すると、機器が故障したり発火の危険もあります。例えば日本製のドライヤーをそのまま240Vの国で使うとオーバーヒートして壊れてしまうこともあります。そのため、電圧を変換する「変圧器」が必要になる場合があります。ただしご安心を。スマホやデジカメなどの充電器は最近ほとんどが海外の高電圧にも対応しているため、後述する方法で対応電圧を確認すれば、変圧器なしで使えるケースが多いです。

「変換プラグ」と「変圧器」の違いと選び方

初めて海外に行く私たちが混同しやすいのが「変換プラグ」と「変圧器」の違いですよね。簡単に整理すると以下のようになります。

  • 変換プラグ(プラグアダプター) – コンセントの形状を日本のプラグから海外の形に変えるためのアダプターです。電圧は変えません。例えば日本のAタイプのプラグをヨーロッパのCタイプに変換するものなど、国ごとに対応する形状のプラグを用意します。私はヨーロッパ旅行の際にマルチタイプの変換プラグセットを持参しましたが、大正解でした。複数の国を回るときもこれ一つで各国のコンセントに対応でき、とても便利でした。
  • 変圧器(ボルト変換器) – 電圧を変換する機器で、日本の家電を海外の電圧で使うために必要な場合があります。例えば100V専用の日本の家電(ヘアアイロンや古いノートPCの充電器など)を220Vの国で使うには、220V→100Vに下げる変圧器が必要です。変圧器は一般に重量があり嵩張るため、できれば持ち歩きたくないですよね。私も初めは変圧器を持って行こうとしましたが、荷物になるので結局使いませんでした。結論として、スマホ・カメラ・ノートPCといったデジタル機器の充電には通常変圧器は不要で、変換プラグだけあればOKな場合がほとんどです。一方、ドライヤーやヘアアイロンなど消費電力が大きい美容家電を持参する場合は、その製品が「海外対応」(Dual Voltage)か確認し、対応していなければ変圧器か現地調達を検討しましょう。

日本の充電器は海外でも使えます?対応電圧の見分け方

ズバリ、日本の充電器は海外でも使えます! もっと正確に言うと、ほとんどのスマホやPCの電器(ACアダプタ)は世界中の電圧に対応しているので、そのまま海外コンセントに繋いで使えるのです。例えばiPhoneの純正充電器や多くのノートパソコンのACアダプタは「AC100-240V 50/60Hz」のように記載があり、100~240ボルトの国でも問題なく使える設計になっています。このおかげで私もアメリカやヨーロッパでiPhoneを充電するとき、変換プラグを差し替えるだけで普通に充電できました。

では自分の充電器が海外対応かどうかを見分ける方法をお伝えします。充電器本体やACアダプタに小さな文字で書かれている「INPUT(入力)」の欄をチェックしてください。そこに「100-240V」といった記載があればマルチボルテージ対応で、変換プラグさえあれば海外でもそのまま使えます。一方「INPUT 100V-120V」などと上限が120V程度までしか書かれていない機器は、日本や一部の国限定の電圧対応なので注意しましょう。私の古いデジカメの充電器がまさにそれで、ヨーロッパで使えず困った経験があります。その場合は変圧器を使うか、現地対応の充電器を別途用意**する必要があります。

まとめると、スマホ・タブレット・PCの充電器はほぼ海外OKですが、渡航前に念のため電圧表示を確認しておくと安心です。「日本の充電器は海外でも使えます!」という言葉通り、対応さえしていれば怖いものなしです。

飛行機での充電器・バッテリーの取り扱いポイント

  • 充電器やケーブルは機内持ち込み?預け荷物に入れてもいい?
  • モバイルバッテリー機内持ち込みのルール
  • 長時間フライトでの充電対策あれこれ

充電器やケーブルは機内持ち込み?預け荷物に入れてもいい?

スマホやカメラの充電器そのもの(ACアダプタやUSB充電器)やケーブル類は、基本的に機内持ち込みも預け入れ荷物(スーツケース)に入れるのもOKです。ただし、私のおすすめは充電器とケーブル類は機内持ち込み手荷物に入れること。理由はシンプルで、預けたスーツケースが万一ロストバゲージになった場合に充電手段まで失ってしまうのを防ぐためです。特に長時間フライトでは、飛行機を降りる頃にはスマホのバッテリーが減っていることもありますよね。手元に充電ケーブルさえあれば、経由地や到着空港のUSBポートやコンセントで充電できます。実際、私は念のため機内で使うバッグに充電器とケーブル類一式を入れておき、空港の待ち時間にコンセントを借りてスマホを充電したことがあります。

一方で、飛行機で禁止されているのは「モバイルバッテリーの預け入れ」です。リチウムイオン電池を内蔵したモバイルバッテリー(いわゆる携帯型充電池)は発火のリスクを考慮し、預け荷物に入れることができません。必ず機内持ち込みにしましょう。また、ノートPCやタブレットなどリチウム電池内蔵の電子機器本体も基本的には客室持ち込み推奨です(預ける場合は電源OFF厳守)。私の知人はうっかり大容量のモバイルバッテリーをスーツケースに入れてしまい、保安検査で見つかって預け荷物から外すよう指示されたそうです。みなさんもご注意くださいね。

モバイルバッテリー機内持ち込みのルール

海外旅行となるとスマホ用のモバイルバッテリーも持参したいですよね。飛行機にモバイルバッテリーを持ち込む際は、いくつか容量に関するルールがあります。国際線・国内線共通で一般的な基準は以下のとおりです。

  • 100Wh以下のモバイルバッテリー:機内持ち込み可能。基本的に個数制限なし(航空会社により多少異なる場合あり)。
  • 100Wh超~160Wh以下:機内持ち込み可能だが2個までと個数制限あり。100~160Whのバッテリーは一般的なスマホ用ではまず見かけない大容量なので、普通の旅では2個以内に収まるでしょう。
  • 160Wh超機内持ち込み不可。160Whを超えるような大型バッテリー(例:大容量のポータブル電源など)は飛行機には持ち込めません。
Image:owltech

※Wh(ワット時)とはバッテリーの容量を示す単位で、モバイルバッテリー本体に記載があります。たとえば「〇mAh」としか書かれていない場合は (mAh)×(電圧(V))/1000=Wh で計算可能です(例:3.7V 10000mAhなら約37Wh)。

一般的なスマホ用モバイルバッテリーはせいぜい20~50Wh程度なので、この制限で困ることはほとんどないでしょう。ただ予備として複数持ち込む場合は個数制限にも注意してくださいね。また、前述のとおりモバイルバッテリーは預け荷物に入れるのは禁止なので、必ず機内持ち込みで携行しましょう。

長時間フライトでの充電対策あれこれ

「じゃあ飛行機の中でスマホが充電切れになったらどうしよう?」と心配になりますよね。長距離フライトでは機内での充電環境も事前に確認しておくと安心です。最近の国際線の機材では、エコノミー席でも各座席にUSB充電ポートやコンセント(AC電源)が備わっていることが多く、私も過去に利用したJALやANAの長距離便では座席でスマホを充電できました。ただしLCCなどでは未対応の場合もあるので、事前に航空会社の案内をチェックしましょう。

仮に座席に電源がなくても大丈夫。機内ではモバイルバッテリーが大活躍します。規定内の容量のものであれば機内で使用できますので、フライト前にしっかり満充電しておきましょう。私は念のため機内用に小型のモバイルバッテリー(だいたい5000mAh程度)をバッグに入れておき、映画を観ている間にスマホの電池が減ってもすぐ足せるようにしています。周囲を見渡すと、フライト中にモバイルバッテリーで充電している乗客の方も結構いますよ。

さらに豆知識ですが、機内モードを活用するとバッテリー消費を抑えられます。通信をオフにすればゲームや電子書籍を使っていても消耗が緩やかになるので、長距離移動中の電池持ちがかなり違います。機内ではWi-Fiが使える場合以外は機内モード+必要に応じてWi-FiのみONにするなどして、バッテリー節約すると良いでしょう。

現地でのスマートな充電方法と便利グッズおすすめ

  • 渡航先のコンセント事情に合わせた変換プラグの使い方
  • あると安心!充電関連おすすめグッズ
  • 充電トラブルを防ぐための心得

渡航先のコンセント事情に合わせた変換プラグの使い方

旅行先のホテルやカフェで「コンセントにプラグが入らない!」と困らないためにも、渡航先のコンセント事情は事前に把握しておきましょう。先述のとおり、日本と同じAタイプの国(例:アメリカやハワイ、台湾など)なら変換プラグなしで日本の充電器を差し込めます。しかしそれ以外の地域では多くの場合変換プラグが必要です。私の経験では、マルチタイプの変換プラグ(世界各国の主要プラグ形状に一通り変えられるアダプター)は一つ持っておくと安心でした。国によっては一つの国で地域ごとにコンセント形状が異なることもあるので、迷ったら複数タイプ対応のセットを持参すると良いです。

現地で変換プラグを使う際のポイントとして、コンセントがゆるい・固い問題があります。海外のコンセントは日本のプラグを無理やり差し込もうとするとガバガバだったり逆に妙に固かったりします。変換プラグを介して差し込むと安定する場合もありますが、グラつくときは無理せず別のコンセントを探しましょう。また、電圧も一緒に確認してください。変換プラグはあくまで形状を合わせるだけなので、渡航先が日本と電圧異なる場合はその機器が対応電圧内か改めて意識しましょう(例えば110Vの国なら日本の100V機器でも大抵OKですが、230Vの国で100V専用機器を使うと危険です)。

あると安心!充電関連おすすめグッズ

海外旅行に持って行くと便利なおすすめ充電グッズをいくつかご紹介します。私自身もいろいろ試して、「これは役立つ!」と感じたものです。

  • マルチUSBポート充電器(急速充電対応)
    ホテルの部屋で限られたコンセントから複数のデバイスを同時に充電するのに必須です。私の場合、スマホ・モバイルバッテリー・カメラと充電したいものが多いので、USBポートが2つ以上ある充電器を持参しています。最近はGaN(窒化ガリウム)採用の小型で高出力な充電器があり、コンパクトなのにスマホからノートPCまで1台で高速充電できておすすめです。
  • モバイルバッテリー(容量は控えめでOK)
    先述の通り機内や観光中に活躍します。容量は10000mAh(約37Wh)以下程度のものが軽くて持ち運びやすく、飛行機の持ち込み規定上も安心です。私は以前、欲張って20000mAh超の大容量バッテリーを持って行ったら重くてかさばり後悔しました…。旅先では軽さ・コンパクトさ重視で十分です。さらにPSEマーク(日本の電気用品安全法適合マーク)付き製品なら信頼性も高く安心です。
  • ガジェットポーチ
    充電ケーブルや変換プラグ、SIMカードピンなど細かいガジェット類をひとまとめにできるポーチがあると重宝します。私も最初ケーブル類を適当にバッグに入れていたら絡まったり紛失しかけたり大変でした…。今では100均の小さなメッシュポーチにケーブル、変換プラグ、予備電池などをまとめて入れ、「充電セット」として管理しています。こうしておけば見失う心配もなく安心ですよ。

充電トラブルを防ぐための心得

最後に、旅先で充電トラブルを防ぐコツをいくつか挙げます。まず基本ですが、日本出発前に全てのデバイスを満充電にしておきましょう。移動中に電池切れになるリスクを減らせますし、予備のモバイルバッテリーもフル充電で持って行けば安心感が違います。

次に、現地での充電は余裕を持って。海外旅行中は観光に夢中で夜までスマホをフル稼働…なんてこともありますよね。私も写真を撮りまくっていたら夕方にはバッテリー残量10%なんてざらです。ホテルに戻ったら寝る前にすぐ充電を開始し、朝までに100%にしておく習慣をつけましょう。加えて、朝出発前にもう一度充電チェック! 「昨夜コンセントに挿したつもりがちゃんと刺さっておらず充電できていなかった」という痛恨のミスも時々あります…。念のため朝に確認すればリカバリーできます。

そして変換プラグの置き忘れに注意です。ホテルの部屋のコンセントに変換プラグを挿しっぱなしにしてチェックアウトしてしまうケースがよくあります。私も南米のホテルにお気に入りの変換プラグをうっかり置き忘れ、後で大変困りました。それ以来、「最後にコンセント周りを確認する」クセをつけています。変換プラグは目立たないので、本当に気をつけてくださいね。

最後にもう一つ。「日本の充電器は海外でも使えます」という知識は非常に心強いですが、機器の取り扱い説明書やメーカーサイトで海外使用可否を事前にチェックするのもおすすめです。特にノートPCは充電器はOKでも電源ケーブルの形状が国別仕様だったりすることがあります(日本仕様は三つ穴タイプで海外のコンセントに刺さらない等)。その場合は渡航先に合う電源ケーブルやプラグを準備しておくと安心でしょう。

以上、海外旅行目前のあなたが充電器周りで失敗しないためのガイドでした。万全の準備で快適な旅路をお過ごしください!自分の経験からも、しっかり準備しておけば現地で「充電できない!」と焦ることもなく、旅を思い切り楽しめますよ。いってらっしゃい!

ゆーたろ
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インドネシア・バリ島でeSIMを使うメリット【安定したネット接続を確保】

海外旅行先のインドネシア(特にバリ島)では、手軽にモバイル通信を利用できるeSIMが便利です。eSIMなら物理SIMカードの受取りや交換が不要で、事前にスマホに設定しておけば到着後すぐにネット接続できます。

公共Wi-Fiに頼る必要がなく、セキュリティリスクやエリア外でつながらない心配も減らせるのが利点です。実際、バリ島のような観光地でも eSIMを使えば常に安定したデータ通信が可能 で、SNS投稿や地図アプリもストレスなく利用できます。また、スマホ以外にモバイルWi-Fiルーターを持ち歩く必要がないため荷物も減り、盗難・紛失のリスクが低い点も安全面でメリットと言えるでしょう。

  • インドネシア対応の主要eSIMサービスと料金プラン一覧(Airalo・Holaflyほか)
  • Airalo eSIMの特徴と使い方【大手で安心・アプリで簡単】
  • Airaloのクーポンコード情報と適用方法
  • バリ島でのeSIM利用者の口コミ・評判【通信速度・安定性】

インドネシア対応の主要eSIMサービスと料金プラン一覧(Airalo・Holaflyほか)

インドネシア旅行向けのプリペイド型eSIMサービスは数多く存在し、それぞれデータ容量や利用期間ごとにプランを提供しています。代表的なサービスとしてはAiralo(エアロ)やHolafly(ホラフライ)、Nomad、Maya Mobileなどが挙げられます。また、日本発のeSIMサービス(eSIM SanやGood eSIM等)も東南アジア対応プランを販売しています。ここでは各サービスのインドネシア向けプラン料金の一例を以下にまとめてみたいと思います!

  • Airalo(インドネシアeSIMプラン「Indotel」):7日間で1GBが5.50ドル(約827円)、15日間で2GBが8ドル(約1,202円)など複数の容量プランがあります。最大では30日間で20GBまで選択可能です。
  • Holafly:利用期間内データ使い放題のプランが特徴で、例えば7日間データ無制限プランは4,290円で提供されています。短期間に大量のデータ通信を使いたい人向けです。
  • Nomad:国内企業が運営するサービスで、日本円で料金支払い可能。インドネシア向けプランは3GBが1,500円、5GBが2,500円、10GBが3,500円、20GBが5,000円と容量が増えるごとに割安になります。いずれも30日間有効で、データ使い切り後は低速無制限で利用可能な点が特徴です。
  • Maya Mobile:長期滞在向けの設定もあり、たとえば180日間有効の3GBプランが5.39ドル(約810円)とリーズナブルです。1日単位で使い放題になるプラン(1日約392円)も提供されており、利用日数に合わせて柔軟に選べます。そのほか:日本語サポートのあるeSIM業者も多数あります。例えばGood eSIMでは5日間で1GBが440円、7日間3GBが770円と低価格のプランを展開しています。eSIM Square(テレコムスクエア)では7日間1GBが880円から利用可能です。

いずれのサービスも基本的にデータ通信専用でテザリング(データ共有)も可能です。料金は各社競争が激しいため、定期的なセールやまとめ買い割引、プロモーションコードの適用によってさらに安くなる場合があります。自分の旅行日程とデータ使用量に合ったプランを選びましょう。

Airalo eSIMの特徴と使い方【大手で安心・アプリで簡単】

Airaloは200以上の国と地域に対応する世界最大手のトラベルeSIMプロバイダーで、利用ユーザーは1000万人を超えると言われています。インドネシア向けにも「Indotel」という名前のプリペイドeSIMプランを提供しており、1GB〜20GBまで6種類のプランから選択可能です。有効期間は最短7日から最長30日間で、旅行の日程に合わせて最適な容量を選べます。

Airaloの魅力は使いやすさと信頼性です。専用のスマホアプリ(日本語対応)からプラン購入とeSIMプロファイルのインストールまで完結でき、QRコードを使わずにアプリ経由で直接eSIMを有効化できます。初めてeSIMを利用する方でも手順に沿って進めれば数分で設定可能で、日本出発前にインストールを済ませておけば現地到着後にデータローミングをオンにするだけで通信を開始できます。AiraloのWebサイトやアプリのインターフェースは非常に洗練されており、残データ量や有効期限の確認、追加チャージも簡単に行えるため、初心者にも安心しておすすめできます。

通信品質の面でも、Airaloはインドネシア現地の大手キャリア回線を利用するため安定しています。執筆時点ではインドネシアではTelkomselまたは3 (Tri)の4Gネットワークに接続されるケースが報告されており、主要都市や観光地で電波が圏外になる心配はほとんどありません。私自身が確認した現地での速度テストでも、電波は良好で、ダウンロード速度も場所による多少のばらつきはあるもののSNS閲覧や動画再生に十分な水準でした。バリ島においても終日通信が途切れることなく快適に利用でき、いわゆる「パケ詰まり」や電波ロスも経験しなかったとのことです。総じてAiraloは安定した接続と使い勝手の良さで高評価を得ており、「迷ったらAiralo」と言われるほど旅行者の定番eSIMサービスとなっています。

Airaloのクーポンコード情報と適用方法

Airaloをよりお得に利用するために、クーポンコード(プロモーションコード)を活用しましょう。Airalo公式や提携サイトでは期間限定キャンペーンや紹介コードが配布されており、適用することでプラン料金が割引になります。初めてAiraloを利用する方向けに3ドル分の割引が受けられる紹介コードはこちらです。

Image:Airalo

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初回登録時に紹介コードを入力することで割引を受けることが可能です。なお、クーポンは有効期限や適用条件(新規ユーザー限定か既存ユーザーも利用可か、利用回数制限など)が定められているため、利用前に最新のキャンペーン情報を確認してください。うまくクーポンを活用して、AiraloのeSIMを通常よりお得にゲットしましょう。

バリ島でのeSIM利用者の口コミ・評判【通信速度・安定性】

実際にインドネシア・バリ島でeSIMを使った旅行者の声や評価も気になるところです。結論から言えば、概ね高評価で「快適に使えた」との口コミが多いようです。例えば、ある20代男性の口コミでは「旅行中に動画視聴やビデオ通話を多用したが、通信速度が速くストレスを感じることはなかった」と評価されています。また20代女性の口コミでは「バリ島旅行で利用。設定が簡単で、日本で事前にインストールしておけば現地ではデータローミングをオンにするだけで使えた。

特にバリ島での通信安定性については、多くのレビューで「常に電波を掴んでおり圏外になることが一度もなかった」と報告されています。前述の通りAiraloの場合、バリ島では3 (Tri)というキャリアの4G回線に繋がりましたが、速度・安定性ともに利用した際と遜色なく、終始快適にデータ通信できたとのことです。。こうした口コミからも、バリ島旅行におけるeSIM利用の信頼性は高いと言えます。もちろん通信速度は場所や時間帯によって変動しますが、主要観光エリアで日常的なインターネット利用には十分なパフォーマンスが得られるでしょう。

現地でのSIMカード/eSIM購入方法(空港・市内)

「日本で事前にeSIMを準備し忘れた」「現地のSIMカードも検討したい」という場合でも心配ありません。インドネシアでは空港や街中で現地通信会社のプリペイドSIMカードやeSIMを購入することが可能です。

  • 空港で購入する方法
  • 市内の正規ショップやコンビニで購入する方法
  • 現地SIMの料金例

空港で購入する方法

Airaloとは関係ありませんが、インドネシア到着直後にすぐネットを使いたい場合、空港でのSIM購入をすることもできます。バリ島のデンパサール国際空港(ングラ・ライ国際空港)では、入国審査を出たエリアにTelkomselやXLアクシアタSmartfrenといった主要プロバイダのブースが並んでおり、到着後すぐに購入手続きができます。

スタッフに旅程(日数)や希望データ量を伝えれば、おすすめの観光客向けプリペイドプランを案内してくれるでしょう。空港での購入は手軽ですが、街中の正規販売店に比べるとやや割高な料金設定になる傾向があります。例えば、空港では100,000ルピア(約900円)程度のプランが150,000ルピア(約1,350円)で販売されているケースが散見されています。深夜・早朝はカウンターが閉まっている場合もありますので、深夜便で到着する際は注意が必要です。

市内の正規ショップやコンビニで購入する方法

街中に数多くある通信会社の正規ショップ(GraPARIなどのサービスカウンター)を利用することも出来るでしょう。バリ島ならクタやスミニャック、ウブドなど観光客の集まるエリアにTelkomselやXL、Indosat Ooredoo(IM3)、Smartfrenといった各社の直営店・取扱店があります。正規店では空港よりもプランの選択肢が多く、スタッフが設定を手伝ってくれるなどサポートも充実しています。料金も公式標準価格で購入できるため、空港より割安になることがほとんどです。また、近年はコンビニ(IndomaretやAlfamart)や街の携帯ショップでも旅行者向けプリペイドSIMを扱っています。こうした店舗では人気キャリアのSIMカードがお菓子や日用品と一緒に手軽に購入でき、空港より安い価格設定になっている場合が多いです。

購入時にはパスポートの提示と簡単な登録作業が必要ですが、旅行者の短期滞在(90日未満)であれば端末のIMEI登録などは不要で、その場で開通できる場合がほとんどです。もちろんスマートフォンはSIMフリー(またはロック解除済み)である必要があります。

現地SIMの料金例

インドネシアのプリペイドSIMは非常に割安で大容量なのが魅力です。例えば最大手Telkomselが提供するTourist SIM(ツーリストSIM)では、データ通信25GB+通話25分というプランが150,000ルピア(約1,000~1,200円)で販売されています。同様のプランを空港のTelkomselブースで購入すると約1500円程度になるとの情報もありますが、それでも日本でレンタルWi-Fiを借りるより安上がりでしょう。その他XLアクシアタやIndosat(IM3)も30日有効で数十GB使えるSIMカードを数百円~数千円程度で提供しており、長期滞在や大容量データが必要な方には現地SIMカードのコストパフォーマンスは非常に高いです。

Airaloのプランを確認してみましょう。

Image:Airalo
データ通信量期間価格
1 GB7日 US$5.5
2 GB15日 US$8.0
3 GB30日 US$11.0
5 GB30日 US$16.5
10 GB30日 US$24.75
20 GB30日 US$40.0
Airaloインドネシアのプランの場合

電話番号付きeSIMはインドネシアで使える?

結論から言えば、「電話番号付き」のeSIMを入手することも可能ですが基本は現地キャリアの提供するサービスを利用する形になります。 AiraloやHolaflyといったグローバルeSIMサービスが提供するプランはデータ通信専用であり、日本の携帯番号のように現地で音声通話やSMS受信に使える電話番号は割り当てられません。これは海外旅行用のプリペイドeSIM全般に言えることで、LINEやWhatsAppなどデータ通信を利用した通話・メッセージアプリが使えれば問題ないというケースでは特に支障はないでしょう。

しかし、旅行中に現地の飲食店やホテルに電話連絡したい場合や、インドネシア国内向けのSMS認証(例:バイクタクシーアプリ「Gojek」の登録など)を受け取りたい場合には、ローカルの電話番号があった方が便利です。その際はインドネシアの通信キャリアが提供するプリペイドeSIMまたはSIMカードを利用することで電話番号を入手できます。例えば最大手Telkomselでは外国人旅行者向けにTourist eSIM(プリペイドeSIM)を提供しており、データ通信と一定の通話がセットになったパッケージプランを物理SIMなしで利用できます。購入は空港のTelkomselカウンターや市内のGraPARI(グラパリ:直営店)でパスポートを提示して行います。TelkomselのTourist eSIMも前述のTourist SIMカード同様に、約1500円程度で数十GBのデータと通話がセットになったプランが入手可能です。通話付きのプリペイドeSIMはTelkomsel以外にも、XLやIndosatでも提供が開始されているとの情報があります(GraPARIや各キャリアショップにて要確認)。

なお、日本の電話番号でSMSを受け取りたい場合は、eSIMとは別に日本で使っているSIMカード(もしくはeSIM)をデュアルSIM対応のスマホに挿入・設定してローミング受信する方法もあります。たとえばメイン回線(日本のキャリア)を通話とSMS受信用に待機させ、データ通信は現地用eSIMを使う設定にすれば、日本の番号宛SMSも受信しつつ格安の現地データ通信を利用できます。旅行中に銀行やクレジットカードのSMS認証を受け取る可能性がある場合は、このようにデュアルSIMの併用も検討するといいでしょう。

  • 安定性・安全性で選ぶインドネシア旅行向けeSIMのおすすめ
  • まとめ:自分に合った方法で快適なネット環境を

安定性・安全性で選ぶインドネシア旅行向けeSIMのおすすめ

インドネシア(バリ島)旅行で安定・安全に使えるおすすめのeSIMサービスをまとめます。

まず筆頭に挙がるのは Airalo です。Airaloは実績豊富でアプリの使い勝手も良く、現地大手キャリア回線を利用するためバリ島を含む主要エリアで通信品質が安定しています。実際の現地テストでも遅延が少なくスピードも十分で、「繋がらなくて困った」という声はほとんど聞かれません。料金も極端に高いわけではなく、必要なデータ量に応じたプランを柔軟に選べます。何より世界中で利用されているサービスで信頼性が高く、サポートもしっかりしている点で安全に利用できるでしょう。クレジットカード決済にも対応し、日本語での案内も整っているため安心感があります。初回割引クーポンなどを使えばさらにお得に始められるのも嬉しいポイントです。

一方、「とにかくデータ容量を気にせず使いたい」「動画視聴やオンライン会議で大容量が必要」という方にはHolaflyの無制限プランも魅力的です。7日間や15日間など期間内データ使い放題で定額というプランは、通信量を気にせず使える安心感があります。Holaflyはインドネシアの主要ネットワークに対応しており、安定性も確保されています。ただし料金は他の定量プランに比べ割高なので、予算と相談して選びましょう。

また、技術に詳しい方や長期滞在者であれば現地キャリアのプリペイドSIM/eSIMを検討する価値があります。特にTelkomselはインドネシア随一のカバレッジと信頼性を誇り、離島を含む広範囲で繋がりやすいです。TelkomselのTourist SIM/eSIMなら現地番号も取得でき、ローカル通話が必要な場合にも便利です。何よりデータ単価が安く大容量なので、速度制限の心配なく使える安心感があります。ただし購入や開通の手続きに時間がかかる点や、スタッフと英語もしくはインドネシア語でやり取りする必要がある点には注意が必要です。

最後に、渡航前にお使いのスマホがeSIM対応機種か確認し、事前にeSIMプロファイルをインストールしておくと現地で焦らずに済みます。到着後は機内モードのON/OFFやデータローミングの設定を確認し、通信を開始してください。万一接続がうまくいかない場合も、焦らず再起動や機内モード切替を試せば大抵は解決します
。大手サービスを利用すればサポート窓口も用意されていますので、トラブル時も安心です。適切なeSIMを活用し、インドネシア旅行中も安定・安全なインターネット環境を手に入れましょう。

まとめ:自分に合った方法で快適なネット環境

インドネシア(バリ島)でのeSIM利用について、サービス選びから現地での購入方法まで詳しく解説しました。短期旅行で手軽さを求めるなら事前にAiraloなど信頼できるeSIMを用意し、到着後すぐに快適な通信を始めるのがおすすめです。大容量データや通話ニーズがある場合は、現地キャリアのSIMカード(またはeSIM)を活用することで高品質なネット接続とローカル通話を両立できます。いずれにせよ、安定したネット環境があれば旅先でも地図や情報検索、SNS共有を存分に楽しめ、トラブル時にも安心です。ぜひ本記事を参考に、自分のスタイルに合った方法でインドネシア旅行中の通信手段を確保してください。快適なネット環境とともに、充実したバリ島の旅をお楽しみください!

ゆーたろ
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ANAマイルやマリオットのポイントを使って”ちょっと贅沢だけどお得な旅”を楽しむのが大好きです!

特典航空券で行く海外旅行など、実際の体験談やおすすめプランを紹介しています!ポイントの貯め方やお得情報も分かりやすくまとめているので、ぜひ次の旅行のヒントにしてくださいね!

旅行好きなら見逃せないマリオットボンヴォイとヒルトンの提携クレジットカード。どちらも持つだけでホテルの上級会員資格が得られ、宿泊がより快適になりますが、その内容には大きな違いがあります。

本記事では「マリオット vs ヒルトン」カードの特典の違いを整理し、2枚持ちのメリット・デメリット、さらにステータスマッチやホテル宿泊数(修行)の難易度まで徹底解説します。すでにマリオット系カードをお持ちでヒルトン系カードを検討中の旅行好きの方々に向けて、どちらのカードが自分に合うか判断しやすいようにまとめました!

マリオットとヒルトンのクレジットカードの違いを徹底比較

まずはマリオットボンヴォイ・アメックス(Marriottカード)とヒルトン・オナーズ・アメックス(Hiltonカード)の基本スペックと特典の違いを見てみましょう!それぞれ一般カード(年会費低い方)とプレミアムカード(年会費高い上位カード)の2種類があり、年会費や付帯特典、ポイント還元率に違いがあります。以下、主要な違いを項目ごとに比較します。

  • 年会費・基本特典の比較
  • 付帯ステータス(ゴールド)の格とサービスの違い
  • ポイントプログラムと無料宿泊特典の違い

年会費・基本特典の比較

  • ヒルトン一般カード:16,500円
  • ヒルトン・プレミアム:66,000円
  • マリオット一般カード:23,100円
  • マリオット・プレミアム:49,500円

まず一般カードでも上位カードにおいてもコスト面で差があります。高い年会費に見合うだけの特典が用意されているかが重要ですが、ヒルトン一般カードは年1.65万円でゴールド会員資格が付くため非常にコスパが良く、一方マリオット一般カードは2.31万円でシルバー資格のみ(ゴールドになるには年間100万円利用が必要)と見劣りします。上位カード同士では年会費に約1.65万円の差がありますが、その分ヒルトン・プレミアムは継続時に無条件で無料宿泊券(週末1泊)がもらえるなど特典が手厚く、マリオット・プレミアムは継続特典の無料宿泊券が年150万円利用時に1泊付与と条件付きです。 基本特典として、どのカードも持つだけでホテルの上級会員資格(後述)が付与されます。また共通で国内主要空港ラウンジが無料利用可能といった旅行サポートも付帯します。さらに両カードともアメックスのトラベルサービス(旅行保険や手荷物宅配など)も充実しています。ただし家族カードに関して主要特典(上級会員資格や無料宿泊)は本会員のみで、家族カード会員は対象外なので注意が必要です。

付帯ステータス(ゴールド)の格とサービスの違い

カード最大の魅力は「持つだけでホテルのゴールド会員資格が手に入る」ことですが 、同じ「ゴールド」でもヒルトンとマリオットでは格(待遇)が異なります。

ヒルトン・オナーズでは会員ランクがメンバー → シルバー → ゴールド → ダイヤモンドの4段階で、ゴールドは実質的に上から2番目の高ステータスです。一方のマリオットボンヴォイでは会員 → シルバー → ゴールド → プラチナ → チタン → アンバサダーの6段階(※会員含む)で、ゴールドは中間ランクに過ぎません。

この“格”の違いは待遇の差に表れており、ヒルトンのゴールドは無料朝食や客室アップグレードなどVIP待遇が充実していますが、マリオットのゴールドは朝食もラウンジアクセスも付かず、特典はレイトチェックアウト(14時)や空室状況によるワンランク客室アップグレード程度です。

つまり「ゴールド会員」の価値はヒルトンの方が実質的に上で、ヒルトンカードは年会費が安い一般カードでも朝食無料まで付く格上の待遇を得られる点が魅力です。

さらに上位カードの特典比較では、ヒルトン・プレミアムは年間200万円利用で最上位のダイヤモンド会員資格まで取得可能なのが大きな特徴です。ダイヤモンドになればエグゼクティブラウンジの利用やスイートへのアップグレード(空室時)など最高クラスの待遇を受けられます。

対するマリオット・プレミアムは年間400万円利用でようやくプラチナエリート(上から3番目)になれる設定で、ハードルの高さが伺えます。もっともマリオット・プレミアムには毎年15泊分の宿泊実績プレゼントがあり、プラチナ達成に必要な50泊への大きなアドバンテージになります(※一般カードは5泊分)。

ヒルトンカードには宿泊実績付与はありませんが、ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)会員費無料特典が付帯し、日本国内ヒルトン系列ホテルの宿泊25%割引・レストラン20%割引といった優待が受けられます。

総じて、ステータス特典はヒルトン優位、上位資格への到達容易さもヒルトン有利ですが、マリオットは宿泊実績15泊分付与でステータス修行を下支えするなど異なる強みがあります。

ポイントプログラムと無料宿泊特典の違い

両カードともホテルグループ独自のポイントが貯まり、無料宿泊やマイル交換に使えます。ポイント還元率は日常利用ではマリオット・プレミアムで100円=3ポイント(3%相当)、ヒルトン・プレミアムも同じ3%です。一般カードでは両者とも100円=2ポイントですが、ホテル利用時はマリオットの方が高還元で、マリオット一般カードで100円=4pt、ヒルトン一般カードは100円=3ptとなっています。

有効期限はヒルトンポイント15ヶ月、マリオットポイント24ヶ月(いずれも期間内に利用や追加獲得があれば延長)とマリオット側が長めです。 ポイントの価値や使い道にも違いがあります。マリオットポイントは航空マイルへの交換レートが良く、40以上の提携航空会社マイルに高レートで移行可能です(例:60,000ポイント→25,000マイルに交換=1.25%相当の高還元)。一方ヒルトンポイントはマイル交換レートが低く、ANA/JALマイルの場合100円利用あたり0.2~0.3マイル程度に留まります。

その代わりホテル無料宿泊に使う際の柔軟性は互角で、どちらも貯めたポイントをグループホテル宿泊に充当可能です。ただ、無料宿泊特典(宿泊券)の条件と使い勝手は異なります。ヒルトン・プレミアムカードは毎年無条件で週末無料宿泊券1枚がもらえ、年間300万円利用でさらに+1枚(合計2泊分)追加取得できます。ヒルトン一般カードも年150万円利用+カード継続で週末無料宿泊券1枚を獲得可能です(※ヒルトンの無料宿泊券は利用可能日が金・土・日曜限定なので注意)。

一方マリオットカードの無料宿泊券は平日含め好きな日に利用可能で汎用性が高いですが、取得にはどちらも年間150万円以上の利用が条件となっています。上位のマリオット・プレミアムは1泊最大50,000ポイント相当のホテルまで無料宿泊可能(差額ポイントを最大15,000Pt追加で上位カテゴリー宿泊も可)で、一般カードは35,000ポイントまで(15,000Pt追加で最大50,000Ptまで拡張可)となります。

このようにヒルトンは条件達成で確実に週末無料宿泊が得られ、マリオットは利用日の自由度が高い無料宿泊特典が魅力です。 なおカード継続特典の有無にも差があり、ヒルトン・プレミアム以外は継続時に自動付与の宿泊券がなく、前述のように利用額条件付きです。

またヒルトン一般カードは年会費1.65万円で朝食まで付くゴールド資格が手に入る分、マリオット一般カードより特典価値が高い反面、マリオット・プレミアムはポイント高還元や宿泊実績15泊付与など長期的にステータスを伸ばす仕組みがある点で差別化されています。それぞれポイントの貯めやすさ・使いやすさと無料宿泊の条件を理解して、自分の旅行スタイルに合った方を選ぶと良いでしょう。

※以下、マリオットカードは主に「マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアム」、ヒルトンカードは「ヒルトン・オナーズ・アメックス(一般カード)」を想定して解説します。(すでにマリオットカードをお持ちの読者向けに、年会費など近い組み合わせとしてマリオット・プレミアム+ヒルトン一般の2枚持ちを念頭にしています。)

マリオット・ヒルトン2枚持ちのメリット・デメリット

「それぞれ魅力は分かったけど、いっそ両方持つとどうなる?」と悩む方もいるでしょう。マリオットとヒルトンのカード2枚持ちには、旅好きにとって嬉しい相乗効果がある一方、コスト面など注意点もあります。ここでは2枚持ちするメリットとデメリットを整理し、どんな人に向いているかを考えてみます。

  • 2枚持ちのメリット:特典を最大限活用
  • 2枚持ちのデメリット:年会費負担と特典活用の難しさ
  • 2枚持ちがおすすめな人・おすすめできない人

2枚持ちのメリット:特典を最大限活用

マリオットとヒルトン両カードを持つ最大のメリットは、それぞれの弱点を補完し合えることです。

  • ホテル選択肢が世界中で拡大する。2つのカードの上級会員資格(マリオットGold+ヒルトンGold/Diamond)を持てば、世界中ほぼどこに行ってもいずれかのチェーンでVIP待遇を受けられるようになります。旅行先に応じて好きなホテルブランドを選べる柔軟性は大きな利点です。
  • 特典の相乗効果でお得度アップ。例えば、マリオットカードで貯めたポイントをマイルに交換して航空券をお得にしつつ、滞在先ではヒルトンGold特典の朝食無料やアップグレードを活用するといった具合に、それぞれの強みを同時に享受できます。マリオットカードはマイル還元率が高く貯めたポイントの汎用性が高いため「メインカードとしてマイルを貯めつつ、ホテル宿泊はヒルトンで割安にVIP待遇」という使い分けも可能です。
  • 無料宿泊特典が毎年複数もらえる可能性。2枚持ちすれば条件達成時にマリオットとヒルトン両方から無料宿泊券を獲得できます。年1回ずつ計2泊分の無料宿泊が手に入れば、高級ホテルに無料で泊まる贅沢も夢ではありません。特にヒルトン・プレミアムカードまで持てば年2泊の無料券も狙え、マリオットと合わせて最大年3泊分の無料ステイという活用も可能です。

このように2枚持ちすることで各カードのメリットをフル活用でき、旅の幅が広がるのは大きな魅力です。実際、「ホテル好きならどっちもおすすめできる」と両持ちを推奨する声もあり、上手に使えば年会費以上の価値を引き出すことも十分可能です。

2枚持ちのデメリット:年会費負担と特典活用の難しさ

一方で2枚持ちには注意すべきデメリットもあります。

  • 年会費コストが倍増する現実。当然ながらカードを2枚保有すると年会費も2枚分かかり、例えばマリオット(プレミアム49,500円)+ヒルトン(一般16,500円)なら計66,000円もの出費になります。これは年会費だけで6万円超と決して安くなく、旅行予算を圧迫しかねません。ヒルトンを上位カードにすれば合計11万円超にもなり、相当の出費です。「無料宿泊やサービスで元を取れる」とはいえ、まず先にこの額が出ていくのは心理的負担でしょう。
  • 特典が重複・未消化になる可能性。2枚持てばそれだけ特典も増えますが、実際に自分が使える回数には限りがあります。例えば両カードで無料宿泊券を得ても、仕事や家庭の都合で有効期限内に使い切れなければ無駄になります。また、ヒルトンとマリオットで似たような都市に高級ホテルがある場合、片方の無料宿泊ばかり使ってもう一方は放置…というケースもありえます。「特典が被る」ことで逆に持て余すリスクもあるわけです。自分の旅行頻度で両方の特典をしっかり活用できるか見極めが必要です。
  • ステータス維持や条件達成が大変になる。例えば無料宿泊券取得のために年150万円×2枚=合計300万円のカード利用が必要となれば、ハードルは上がります。無理に決済を集中させようとして生活スタイルが窮屈になっては本末転倒です。またヒルトン・ダイヤモンドやマリオット・プラチナを両方狙うとなると、クレカ利用や宿泊「修行」に相当の労力がかかります。2つのプログラムを並行して追う大変さもデメリットと言えるでしょう。

以上のように、2枚持ちは贅沢な反面コストと手間も倍になる側面があります。「年会費負け」しないよう、自分が年間どの程度ホテルに泊まるか、特典消化できるかをシビアに考える必要があります。

2枚持ちがおすすめな人・おすすめできない人

最後に、どんな人なら2枚持ちする価値があるか整理します。

2枚持ちをおすすめできるのは: 「ヘビーなホテルステイ派」です。

年間を通じて両グループのホテルにバランスよく宿泊する機会が多く、無料宿泊券も確実に使い切れる旅行頻度の高い方なら、2枚の年会費を払っても十分元が取れます。 実質負担なしで両方のステータスを得られると考えればロマンがありますし、旅の選択肢が広がる喜びは計り知れません。また「ホテル上級会員として最高の待遇を追求したい」人も2枚持ち向きです。例えばマリオットのプラチナ以上とヒルトンのダイヤモンドを両方目指せば、もはや行く先々でスイートアップグレードやラウンジアクセスが当たり前の世界が待っています。 2枚持ちを控えた方がいいのは: 「ライトな旅行派」でしょう。年に数回程度の旅行では、正直片方のカード特典すら持て余す可能性があります。

また「どちらか一方のホテルチェーンしか使わない」という明確な好みがある場合も、無理に両方持つメリットは薄いです。たとえば「自分はヒルトン派でマリオットはほとんど泊まらない」のなら、マリオットカードの年会費分が無駄になりかねません。そうした方は本当に好きなチェーンのカード1枚に絞り、深く使い倒す方が賢明です。 要するに、2枚持ちが向いているのは“欲張り”なくらい旅とホテルを楽しみたい人です。逆に利用頻度が見合わない人にとっては宝の持ち腐れとなるので、自身のライフスタイルに照らして判断しましょう。

ホテル数・ステータス修行・ステータスマッチの違い

最後に、マリオットとヒルトンのホテルグループ規模の違いや、上級会員資格(ステータス)を獲得・維持する難易度、さらにステータスマッチ制度について解説します。カード特典だけでなく、両社のプログラム全体を比較することで、より自分に合った戦略が見えてくるはずです。

  • ホテルグループ規模とブランド展開の比較
  • 上級会員ステータスの修行難易度を比較
  • ステータスマッチでステータスを相互に活用
  • まとめ:自分に合ったカード選びのポイント

ホテルグループ規模とブランド展開の比較

まずホテルグループの規模(参加ホテル数)を見てみましょう。

マリオット・インターナショナルは世界最大級のホテルチェーンであり、2024年1月時点で世界約8,700軒のホテルを擁します。対するヒルトンは世界第2位で、2023年末時点で約7,530軒とマリオットに次ぐ規模です。

絶対数ではマリオットが勝りますが、主要都市に限れば両者に大差はなく、特にアメリカ国内のホテル数はわずか数%の差しかありません。むしろ特徴的なのはブランド数と高級ホテル展開で、マリオットは30を超えるブランドを擁しリッツ・カールトンやセントレジスなど超高級から、中価格帯、長期滞在型まで多彩なラインナップがあります。ヒルトンも18前後のブランドがあり、高級路線ではコンラッドやウォルドーフ=アストリアなどがありますが、マリオットほど種類は多くありません。「ホテルの格」という点ではマリオットグループの方がラグジュアリーブランドの数・種類で勝ると言われます。

日本国内の展開数もマリオット系が多く、主要都市からリゾート地まで約60軒以上(提携含む)を展開しています。ヒルトン系は国内約20軒弱で、東京や大阪、沖縄など限られたエリアが中心です。地方都市や新規開業ではマリオット系列(フェアフィールドやプリンスホテル提携など)の進出が目立ち、カバー範囲の広さで優位です。

反面、ヒルトンは都市部やリゾートに厳選展開している印象で、例えば東京近辺であればヒルトン東京やコンラッド東京など選択肢があります。要約すると、「行き先によってはマリオットの方がホテルを見つけやすい」が、「主要な出張先・旅行先ならヒルトンも十分網羅している」という状況です。どちらも世界規模では巨大チェーンですので、自分の行動範囲に適したホテルがあるかどうかを基準に選ぶとよいでしょう。

上級会員ステータスの修行難易度を比較

次に両社のロイヤリティプログラムにおける上級会員資格の取得難易度を比較します。俗に「ステータス修行」と呼ばれるものですが、クレジットカード特典抜きで通常条件を満たそうとすると、そのハードさに違いが出てきます。

ヒルトン・オナーズの上級会員条件は以下の通りです(2023~2024年基準)

  • ヒルトン・ゴールド:年間20滞在 or 40泊(または75,000ベースポイント)
  • ヒルトン・ダイヤモンド:年間30滞在 or 60泊(または120,000ベースポイント)

マリオットボンヴォイの上級会員条件

  • マリオット・ゴールドエリート:年間25泊
  • マリオット・プラチナエリート:年間50泊(チタン75泊、アンバサダー100泊+要追加支出条件)

このように見ると、ゴールド相当へのハードルはヒルトンがやや低め、プラチナ/ダイヤモンド級では必要泊数はほぼ同程度です。ただヒルトンには「30滞在」という区切りもあるため、短期宿泊を細かく積むことで達成しやすい面もあります(マリオットは滞在数ではなく泊数のみカウント)。また近年の傾向として、ヒルトンは上級会員獲得プロモーションを頻繁に展開しており、コロナ禍には宿泊実績の二重カウント(ダブルカウント)など緩和措置もありました。

一方マリオットは条件緩和は限定的で、上級会員維持には正攻法で泊数を積む必要があります。 しかしここでクレジットカード特典を思い出してください。ヒルトンもマリオットもカードを持てば無条件でゴールド相当資格が得られるため、通常は何十泊もしないと届かないステータスを一気にショートカットできます。

特にヒルトン一般カード(年会費1.65万円)でいきなりゴールドになれるのは破格で、本来40泊必要な待遇を即享受できる計算です。マリオット・プレミアムカードでも同様に即ゴールド(25泊分)を取得可能で、こちらも大幅な近道と言えます。さらに前述のようにヒルトン・プレミアムカードでは年200万円決済で60泊相当のダイヤモンド資格が得られるため、「お金を使って時短で最上級会員になる」ことも可能です。

一方マリオットで同様にカード経由でプラチナになるには年400万円決済が条件とハードルは高めですが、カード付帯の年間15泊実績+宿泊でプラチナ達成を狙うのが現実的でしょう。 以上を踏まえると、ステータス修行のしやすさは一般論ではヒルトン優位です。実際、「ヒルトンは上級会員になりやすい」という声は多く、クレカ活用やプロモーションで効率的に最上位まで到達可能です。

一方マリオットは会員ランクが細かく段階的に上がる分、真の厚遇が受けられるプラチナ以上へのハードルが相対的に高いと言えます。ただ、その分プラチナ以上になれば(特にチタンやアンバサダー)、豊富なホテルネットワークで極上の待遇を受けられるメリットがあります。「多少の修行を厭わず最高ステータスを狙うか、カードで手軽に良待遇を得るか」、自分のこだわりに応じて判断すると良いでしょう。

ステータスマッチでステータスを相互に活用

最後にステータスマッチについて触れておきます。これは他社の上級会員資格を持っていると、一定条件下でもう一方のプログラムのステータスを取得できる制度です。例えば現在マリオットの上級会員なら、ヒルトンのステータスマッチプログラムに申請してヒルトンのステータスを得ることが可能です。

ヒルトンは公式にステータスマッチを常時受け付けており、マリオットやIHGなど主要チェーンのステータス保持者を対象にしています。申し込むとまず90日間のヒルトンゴールド(場合によってはダイヤモンド)が与えられ、その間に所定の宿泊数をこなせばステータスを本会員として延長できます。具体的には90日以内に7泊でゴールド維持、14~18泊でダイヤモンド昇格といった条件が提示され、クリアすると最長約2年間(翌々年3月末まで)そのステータスが有効になります。つまり、マリオットである程度ステータスを持っていれば、比較的少ない宿泊数でヒルトンの上級会員にもなれるわけです。

逆にヒルトンのステータスを持ってマリオットに…というケースですが、マリオットは公式なステータスマッチ制度はありません。ただし期間限定のチャレンジ企画や、個別に問い合わせることで「プラチナチャレンジ」(一定期間内に規定宿泊でプラチナ付与)を案内される場合があります。また、マリオットはユナイテッド航空との提携によるステータスマッチ(ユナイテッド上級会員にマリオットゴールド付与)など間接的なルートも存在します。この点、ヒルトンの方が公式にオープンで参加しやすいと言えるでしょう。 ステータスマッチを活用すれば、カード1枚で片方のステータスを取った後、もう片方も少ない宿泊で入手するという方法も取れます。

例えば「マリオットカードでまずゴールド取得→ヒルトンにステータスマッチ申請→90日でヒルトン9泊してダイヤモンド達成」といった具合です。 実際、上級会員をフル活用したい人はこのように両チェーンのステータスを渡り歩くことも多いです。ヒルトンは過去に何度もステータスマッチ施策を行っており、比較的寛容なので、マリオットユーザーがヒルトンに浮気!?するハードルは低めです。

注意点として、ステータスマッチは通常一生に一度きり(ヒルトンは原則一度まで)だったり、公式サイト経由の有償宿泊でないとカウントされないなど条件があります。あくまで一時的な近道と考え、長期的にはやはりカード特典や自身の宿泊でコツコツ実績を積むのが王道です。ただ、「まずはお試しで他チェーンの上級待遇を体験してみたい」という場合には、ステータスマッチは非常に有効な手段となります。

まとめ:自分に合ったカード選びのポイント

マリオットボンヴォイとヒルトン、それぞれのクレジットカードの特徴を比較してきました。最後に簡単にまとめると

  • 特典と待遇の違い:ヒルトンカードは低年会費でも朝食無料付きゴールドが手に入り即戦力になる。マリオットカードは高還元ポイントや多数のホテル網でじっくり恩恵を受けられる。
  • 2枚持ちの判断:両方の美味しいとこ取りができる反面、コストも手間も倍増。頻繁に旅行し両チェーンを使い倒せる人向きで、ライトユーザーはどちらか一方に絞る方が無難。
  • ステータス獲得戦略:ヒルトンはカード+少ない宿泊でトップステータスも狙いやすい。マリオットはカード実績15泊分を活かしてプラチナを目指すのが現実的。ステータスマッチもうまく使えば両方のいいとこ取りも可能。

どちらのカードもホテルライフを格上げしてくれる優秀なカードであり、甲乙というより自分の旅のスタイルに合うかで選ぶのが大事です。「普段からヒルトン派で朝食サービス重視」という人はヒルトンカード、「高級ホテル巡りやマイル活用が好き」ならマリオットカードが向いているでしょう。迷った場合は、本記事を参考にぜひ自分にフィットする一枚(あるいは二枚)を選んでみてください。上手に活用して、世界中のホテルでワンランク上の快適な旅を楽しみましょう!以上、マリオットボンヴォイとヒルトンのカード比較検討記事でした。あなたのカード選びの参考になれば幸いです。

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ゆーたろ
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ANAマイルやマリオットのポイントを使って”ちょっと贅沢だけどお得な旅”を楽しむのが大好きです!

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モルディブのマリオット系列リゾート一覧

現在(2025年)、モルディブでポイント宿泊できるマリオット系列リゾートは合計9ヶ所あります。以下の表に各ホテルのブランド名・所在地(環礁名)、1泊あたり必要ポイント数(概算、オフシーズン/ハイシーズン)とアクセス方法・所要時間・送迎料金の目安をまとめました。

ホテル名 (ブランド)ロケーション(環礁/島名)必要ポイント*
(オフシーズン)
必要ポイント*
(ハイシーズン)
アクセス(時間/往復送迎費用)
シェラトン・モルディブ・フルムーン
(Sheraton)
北マーレ環礁(フルマーンフシ島)約46,000 pt約63,000 ptスピードボート約15分(約\$138/人)
ウェスティン・モルディブ・ミリアンドゥー
(Westin)
バア環礁(ミリアンドゥー島)約50,000 pt約57,000 pt水上飛行機約30分 または 国内線20分+ボート10分(※目安\$600前後)
ルメリディアン・モルディブ
(Le Méridien)
ラヴィヤニ環礁(ティラマアフシ島)約48,000 pt約53,000 pt水上飛行機約35分(\$420〜\$600)
シーサイド・フィノール
(Finolhu, Design Hotels)
バア環礁(カヌフシ島)約34,000 pt約100,000 pt水上飛行機約35分(約\$734/人)
Wモルディブ
(W Hotels)
北アリ環礁(フェスドゥ島)約94,000 pt約104,500 pt水上飛行機約25分(\$595/人)
※ボートの場合約1時間30分
JWマリオット・モルディブ・リゾート&スパ
(JW Marriott)
シャヴィヤニ環礁(ヴァガル島)約85,000 pt(推定)約120,000 pt水上飛行機約55分 または 国内線30分+ボート(※往復\$700前後)
ザ・リッツ・カールトン・モルディブ
(Ritz-Carlton)
北マーレ環礁(ファリ諸島)約70,000 pt約120,000 pt(※極端な繁忙期は17万ptまで上昇)スピードボート約45分(\$680/人)
セントレジス・モルディブ・ヴォンムリ
(St. Regis)
ダール環礁(ヴォンムリ島)約85,000 pt(推定)約120,000 pt水上飛行機約45分(往復\$800前後)
JWマリオット・モルディブ・カーフ アトール
(JW Marriott)
カーフ環礁(南マーレ・15分圏内)約70,000 pt約100,000 ptスピードボート約15分(※\$150〜\$200程度)

*ポイント必要数は動的レートのため変動します。上記は概算の目安(2024〜2025年の実績値)です。

上記のように、ポイント必要数はオフシーズン(雨季)とハイシーズン(乾季)で大きく異なります。例えばリッツ・カールトンはオフシーズンなら約70,000ポイントで泊まれるのに対し、年末年始など超ハイシーズンには17万ポイントに達する場合もあります。一方、雨季のフィノールなどは破格の34,000ポイントという日もあり(1泊$600相当)、5泊すれば5泊目無料の特典を活用して5連泊136,000ポイントといったお得な滞在も可能です。では、それぞれのリゾートの特徴やおすすめポイントを詳しく見ていきましょう。

各リゾートの特徴とおすすめポイント

シェラトン・モルディブ・フルムーンリゾート&スパ(Sheraton Maldives Full Moon)

Image: Mariott

所在地:北マーレ環礁・フルマーンフシ島(首都マレから近郊)

アクセス:マレ空港からスピードボートで約15分と抜群の近さ。送迎費用も一人往復$138と格安。ボート送迎は24時間対応のため、夜に到着しても移動可能です。

必要ポイントの目安:1泊あたり約46,000〜63,000ポイント(低〜高シーズン)。モルディブのマリオット系で最もポイント帯が低く、マリオットアメックス継続特典の50K無料宿泊券+少量のポイントでも宿泊可能圏内です。

リゾートの特徴:1995年開業(2018年大規模改装)と歴史あるリゾートで客室数176室と最大規模。水上ヴィラも備えますが、標準客室はビーチ沿いの「デラックスルーム」でポイント宿泊の場合まずはこちらにアサイン。その分ポイントが少なく済み、「マーレで前泊する代わりにここに泊まる」という利用者も多いです。ファミリー向け設備が充実しキッズクラブも完備。「モルディブのホテルの中でも家族連れに人気のリゾート」との評価もあるほど、子連れ旅行でも過ごしやすいカジュアルな雰囲気です。

おすすめポイント:アクセスの良さと送迎費用の安さが最大の強み。短期滞在や乗継ぎ前後の滞在にも最適です。また長期滞在特典として5泊目無料が使えるため、例えば63,000pt×4=252,000ポイントで5連泊することも可能。上級会員(プラチナ以上)であれば朝食無料や空室状況によるアップグレード恩恵も期待できます(※水上バンガローへのアップグレードは要交渉)。総じて「家族旅行や初モルディブ」におすすめのコスパリゾートです。

JWマリオット・モルディブ・カーフ・アトール・アイランド・リゾート(JW Marriott Maldives Kaafu Atoll Island Resort)

Image: Mariott

所在地:カーフ環礁(南マーレ環礁、マレ空港から約15分の島)

アクセス:マレ空港からスピードボートで15分程度。空港に非常に近く、乗継ぎ時間を気にせず到着日からリゾートに直行できます。送迎料金は一人$150前後と推定され、モルディブでは格安な部類です。

必要ポイントの目安:1泊あたり70,000ポイント〜(雨季)。2025年新規開業のため動的レートも流動的ですが、少なくとも2025年11月頃までは10万ポイント未満の日が多く、新リゾートとしては良心的です。オフ期には70kpt前後が多く、旧カテゴリー8相当より低い設定になっています。

リゾートの特徴:2025年1月オープンの最新ラグジュアリーリゾート。JWマリオットとしては世界で2番目のモルディブ進出であり、注目度大です。客室数は未公表ながら、おそらく約100室規模(全室プール付きヴィラ)と推測されます。立地は首都近郊ながら美しいラグーンが広がるエリアで、有名リゾート「タージエキゾティカ」と同じ広大なラグーンを共有する隣島にあたります。つまり景観の素晴らしさは折り紙付きで、さらにドロップオフ(サンゴ礁の崖)も近くシュノーケリング環境も良好と見込まれます。施設詳細はこれからですが、JWブランドらしく複数のレストランや充実したスパ・キッズクラブなどが整備され、高水準のサービスが期待できます。

おすすめポイント:アクセス重視で贅沢したい方に最適です。長時間の水上飛行機や国内線移動が不要なため、短期休暇でも気軽にパラダイスを満喫できます。特に小さな子連れ旅行やモルディブ慣れしていない方でも安心です。また、開業直後の今が狙い目。ポイント必要数が比較的低いうちに予約すれば、将来的な需要増でレートが上がる前の恩恵を受けられるでしょう。JWマリオットは会員特典で朝食無料やアップグレードも期待でき、全室プール付きの高級ヴィラということでハネムーナーや記念旅行のカップルにもピッタリです。一方でアクティビティ等の情報がまだ少ないため、滞在中はリゾート内の雰囲気をのんびり味わうスタイルになるかもしれません。「移動ストレスなく最新リゾートを体験したい」という方は要チェックのホテルです。

ザ・リッツ・カールトン・モルディブ・ファリアイランド(The Ritz-Carlton Maldives, Fari Islands)

Image: Mariott

所在地:北マーレ環礁・ファリ諸島(人工島開発された高級エリア)

アクセス:マレ空港からスピードボートで約45分(距離約50km)。送迎はホテル手配の豪華クルーザーで、一人往復$680と高額ですが、24時間いつでも移動できるメリットがあります。※希望すれば水上飛行機(所要約10分)も手配可能との情報も。

必要ポイントの目安:1泊あたり約70,000〜120,000ポイント(※繁忙期は最大170,000ptまで変動)。旧カテゴリ8に属し、ポイント宿泊の場合でも一泊あたり数千ドル相当のヴィラに滞在できる計算です。特に現金宿泊が高騰する年末年始はポイント利用価値が非常に高くなります。

リゾートの特徴:2021年6月開業、全100棟のヴィラはすべて150㎡以上&プライベートプール付きという贅沢仕様。24時間バトラーサービスも付ききめ細かいおもてなし。ファリ諸島はラグジュアリー複合リゾート開発地域で、隣接する「パティナ」「カペラ」と3つの高級リゾートが共同でファリ・マリーナ村を運営しています。島間はシャトルボートで行き来でき、マリーナにはブティックやレストラン、ビーチクラブなどがあり滞在者は自由に利用可能です。リッツ単体でも充実した設備で、海上に浮かぶスパ、ヨガやテニス、キッズクラブ「Ritz Kids」、各種マリンスポーツなどアクティビティ満載。ヴィラの内装は洗練されたミニマルデザインで、特に水上ヴィラは円形デッキが特徴的な近未来建築です。

おすすめポイント:「最高峰のラグジュアリー体験」をポイントで味わいたい方に最適です。リッツ・カールトンは本来プラチナ会員でも朝食無料などの特典対象外ブランドですが、そのサービス品質で世界的に定評があります。例えば基本の朝食すら“一人$50を超える価値”と感じさせるとの声もあるほどです(ただし費用もかかります…)。ポイント滞在でもホテルクレジットプランなどを活用し、飲食代に充当するのも良いでしょう。ファリ諸島の他リゾート巡りができるので飽きずに長期滞在できますし、逆に短期ステイでもマリーナで効率よく買い物や外食を楽しめます。巨大なキッズクラブや託児サービスもあり富裕層ファミリーにも理想的。一方で高額な送迎代がネックになるので、5泊以上してポイント価値を最大化するのがおすすめです。総合的に、ハネムーンなど特別な旅行を究極の形で過ごしたいカップルや、記念日旅行を豪華に演出したい家族にふさわしいリゾートです。

セントレジス・モルディブ・ヴォンムリリゾート(The St. Regis Maldives Vommuli Resort)

Image: Mariott

所在地:ダール環礁・ヴォンムリ島(手付かずの自然残る南部)

アクセス:マレ空港から水上飛行機で約45分(または国内線+ボート移動も選択可)。送迎費用は大人往復$800前後です。

必要ポイントの目安:1泊あたり約85,000〜120,000ポイント。こちらもカテゴリー8相当で、繁忙期の現金宿泊は1泊$3,000を超えることもありポイント利用価値は非常に高いです。実際、1ポイント=約3.8円相当の価値(ポイント宿泊還元率11.4%)との試算もあります。

リゾートの特徴:2016年開業、全77棟すべてのヴィラにプライベートプール付きの正真正銘ラグジュアリーリゾート。内装は洗練された高級感があり、随所にセントレジス伝統の優雅さを感じます。もちろんバトラーサービス付きできめ細やかな対応が魅力。ハウスリーフやドロップオフが近く、シュノーケリングでは色とりどりの魚たちに出会えると評判。巨大なロブスターを模した水上バー「Whale Bar」や海洋生物をテーマにした建築デザインも話題になりました。レストラン・バーは計6軒程度あり、特に中華レストランや高級和食なども揃えて長期滞在でも食が楽しめます。客層は欧米の富裕層やハネムーナーが中心で、島全体が静かでプライベート感に溢れています。

おすすめポイント:「一度は泊まりたい夢の島」として人気が高く、ポイントで贅沢するには最適の候補です。例えば5連泊なら実質4泊分のポイントで済み、$15,000相当の宿泊が48万ポイント程度で叶います。朝食はプラチナ会員特典で無料提供され(セントレジスブランドは朝食対象)、さらに夕方のシャンパン・サバ(St.Regis伝統の儀式)も体験できます。ハネムーン特典や長期滞在特典でスパクレジットが付くプランもあるので要チェックです。アップグレードは繁忙期だと難しいですが、空いていれば水上ヴィラや2ベッドルームへのアップグレードも稀に報告されています。基本的にカップルや新婚旅行向けのリゾートですが、2ベッドルーム以上のヴィラも多く大人数グループやファミリーにも対応可能です。託児サービスもありますので、小さな子供連れでも安心して究極のラグジュアリー滞在を楽しめます。

Wモルディブ(W Maldives)

Image: Mariott

所在地:北アリ環礁・フェスドゥ島(魚影の濃いエリア)

アクセス:マレ空港から水上飛行機で約25分(またはボートで1時間半)。送迎は専用ラウンジでの待ち時間もWらしい演出で楽しめ、料金は一人$595。

必要ポイントの目安:1泊あたり約94,000〜104,500ポイント。ポイント設定は高めですが、全室プール付き水上/ビーチヴィラということもあり需要旺盛です。現金では1泊10万円〜50万円程度と幅広く、ポイント価値は時期により異なります。

リゾートの特徴:2006年開業(随時改装済)、客室77棟の小規模アイランドリゾート。Wホテルらしいポップでスタイリッシュな内装が特徴で、若いカップルや女子旅にも人気です。ヴィラはビーチと水上があり、全室にプライベートプール付き。特に水上ヴィラ「オーバーウォーターオアシス」はカラフルなデザインと眺望で有名です。島を囲むハウスリーフは手付かずで、ダイビングやシュノーケリングを積極的に楽しみたい人に最適なリゾートと言われます。実際、シュノーケルでウミガメやリーフシャークに遭遇したとの口コミも多数。施設にはビーチクラブ風プール「WET」や24時間営業のフィットネス、夜には音楽の流れるバーなどがあり、退屈知らずの滞在ができます。スパ「AWAY Spa」も海上に浮かぶように設計され非日常感満点です。

おすすめポイント:アクティブに海を満喫したい旅行者に一押しです。特にダイビング好きにはマリオット系列で一番人気とも言われ、島内にPADIダイブセンターもあります。ポイント宿泊では基本ビーチヴィラになりますが、空き状況によっては水上ヴィラへのアップグレードがもらえた例もあります(プラチナ以上・オフシーズンなら期待大)。Wはプラチナ特典で朝食無料が提供され、内容も評判が良いです。またW独自のサービスとして、到着時から専用ラウンジで過ごせるため長い水上機待ち時間も快適にスタートできる利点があります。リゾートの雰囲気はカジュアルでスタッフもフレンドリーなため、一人旅でも居心地よく過ごせる数少ない高級リゾートでしょう。夜は星空の下で映画上映やパーティーイベントが行われることもあり、社交的な方にも◎。総じて若いカップルや友人同士、ダイビング目的の旅行者におすすめしたいリゾートです

ポイント滞在をお得にするコツ

5泊すると5泊目無料

マリオットボンヴォイのポイント宿泊は5連泊で1泊無料(必要ポイント数4泊分)になる特典があります。モルディブ旅行では往復のフライト時間も考えると最低4〜5泊はしたいところですので、この特典はぜひ活用しましょう。例えばフィノールなら5泊136,000pt(34k×4)で滞在でき、リッツ・カールトンでも通常60万ポイント近い5泊が実質68%のポイントで済む計算です。長く滞在するほど1泊あたりのポイント効率が上がるので、5泊以上の滞在がお得です。逆に短期2〜3泊だと高額な送迎代の割合が大きくなるため、ポイント節約の観点からも5泊程度がおすすめです。

無料宿泊特典やポイント+現金を組み合わせる

マリオットアメックス・プレミアムカード継続で毎年もらえる50,000ポイントの無料宿泊券や、年初のプロモーションで配布される40,000ポイント宿泊券などがあればぜひ活用しましょう。例えばルメリディアンの閑散期なら40k券+差額ポイントで6泊のうち1泊を賄えたケースもあります。また、上級会員向けのスイートナイトアワード(SNA)を利用して水上ヴィラへのアップグレードを狙う手も。特典が足りない場合はポイント購入キャンペーン(年数回、最大50%ボーナスなど)を利用するのも手段です。

プラチナエリート以上の特典を最大限利用

モルディブのリゾートは何かと追加費用がかかりますが、マリオットの上級会員なら朝食無料(リッツ・カールトンとデザインホテル除く)、ルームアップグレード、レイトチェックアウトなど恩恵が大きいです。特に朝食ビュッフェは1人$30〜$50することもあるので、無料朝食だけで1日数百ドル得する計算になります。マリオットアメックス・プレミアムをお持ちなら年間400万円決済でプラチナ資格も取得可能ですので、ポイント滞在前に狙ってみる価値があります。プラチナ以上ならウェルカムギフトとして滞在中に使えるホテルクレジットやポイントも貰えるため、バーでの一杯やアクティビティの足しにしましょう。

送迎プランやオールインクルーシブを検討

ポイント宿泊では基本的に朝食以外の食事や送迎費用は別料金ですが、ホテルによっては送迎+食事付きの有料プランも用意されています。例えばウェスティンではポイント予約後に有償で夕食付きにアレンジできるプランが案内されていますし、フィノールはポイント宿泊者でも追加料金でオールインクルーシブを付けられます。特に食事・飲み物代は島内で完結するモルディブでは無視できない出費なので、事前にプランを検討しましょう。小食でなければ結果的にプラン利用の方が安く済むことも多いです。また長期滞在特典としてスパ無料やサンセットクルーズサービスなどを行うホテルもあるので、予約前に公式サイトのオファー情報をチェックしてみてください。

マリオットアメックスでもっと海外旅行を楽しむ

マリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・カードを作ることで、マリオット系列のホテルでの宿泊がさらにお得になります!

カード利用でポイントがどんどん貯まり、貯めたポイントは宿泊費や特典に交換可能。さらに、プラチナエリート会員特典をゲットするチャンスも!客室アップグレードやレイトチェックアウトなど、宿泊時の特別な体験も楽しめます。

高級ホテルに泊まりながら、会員特典をフル活用したい方にぴったりのカードです。旅行やホテル宿泊をお得に、快適に楽しむために、今すぐ申し込みを検討してみましょう!

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